2020年8月19日発売の週刊少年マガジン2020年38号で、『なれの果ての僕ら』30話が掲載されました。
なれの果ての僕ら30話は、自身の想いをネズに語った未来でしたが、早乙女と水野に抑え込まれていた筈のしょーやんの消火器の一撃を頭部に受けてしまいます。
この事に呆然としているネズにしょーやんは追撃の一撃を繰り出そうとし、犬飼達も止めようと走り出したのです。
今にもネズに消火器が当たろうとした瞬間、まだ息があった未来が自ら盾になって一撃を内蔵に受けてしまい、意識を失ってしまいました。
ネズは未来に声をかけている隙に、しょーやんは消火器の一撃をネズの頭部に直撃させたのです。
果たして、ネズと未来は無事なのか、息絶えてしまったのでしょうか。
本記事では、なれの果ての僕ら30話『こころ』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
<< 29話 | 一覧 | 31話 >> |
なれの果ての僕ら30話のあらすじネタバレ
時はネズと未来がデートをしている時に遡ります。
未来はネズに、靴がボロボロだ、と指摘し、ネズも、全然洗ってないしな、と言いつつも、買い替えるか、と呟いて靴屋へと行き、未来も同行します。
靴屋へと行き、手頃な値段の靴を発見しましたが、靴の種類が未来が履いているのと同じだったので、お揃いは恥ずかしいから別のにする、と言うネズ。
しかし、冷静に考えたネズは未来の方を向いて、もしかしてわざとか、と聞くと未来はそっぽを向きながら、別に、と言います。
ネズは笑みを浮かべながら、お揃いにしたいのならそう言えばいいのに、とからかうも未来は、違うし、と否定したのです。
そうしたら、自分としては色違いくらいなら別に構わない、とネズが口にしたので未来は嬉しそうな顔をしながら、本当、と言います。
そして現在に至り、しょーやんが振るった消火器の一撃を頭部に喰らってしまった未来は倒れてしまいます。
ネズは未来の声をかけると、未来はまだ辛うじて意識がある状態でした。
そうしたらしょーやんが追撃を仕掛けてきたので、犬飼達が止めようとします。
この事に気づいた未来は自らがネズの盾になって、内臓に消火器の一撃を受けて、倒れてしまったのです。
ネズは、しっかりしろ、と声をかけるも未来は返事をしませんでした。
そうしている間にしょーやんが、早乙女に抑えられながらも消火器を振り上げて、くだばれ、と言ってネズの頭部にぶつけ、そこからネズの意識が途絶えたのです。
時は事件後に進み、拘置所へとやって来た記者は、ある囚人に会って未来の死について聞いていて、内臓破裂が死亡理由だと知って、男子高校生の力で殴ればあり得る、と口にしました。
同時に、まさか自分の取材を受けるなんて思わなかった、と口にする記者。
しかし、囚人は未来の事を聞かれて機嫌が悪くなったのか、自分の話を聞きに来たんなら聞きたいことだけを言え、と言い放ったのです。
そして時はネズが気を失った場面に戻り、消火器の一撃を受けたネズが目覚めると目の前には安藤、葉月、雨宮がいました。
安藤から、しょーやんに殴られて1時間くらい経った、と知らされたネズは当時の事を振り返って、未来はどうしたんだ、と問い詰めたのです。
そうしたら安藤は涙を流しながら、駄目だった、すぐに手当出来れば助かったかもしれないけど、この状況じゃ何も出来なかった、と語ります。
ネズは未来の死を受け入れられないのか、自分はこうして普通に立っているのに未来が命を落とすわけない、と言いますが安藤は、こんな冗談言うわけない、と声を荒げます。
そうしたらネズが更に大きな声で、嘘だ、と叫んで握り拳の状態で地面を何度も叩き始めたのです。
安藤に、しょーやんに殴られたんだから安静市にしないと、と言われたのでネズはしょーやんの事を思い出して、復讐しようとします。
しかし、葉月から、しょーやんは既にみきおに始末された、と言われてしまったのです。
それで一旦我に返ったネズは、葉月から話を聞きます。
ネズを気絶させた後、しょーやんはみきおを始末するために教室へと向かったが、銃で撃たれて鈍器で殴られて始末され、他の皆は教室で呆然としていて、みきおは教室にいる、と葉月から聞かされたネズはみきおの元へと行ったのです。
みきおは、待っていた、と口にし、みきおの傍には既に遺体となっているしょーやんがいましたが、ネズは特に悲しみませんでした。
みきおは、2人きりで話がしたかった、と言い、ネズは、乗っ取りの事か、と言いつつも今は別の事を考えていました。
みきおは、話したい事は何故自分が同窓会を開こうと思ったかだ、と言いました。
時は事件後に進み、記者は囚人に、みきおの真の目的が知りたかったの、と歓喜している様子でした。
そうしたら囚人否ネズが、そう興奮するな、と嗜めると、今からその時の事をじっくりと教えてやる、と言いました。
なれの果ての僕ら30話の感想と考察
前回の話から、しょーやんの消火器の一撃を頭部に喰らって頭蓋骨を砕かれて命を落としたと思われましたが、内臓破裂で命を落としたみたいですね。
クラスメイトは未来が死に、しょーやんがみきおの銃弾と暴力によって息絶えてしまったので、意気消沈状態になってしまいましたね。
ここまでクラスメイトは間を置いて人が命を落とす光景を見てきましたが、連続で命を落とすのを見たのは初めての経験だと思いますので、無理もないのかもしれませんね。
そして安藤、雨宮、葉月はネズに未来の死を伝えましたが、恐らく未来の遺体は彼女達がネズの見えないところへと運んだのでしょう。
きっと目覚めて未来の遺体があったらきっと壊れてしまうと考えての処置だと思いますが、未来の死を受け入れずに地面を何度も握り拳で殴るネズの姿を見ていると彼女達の判断は正しかったんだなと思います。
次回31話で、みきおが同窓会を開いた真相が明らかになります。
皆の善性を試したいと言うみきおの実験は、ここまで想定外の事もありながらも順調に進んでいる状態です。
恐らくみきおは、実験が進むにつれて同窓会を開いた真相を明らかにしていくように組み立てていると思いますので、次の実験で明らかになると思います。
<< 29話 | 一覧 | 31話 >> |