『極主夫道』はウェブコミックサイト「くらげバンチ」で2018年2月から連載されたおおのこうすけ先生による人気漫画です。
2020年10月には俳優・玉木宏主演でドラマ化されるなど、大注目の作品です。
『極主夫道』2巻(16~18話)は、かつて一晩に敵対している相手の事務所十か所を丸腰で制圧したとされる伝説のヤクザであり、不死身の龍と評された龍が今では足を洗い、仕事をしている奥さんに代わって専業主夫をしていました。
ある日、龍はチームの集まりが悪いと言う理由でママさんバレーに参加し、いい汗を掻いていたのです。
一緒に体育館を借りていたチームと試合をする事になったのですが、その相手がくまさんベアーズというヤクザのチームでした。
果たして、そんな相手に龍達はどのように立ち向かうのでしょうか。
本記事では、『極主夫道』2巻(16~18話)のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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漫画『極主夫道』2巻(16~19話)のあらすじネタバレ
第16話
龍はママさんバレーに参加していましたが、心臓に指を指しながら、ここにタマを撃ち込んでこんかい、と言うと他にも、やんのか、かかってこんかい、タマとった、と怖い発言ばかりしていました。
しかし、主婦達はチームの集まりが悪くなっている中、来てくれている龍に感謝しているみたいです。
そしてこの日、同じ体育館を借りているチームと練習試合する事になりました。
相手はくまさんベアーズというヤクザのチームで、組長が言うには、健康のために始めたら大分ハマってしまった、との事です。
そして試合が開始され、くまさんベアーズは組長が部下の背中に乗ってスパイクを打ち、龍達もちゃんとボールを繋いで、龍が撃ち返すも部下がレシーブでボールを拾いました。
それから一進一退の攻防を繰り広げる両チームでしたが、最終的にはくまさんベアーズが勝利しました。
敗北してしまったので龍は土下座しながら、ケジメとります、と言ったのです。
そうしたらクマさんベアーズの組長がそんな龍に、お互いいい勝負したんだからそんな事はしなくていいと言わんばかりに手を差し伸べると、龍は戸惑いながらもその手を握りました。
それから両チームは親交を深めようと言う意味で、写真を撮りました。
第17話
ある日、珍しく仕事が早く終わった美玖は家へと向かっていました。
精肉店の近くを通ると龍が店主ととんかつの作り方を話していたが、作り方の内容が、ハンマーで殴り、筋を切って、プロテアーゼと袋詰めして、白い粉をつけて油責めしたら出来上がり、と言う物騒な内容でした。
龍は美玖と合流し、打ち合わせから直帰だったから、と言う美玖の仕事終わりが早い理由を知ると、今日は大事な勝負がある、と言いました。
それから刃物を売っている店、クリーニング店へと赴いたのです。
龍はスタンプラリーをしていて、美玖は、全部集めたらどうなるのか、と聞くと龍は、福引だ、と言って抽選所へと向かいました。
内容は一等がハワイ、二等が4Kテレビ、三等がデーソンの掃除機でした。
龍は、掃除機を求めて10回はしている、というと美玖は驚きました。
今日が福引期間最終日なので、龍は気合を入れてスタンプを店主に渡してガラガラくじを回すと、出てきたのは五等のぬいぐるみでした。
しかし、美玖はぬいぐるみを見て、可愛い、と言っていたので龍は店主に、残念、と言われてしまうも、美玖の笑顔が何よりの一等だ、と返しました。
しかももう一度言おうとしていたので、美玖は多くの人がいる前でそう言われるのが恥ずかしいのか、もういい、と言って龍の口を塞ぎました。
第18話
この日、美玖が電話で相手をしている者が突然来ることになったので、美玖は困っていたが龍は笑みを浮かべて、任せとけ、と言いました。
この日、急にやって来たのは美玖の両親で、龍にとっては義理の親でもありました。
そんな美玖の両親にカヌレとダージリンを用意する龍。
カレヌは手作りであり、美玖のフォローもあって美玖の母親は龍と打ち解けるも、父親は会話に入れず困っている状態でした。
父親は何とか話題を作ろうと龍に、犬は好きか、と尋ねます。
犬の事を警察だと思った龍は、好きではない、と答えました。
次に父親は自分の趣味がカラオケなのを踏まえ、歌が好きか、龍に聞いたのです。
龍は歌の事を自白の事だと思って、自分は一回も歌ったことはない、と答えました。
このままでは会話がないまま終わると思ったのか、父親は龍にキャッチボールをしようと提案し、もし息子がいたらキャッチボールをするのが夢だった、と理由を述べて龍と共に家を出ます。
キャッチボールが出来る場所へと向かう中、龍と初めて会った時は尻餅着いちゃったな、と心の中で呟く父親。
そして公園でキャッチボールをするも、龍がキャッチするたびに投げ返さずに父親の元へと行き、怖い笑みを浮かべながら渡していくので父親は、やめよう、と言ったのです。
キャッチボールは親子の心の会話であり、一方的では駄目だ、と父親は言うと龍は、自分が間違っていた、と謝ったのでキャッチボールを再開させます。
キャッチボールは、他愛のない話をしながらボールを投げればいい、という父親だったが龍は剛速球を投げ込んできたので、父親は何とかキャッチするも威力に押されて、木に激突してしまったのです。
心配して駆け寄ってきた龍に、内角低めのスライダー、と言う父親でした。
漫画『極主夫道』2巻(16~18話)の感想と考察
第16話では、ヤクザのチームと試合をするとは思いませんでしたね。
ヤクザのチームですから怖いチーム名にしているんだろうなと思いましたが、まさかくまさんベアーズという可愛らしいチーム名には驚きました。
ヤクザのチームとの試合では普通に試合をした感じで、終わった後は両チームとも打ち解けた感じで写真を撮っていたので、喧嘩になることなく平和で終われて良かったです。
第17話では、スタンプラリーをしていましたが、10回もしている事には驚きましたね。
普通だったら1回、多くても5回ほどくらいではないかと思いますが、10回もやると言う事は欲しかった掃除機がかなりの高性能なのでしょうね。
結果的には掃除機を獲得できず、ぬいぐるみを獲得しましたが、奥さんである美玖が喜んでいたので、心の中では手に入れたいものは得られなかったが、美玖が喜んでいるし、これでいいかと思った事だと思います。
第18話では、何とか龍と仲よくしようしている美玖の父親の姿が、健気なダナと思いましたね。
龍の見た目はかなり怖く、普通だったらしり込みしてもおかしくありませんが、それでも会話の話題をしようとしたり、キャッチボールに誘ったりすると言った行動が出来るのは凄いと思いましたね。
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