2020年9月3日発売の週刊ヤングジャンプ2020年40号で、『キングダム』652話が掲載されました。
キングダム652話は、増援として項翼と白麗の軍勢が出現し、蒙毅達はまさかの増援に唖然としており、千斗雲は非常に迷惑がっていたのです。
2人の目的は騰に討ち取られてしまった臨武君の仇討ちであり、彼らは一斉に矢を射って軍勢を次々と倒していきます。
千斗運は大急ぎで蒙武の首を取りに行くか、援軍を全滅させてから蒙武の首を取りに行くかで悩み始め、騰はこのままでは矢の雨を食らっている録鳴未軍が全滅すると呟いたのです。
果たして、戦況の行方はどうなるのでしょうか。
本記事では、キングダム652話『主からの言葉』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
<< 651話 | 一覧 | 653話 >> |
キングダム652話のあらすじネタバレ
増援として項翼と白麗が率いる総勢三万の軍勢が戦場に現れましたので、本陣でその光景を見ていた蒙毅達は絶望的な表情をしていました。
千斗雲も援軍が来た事に気づきましたが、何処のどいつだ邪魔しに来たのは、と不機嫌そうに言うと部下は、王都からの援軍だ、と言うので、いらない、とはっきり言い放ったのです。
満羽もそんな話を聞いておらず、蒙武達も進軍を止めてしまいました。
項翼は、何かあるかもしれないから力ずくでねじ伏せろと言われたが、秦軍の増援はあれっぽっちか、と不敵に言うと白麗は、あっちには騰がいるから油断するな、と窘めます。
対する項翼は、騰は臨武君の仇だ、と言うと兵士達に、弓大隊を展開させろ、手前にいる録鳴未軍を殲滅させろ、と言うのでした。
部下から援軍が来ようとしていると聞かされた千斗雲は冷や汗を掻きながら、来るな、と叫びながら敵兵達を蹴散らしていきます。
そして、蒙武を速攻で仕留めるか、邪魔をしに来た援軍を倒してから蒙武を始末するか、と呟いて悩む千斗雲。
その間に弓大隊が一斉に矢を射るが、距離が余りにも遠いので誰もが当たらないと判断していましたが、矢は予想以上に飛距離でこちらに飛んできて兵士達に突き刺さっていきます。
混乱状態になっている中で、更に騎馬軍も迫ってきていたので録鳴未は、撤退する、と叫びました。
録鳴未軍が撤退している様子を見ていた蒙毅は、敵の援軍を録鳴未軍が引き付けている間に全軍退却させる、と言ったのです。
援軍のせいで戦にならなくなったからまずは全体で立て直しを図らないと、少なくとも蒙武の軍勢が壊滅する、と言う蒙毅。
騰は、攻撃を中止する代わりに敵中央軍へ攻め込んで蒙武の手助けをする、と言って向かおうとするも玄右軍が妨害してきたので動けませんでした。
その状況を本陣から見ていた蒙毅は、このままでは本当に一刻も持たずに壊滅する、と心の中で思っていました。
一方、寿胡王は優美にお茶を飲みながら、この戦いで什虎城が何故各国手出ししなくなったのかを久しぶりに教えようとしたけど、つまらなくなった、と言いつつ、自分達4人がいる限りは什虎は落ちない、と言うのでした。
そんな中、呉鳳明率いる魏の大軍が出現したので蒙毅はあんぐりとしており、他の武将達も魏軍に注目していました。
魏軍の情報を得た寿胡王は、やっと面白くなってきた、と満面の笑みを浮かべていました。
魏軍の事は千斗雲の耳にも入ると彼は高揚しており、秦と魏を両方やっちゃっていいのか、と恍惚に満ちた表情をしながら言ったのです。
本陣では多くの者達が歓喜していたが蒙毅は、まだ同盟を受けたという正式な言葉を聞いていないからすぐに使者を送れ、と冷静に言います。
そうしたら魏からの使者として荀詠が駆けつけると、共闘して楚軍を討ち倒すし、単純な挟撃で合わせてやるから自由に戦え、と言う呉鳳明の言葉を伝えます。
蒙毅は、本当に同盟を受け入れたのか、と聞くと荀詠は、三年だけだ、と言って呉鳳明の元へと向かったのです。
呉鳳明は、正直不本意ではあるが、これより秦軍と共闘して楚軍をすり潰す、と軍勢に命じました。

キングダム652話の感想と考察
このままでは秦軍が壊滅してしまうのではないかという状況に追いやられているところに、魏軍が参戦してくれたので、タイミング的にナイスだなと思いましたね。
魏の軍勢の数はどれくらいかは分かりませんが、数次第ではこの劣勢を跳ね返せるはずなので秦軍には頑張ってほしいですね。
楚軍もまさかの魏軍の参戦に動揺するかと思っていましたが、什虎城にいる連中は一切動揺しておらず、むしろ嬉々としている様子でしたね。
特に千斗雲が滅茶苦茶高揚している様子でしたので、この戦いで縦横無尽に暴れまくってしまうかもしれないので、その事を踏まえると彼の存在は不気味になってくるのではないかなと思いましたね。
次回は、魏がどうして同盟を決めたのかが明らかになるのではないかと思います。
一応三年間という間だけ同盟を組むという事になりましたが、最初に秦から同盟の申し出があった際には魏は難色を示していました。
しかし同盟を組んでくれれば、共闘して什虎城を落として、その城を差し上げるという条件があったので呉鳳明達は興味を惹かれていましたが、それでも魏にもそれ相応の痛みが伴うので、反対する重臣は多かった筈です。
その重臣達を説得して、魏は三年間だけ秦と手を組むという形にするまで時間がかかったから、戦場に来るのが遅かったのだと思います。
<< 651話 | 一覧 | 653話 >> |

