2020年8月3日発売の週刊少年ジャンプ2020年35号で、「呪術廻戦」第116話が掲載されました。
前話の「呪術廻戦」115話では、漏瑚の激しい攻撃を余裕をもって受ける宿儺。
決して弱くない漏瑚ですが、両腕を切断され、頭部を殴られ吹き飛ばされ、宿儺の前ではまるで子供の様に弄ばれてしまいます。
怒りを爆発させた漏瑚は、「極ノ番「隕」(ごくのばん「いん」)」と呼ぶ巨大な火の玉を創り出しました。
その光景に逃げ出そうとする日下部、パンダと呪詛師たちでしたが宿儺から動けば殺すと言われ身動きが取れません。
宿儺は火の玉が着弾する寸前に逃げる許可を出し、街の大半を消し飛ばすような一撃ですら容易にかわして見せたのでした・・・。
本記事では、「呪術廻戦」第116話「渋谷事変㉞」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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呪術廻戦116話のあらすじネタバレ
漏瑚の凄まじい一撃、「極ノ番「隕」(ごくのばん「いん」)」は街の大半を吹き飛ばしました。
崩れた街の中で、宿儺は優雅にその両手を動かして、矢のように鋭く尖らせた炎を創り出しました。
次の瞬間、漏瑚は静かな世界の中にいました。
目の前には、祓われてしまったはずの花御、陀艮の姿がありました。
すまない、と謝罪する漏瑚に、「まだ真人がいる」と花御は応えます。
人が忌む死のそのまた向こうにも人がおり、人にとって死を鏡とするなら真人はまさにその鏡そのものだと続ける花御。
だからこそ彼を頭に据えたのでしょう?と聞かれた漏瑚は、次に生まれた時はもう自分は自分ではない、それでもまた逢える日を心待ちにしている、と2人に話します。
我々こそ真の人間だ、笑顔を見せる漏瑚の前に宿儺が現れ、お前は人間になりたかったのかと問いかけます。
漏瑚の答えを待つことなく、宿儺が答えを先に言いました。
奪いたかったのは、人間そのものではなく人間の位置、そう分かってもなおくだらないと宿儺は渇いた笑いを見せます。
宿儺は、漏瑚は打算も計画も無く人間を焼き尽くせば良かった、理想を掴み取ろうという飢えの無さが問題だったと言い放ちます。
宿儺の言う通りだったことを認め、うつむく漏瑚。
そんな彼に、宿儺は千年前に戦った人間、術師、呪霊の中ではお前はマシな方だったと言います。
お前は強い、そう言われた漏瑚の目から不意に涙が伝います。
しかし、涙を流さない呪霊の漏瑚には、その涙の意味が分かりません。
何だこれはと呟くと、宿儺は不気味な笑みを浮かべながら、俺はそれを知らんと応えます。
炎に焼かれ、やがて漏瑚は塵になってしまいました。
炎の燃え盛る様子を哀愁を漂わせて見ていた宿儺の前に、謎の人物が現れ、迎えに上がりました言います。
ひざまずくその人物に心当たりのない宿儺はでしたが、すぐに思い当たり、裏梅か!と声を上げます。
裏梅と呼ばれたその人物は、お久しうございます、と不気味に笑うのでした。
その頃、伏黒が呪詛師に倒されたその場所では、ポニーテールの呪詛師が何かに怯え、後ずさりをしていました。
起きろよ!と伏黒に声をかけますが、頭から血を流し倒れる伏黒がその言葉に応えることはありませんでした・・・。
呪術廻戦116話の感想と考察
漏瑚は、気が付けば愛着が湧いていた良い敵キャラだったと思います。
戦った相手が五条や宿儺だったために噛ませキャラみたいになっていましたが、凄まじい強さの呪霊だったことはしっかり伝わっていますね。
さて、今度は伏黒のもとに危険が迫っているようです。
伏黒はポニーテールの呪詛師に後ろから切りつけられ倒されていましたが、最後に登場した伏黒は頭から血を流して倒れていました。
これは呪詛師にやられた傷ではなく、恐らく強力な打撃を頭部に受けたのだと想像がつきます。
そんなことをしそうなキャラクターというと、現状では見当たりません。
可能性としてあるのは、新たな特級呪霊の登場。
巨大なパワータイプの呪霊が登場し、伏黒と交戦する中で彼を殴り飛ばしたのかもしれません。
もう一つの可能性としては、夜蛾学長なんでどうでしょうか。
高専の情報を夏油たちに流していた内通者の存在があきらかになっておらず、かつ厳重なセキュリティを突破してスパイ活動を出来る候補者として彼の名が挙がっています。
何にせよ、家入さんには早く駆けつけて皆を治して欲しいですよね!
以上、引き続き117話以降も目が離せないですね。
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