2020年8月5日発売の週刊少年マガジン2020年36号・37号合併号で、『炎炎ノ消防隊』230話が掲載されました。
『炎炎ノ消防隊』230話では、まず火華たちによって大災害の結末について彼女たちなりの答えにたどり着きました。
果たして、その答えとは?
また、久々の登場となるショウが自分のことを調べるために戸籍謄本を盗み出しますが、ある疑問が浮上しました。
その疑問とは一体何だったのか?
本記事では、炎炎ノ消防隊230話『災害進行』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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炎炎ノ消防隊230話のあらすじネタバレ
上空に見える月を見て驚く火華とカリム。
そこにあった三日月はニヤニヤ笑っているようでした。
一方、フォイエンは海を確認しますが、異変は収まりもとに戻って言いました。
「月の表現方法が変わった」
“アドラ”の影響を月が受けたと考える火華。
一方、第7消防隊の隊員たちは月を見て大盛り上がり。
しかも、紅丸も“月見られ酒”を今夜はしようと考えていました。
そんな第7消防隊に呆れる火華は、月が自分たちが思い描くイメージそのものになっていることに気づきました。
「これで大災害がどういうものかハッキリしましたね」
モジャモジャな髪の毛に覆われた人物が現れたことに驚く火華。
その人物はリヒトでしたが、指名手配されているので正体を隠すために“Dr.マリモ”としてこの場にやってきました。
その後、紺炉に先代の火鉢と“ドッペルゲンガー”の違いを聞き出そうとします。
紺炉曰く、人柄や姿はそっくりですが、性格が全然違いました。
その後、大災害について話し合う一同。
“アドラ“と世界を一体化させるのが大災害だとすると、白装束の目的に矛盾が生じると思っていたカリム。
そのことを踏まえ火華はある答えにたどり着きました。
「死」
一方、このやりとりに関心を紅丸は示していませんでした。
その頃、6本目の柱の焔ビトはグスタフ率いる第2消防隊と灰島重工の黒野によって鎮魂されており、1本目の時のように柱のてっぺんから炎が吹き出していました。
ちなみに、今回の焔ビトは分裂するタイプで、黒野曰く最終的に64体に分裂したのを相手にしたそうです。
そして、7本目の結果を黒野に伝えた大黒は最後の一本が出現したらどうなるか興味津々でしたが、黒野は全く興味がありませんでした。
そんな彼に大黒は減給の処分を下そうとしました。
一方、都内を散策する2人の人物。
それは私服を着ていたショウとアローでした。
「世界が滅びる前に俺の家族のことを知りたい」
そう思った彼がアローと一緒にやってきたのは新宿区役所。
ここには日下部家の戸籍謄本がありましたが、戸籍謄本を調べることができれば家族のことを知ることができるに違いないと思って戸籍謄本を奪おうとしていました。
しかし、簡単に手に入れることは難しいとアローは思っていましたが、ショウは名案がありました。
「時間を止めて盗んでくる」
そう言って戸籍謄本を奪うことに成功したショウ。
彼は早速公園で戸籍謄本を確認し始めました。
まず知ったのは、自分は死亡扱いになっていることをまず知ります。
しかし、これは予想済みでした。
続いて、自分の母親の名前が「万里(マリ)」と言うことを知り喜びます。
そして、何度も戸籍謄本を確認したショウはあることに気づきます。
「父親の名がない」
この時シンラの情報を見ていましたが、父親の欄が空欄になっていましたが、実は日下部家の戸籍謄本には父親の名前はどこにも書かれていませんでした。

炎炎ノ消防隊230話の感想と考察
タイトルが『災害進行』となっていたので大災害が大きく進行するのかと思いきや、大災害に関して大きな動きはあまりありませんでした。
その代わりに、2つの大きな動きがありました。
まず、火華たちなりの大災害の結末の答えを導き出したこと。
それは“死”と一言で表しましたが、「この世を炎に帰す」と言う白装束の考えを踏まえると炎で全員焼死と言うことになるのでこの考えは妥当だと思います。
しかし、ここで気にななるのは、ハウメアたちが呼ぶ“柱“の8人がこの先大災害にどうかかわっていくのかと言うこと。
巨大な柱だけで大丈夫と思うのですが、それだけでは完成ではないのかもしれないので今後に期待したいと思います。
もう1つは戸籍謄本を盗んで自分のことを調べようとしたショウ。
久々に“斬リ離シタ宇宙”を使ったと言うことになりますが、まさかここで使うとはちょっと驚きました。
それ以上に、10代前半のはずのショウがこの考えにたどり着いたと言うことに驚きました。
そして、ここで浮上した日下部家の父親の記載がないと言う謎。
次回のタイトルが『出生』となっているので、父親のことに触れる一方で、シンラやショウに何か秘密があり、それが明かされる回になるに違い無いと思いました。
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