2019年10月28日発売の週刊ヤングマガジン2019年48号で、『みなみけ』376話が掲載されました。
『みなみけ』376話は誰もが日常生活で経験のある「アレ」。
ワードが出てこない時に使ってしまう「アレ」です。
みなみけ三姉妹と小学生組によるそんなアレコレ話です。
本記事では、『みなみけ』376話『アレコレ』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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みなみけ376話のあらすじネタバレ
この日の朝、長女ハルカは早めに登校する為に一人であたふたと忙しそうです。
そんなハルカを横目に、呑気にパンを食べているカナとチアキ。
ハルカは出掛ける直前、よりによってカナに指示。
アレをアレしといて! と。
次女ですが、なんとも便りのないカナにお願いするほど急いでいたのか、出来る次女と見込んでの事なのかはわかりません。
当然『アレ』だけでは何をすれば良いのかわからないカナが頭を抱える横で、チアキはソース取ってとカナにお願いするも、悩むカナにその声は届かず。
場面は変わって小学校。
内田と吉野も『アレ』の話をしています。
『アレ』がマコトの足の間にあった事を報告するも、吉野には何も伝わらず。
そこへチアキの登場。
内田の言いそうな事ならだいたいわかると断言し、話を聞いてみると……わかるわけはなく、当のマコトに直接聞きにいくことに。
ストレートに足の間に何があるのかマコトに尋ねるチアキ。
マコトはマコトでまたもや『アレ』としか言いません。
その二人のやり取りを見ていた内田は唐突に、『アレ』が消しゴムだった事を思い出します。
落として無くしたと思っていた消しゴムが、マコトの足の間にあったという話でした。
しかし、その消しゴムはチアキが貸したもので、無事にチアキの元に帰ったと思ったのも束の間。
アレのココをアレするんじゃないと内田は言いますが、何を言っているのかわからない吉野。
でも内田はちゃんとチアキの言いたい事を理解してあげています。
消しゴムの角を使った事を怒っていると一発でわかる内田と、内田はちゃんと理解出来ていると思っている吉野。
けれど、理解していないからこそ消しゴムの角が使われている事に、涙目のチアキです。
場面は変わり、再び南家の朝。
この日もハルカは朝から忙しそうです。
再び、カナにアレをアレしてとの指示。
また頭を抱えるカナを助けるべく、チアキは何故か空気を読まずハルカ姉様への感謝を綴った作文を読み始めます。
忙しい朝なのに今なの?と困惑のハルカ。
ハルカが頑張ってくれる家事を羅列した時、ハルカは閃きます、
食器洗っておいて!
カナにようやくちゃんと指示が出せました。
みなみけ376話の感想と考察
ついつい言ってしまいがちな『アレ』や『コレ』忙しくて早く物事を伝えたい時ほど出てしまいますよね。
「コレをアレして、ソレをあぁして……」
なんて言ってしまう事もわりと本気であります。
皆さんも経験あるでしょう。
誰しもが経験のあるような『あるあるネタ』をやるのがみなみけですからね。
本誌の枠外の欄(広告とか載っているアレ)にも書いてありましたが、ハルカは一応女子高生です。
学校での姿を見ていると勿論女子高生なのですが、家での姉妹とのやり取りを見ていると、つい母親と二人の姉妹のような関係にも見えてくる時があるので、今回の『アレ』も何の違和感もありませんでした。
小学校組のやり取りは、いつものように内田が引っ掻き回している感じです。
チアキの事を理解していると思っている内田と吉野に対して、何もわかってもらえていないチアキのツッコミが面白かったです。
そして、再び南家に戻った翌朝。
ハルカは相も変わらず忙しそうにしているというのに、カナがお願いされた『アレ』を、どういうわけか全く空気を読まずに作文を朗読し始めるチアキ。
しっかり者であるはずのチアキがボケる、天然な一面を見せる可愛い部分です。
チアキはハルカ信者とも言えるような従順ぶりなので感謝の作文も難無く書けたのでしょう。
こんな日常あるあるを、連載開始からずっと変わらずに続いているのは凄いなと、素直に新ためて思いました。
さて、次回は予告にもありましたが11月11日のポッキーの日発売の号に掲載予定だそうです。
書いてある通り、ポッキーにちなんでお菓子ネタでも来るのでしょうか。
或いは、全くそんな事は関係無く、いつもと変わらない『みなみけ』ワールドなのか。
いずれにせよ、この独特の空間が楽しみです。
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