2020年8月5日発売の週刊少年マガジン2020年36・37合併号で、『ダイヤのA act2』222話が掲載されました。
『ダイヤのA act2』222話は、川上が怪我をしていて、病院に行った事で選手達の間では緊張感が走っていました。
検査の結果、筋肉か腱の部分的損傷であり、骨には異状ないから精密検査を受ける事になったと太田が片岡監督に伝えたのです。
しかし、川上は自分はこの夏のために一年間頑張って来たのだから、明日はいつも通り準備を進めるから、皆には黙っていてほしいと口にしました。
果たして、川上の言葉を聞いた片岡監督はどんな言葉をかけるのでしょうか。
本記事では、『ダイヤのA act2』222話『嘆願』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ダイヤのA act2 222話のあらすじネタバレ
川上は病院に行った事が学校中に伝わっており、部員達は、明日試合に出られるのか、と不安を口にしていました。
そして沢村は集中して市大三高のビデオを見ていましたが、集中し過ぎていたせいか守備の場面まで見ていました。
その事を奥村に指摘されて気づいた沢村は、打者の事は頭に入っているはずだからここまでにしようと、と奥村に言われた際に、もうちょっとだけ、と懇願したのです。
そこへ降谷が金田を伴って現れると、明日は自分達が初回からブルペンに入るから大丈夫だ、全部やろうとしなくていいんだ、と言うのでした。
対する沢村は、そんなことは分かっているから心配そうに声をかけるな、と降谷に言っている間に前園は足を気にしている素振りをしていたのです。
倉持、小湊、白州は屋内でバッティング練習をしており、練習し終えた金丸と東条は太田共に帰宅した検査が終わって浮かない表情の川上を発見し、その様子を見つめていたのです。
そして川上は太田と共に、片岡監督、高島、落合、御幸が待つ監督室へと入ります。
太田は、川上は筋肉か腱の部分的損傷が考えられ、レントゲンで骨に異常は見つからなかったけどMRIでの精密検査を受けるように言われた、と片岡監督に報告します。
続けて、ここで無理をして筋肉の損傷が深刻化したら肘の骨に影響が出て、取り返しのつかない事態になっていたから樋口先生はこの段階で来てくれて良かったと言っていた、と言う太田。
ずっと浮かない表情の川上に太田は、気づいてくれた降谷と病院に行くように勧めた丹波に感謝しないとな、と言うと高島も、丹波も故障をクリスに気づいてもらっていたから、と言います。
落合は内心で、明日は当然、検査次第では決勝も投げられない、と呟いていたのです。
そうしたらここまで黙っていた川上が、痛みも違和感もないし、夏のためにずっとやって来たのだから明日はいつも通りブルペンに入るから皆には黙っていてほしい、と言います。
御幸は敬愛しているクリスの事もあって、ここで無理をして取り返しのつかない故障をしたら復帰まで時間がかかるし、治ったとしても元通り投げられる保証もないし、この先の将来にも大きく影響するんだぞ、と窘めます。
しかし、川上は御幸に、自分は御幸達とは違い、プロなんてそうじゃない人が殆どだ、と言うと片岡監督に視線を向けたのです。
そして、野球は高校で最後で良いと思っているし、そのつもりで頑張ってきたし、夏を悔いなく終われるのなら壊れても構わないから投げさせてください、と片岡監督に頭を下げて頼む川上。
その頃、市大三高では市大ナインが明日の試合に向けての抱負を口にしていて、天久の番となります。
天久は、自分は一度出ていった半端者だが他の皆は最後までやりきったから、どうかしているし真面目で負けず嫌いでクソかっこいいから自分はそんな皆を甲子園で見たいし、その凄さを全国に知ってもらいたい、と口にします。
最後に、あと2つだから行こう全国、と言うと皆は、おぉ、と叫んだのでした。
ダイヤのA act2 222話の感想と考察
川上の怪我が判明し、検査次第では秋季大会の降谷のように1イニング限定で出られるかもしれないし、出ることが出来ないかもしれません。
しかも試合までもう時間がないので選手達、特に川上がいたから思いっきり投げれることが出来た沢村や降谷、川上と同年代の面々にとってはかなり動揺してしまうでしょうね。
おまけに前園も怪我をしているみたいなので、それも不安要素になってきますね。
本当に青道高校の選手は、不運な怪我に見舞われるケースが多いですね。
前回の夏の大会では丹波、秋季大会では降谷と御幸、今回の夏の大会目前では小野、そして準決勝が近い中での川上と前園とツキに見放される状況ですね。
それでもやるしかないので、頑張ってほしいと思います。
次回223話は片岡監督が川上をどうするかを言うのではないでしょうか。
川上は大学、社会人、プロと野球を続けるわけではなく、この高校生活の中で全うして終わらせたいと考えています。
それ故に例え故障だとしても、悔いなくやれたと思えば後悔はしないと断言していますし、頭を下げて頼んでいます。
対する片岡監督は現役時代は投手であり、投手の気持ちは人一倍わかる人物です。
しかし、片岡監督は厳格でもあり、まだ軽傷で済むような怪我を悪化させるような真似はさせないと思いますので、結果次第では出場を認めないんじゃないかと思います。
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