2020年1月20日発売の週刊ヤングマガジン2020年8号で、『みなみけ』381話が掲載されました。
『みなみけ』381話は久々の登場したもう一つの南家の次男ナツキが活躍するお話です。
せっかく南家でカナの代わりにチアキが乗る台を作ってあげたのに、2人に散々な言われようの報われないナツキ。
最後にはチアキに『背の高い人』と認定され……。
本記事では、『みなみけ』381話『届け』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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みなみけ381話のあらすじネタバレ
カナはご機嫌に踏み台を作っているようで、完成してすぐにチアキに乗るように言います。
いつもやらかすカナが造っただけあって不安でいっぱいのチアキは、ちょっと押してみただけですぐにぐしゃっと解体されてしまいます。
せっかく造ったものが壊された事を嘆くカナと、そんなにすぐ壊れるような危険なものに乗せようとしたことを訴えるチアキ。
そんな二人を、ナツキは何をしているのかとハルカに尋ねます。
丁度良い台を造っているというふんわりとした情報から、ナツキは台を簡単に造ってしまいます。
自分のよりもちょっとしっかりしているというカナですが、チアキはだいぶしっかりしていると訂正。
台に乗ったチアキはこれさえあれば天にも届くと棚の上にある箱に手を伸ばしますが、まだ取れません。
親切心から、あっさり取ってあげてハルカから礼を言われるナツキですが、チアキは不満そうです。
そして納得。全てはハルカに良い所を見せる為の作戦だったと断言。
工作が得意で背が高い。そんな頼れる男である事はチアキも認めたようです。
そのアピールの為に自分と不器用なカナを踏み台に使ったと言いますが、カナは突然不器用と言われた上に巻き込まれています。
そんな突飛な発想の柔軟さを褒めつつ、ナツキは困ってる奴を放っておけない奴なんだと、作戦ではない事を強調しますが、困った末にヒーローになったとカナのツッコミが。
いい奴である事を認めたチアキに、ナツキは困った事があったら呼べと言ってくれます。
後日、チアキのクラスではトウマが鳥の巣箱を造って来ました。
通りがかったチアキは小汚い箱と言いますが、よく見ると奇跡的に風雨を防ぐ構造と素材選び・工芸と一しきり作品を褒めたところで鳥の巣箱として使う事を提案します。
褒められたばかりの発想力を自慢しますが、当然の結論とトウマは冷静です。
しかし、せっかく造った巣箱もどうやって高い所に設置しようか悩んでいるようです。
チアキは早速『彼』なら届くと呼び出します。
そう、呼び出されたナツキはトウマの兄なのです。
みなみけ381話の感想と考察
二つの南家を見ると、カナ・チアキの不器用さに反してナツキ・トウマは工作が得意なようです。
遺伝的なものか、あるいはナツキが工作しているのを見ているうちにトウマも上手になったのでしょうか。
過去話とか全く無い作品なのでそういうところは想像するしかありません。
1ページ目で工作しているカナが実に楽しげで良いのですが、明らかに壊れそうな踏み台である事はわかります。
妹の為に頑張っているお姉ちゃんの雰囲気は出ていますが、そこはやっぱりカナなんです。
対してナツキのものは支えもしっかりしていて頑丈そうなのは一目瞭然です。
台を使ってもまだ取れない小学生を前に、箱を取ってあげるのは年上として当然の親切なのですが、恐らくあまりにも簡単に取れてしまったのでチアキは悔しかったのかもしれません。
結果、責めるような事になりますが、ナツキもこの作品のキャラらしくフォローしたつもりが間違った方向に行っちゃっています。
カナのクラスメイトの藤岡に続きチアキのお気に入りになったようにも見えます。
翌日なのかはわかりませんが、トウマが造った木箱を得体の知れない箱やら小汚い箱やら言っていた割には、よく見れば箱の細部にわたって優しさにあふれていると絶賛でした。
挙句に鳥の巣箱に使おうという提案は面白かったです。
困っているトウマを見て、きっと困っている奴を放っておけない奴と自ら言った彼なら助けてくれるだろうとチアキは思ったのでしょう。
それが兄とも知らずに。
こういう知らない所での繋がりだったりがみなみけは面白いところでもあります。
まだ実現していない組み合わせに、『カナ×保坂』がある(見逃したかもしれませんが)のですが、一体どういう絡みをみせるのかが非常に楽しみです。
保坂だけが唯一南家に来た事が無いので、きっとチアキのように街中で絡むのでしょう。
次回も楽しみです。
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