『極主夫道』はウェブコミックサイト「くらげバンチ」で2018年2月から連載されたおおのこうすけ先生による人気漫画です。
2020年10月には俳優・玉木宏主演でドラマ化されるなど、大注目の作品です。
『極主夫道』2巻(13~15話)は、かつて一晩に敵対している相手の事務所十か所を丸腰で制圧したとされる伝説のヤクザであり、不死身の龍と評された龍が今では足を洗い、仕事をしている奥さんに代わって専業主夫をしていました。
ある日、雅が住んでいるマンションの一室へと訪れた龍でしたが、室内は予想通り服が散乱している状態でした。
しかも、洗濯物のやり方が間違っていたので、龍が雅に代わって洗濯を始めます。
果たして、無事に終わるのでしょうか。
本記事では、『極主夫道』2巻(13~15話)のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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漫画『極主夫道』2巻(13話~15話)のあらすじネタバレ
第13話
ある日、龍は雅が住んでいるマンションへとやって来ますが、同時に怒りの表情をします。
怒りの表情のまま、これはどういう事だ、と雅に言うと雅は、すんません、と謝罪します。
龍は、やってしまったものは仕方ないから、始末つけるしかない、と目の前に散乱している洗濯物を見ながら言ったのです。
そうしたら雅が全ての洗濯物を洗濯機に入れようとしますが龍に、素人が、と言われて叩かれてしまいます。
白いものと色柄のものは分けろ、色移りしたらどうするんだ、と叱って洗濯物を分けて洗濯機に入れる龍。
そうしたら白い服の染みに目がいったので龍は雅に聞くと、雅は、カレーうどんを食べた、と答えました。
龍は、しくじったらすぐに片づけたほうがいい、と言いつつ、40度の湯を用意しろ、と雅に命じました。
龍は雅が用意したお湯に、過炭酸ナトリウムを入れると染みがついている服を入れたのです。
こんなものをどのように用意したのか、と聞く雅に、ホームセンターだ、とどや顔で言う龍。
そして水で濯いで綺麗になったのだが、アイスやら泥やらジュースやらとシミがついている服が続々出てきたので、龍は、まとめてかかってこいや、と叫びながら一つ残らず綺麗にしていきました。
この様子を見ていた雅は、まだまだ健在だ、と心の中で思っていたのです。
そして洗濯物をハンガーに全部かけたが、その中の一枚が風で飛んでいき、水溜りに落ちてしまいました。
第14話
ある日、龍は美玖と共に車を買いに、車を売っている店へとやって来ます。
店員の案内の元、車を見て回る龍達。
美玖は一つ一つ車を見ていき、この車のフォルムがかっこいい、この車でかくてかっこいい、この車おしゃれ、とか言っていきます。
しかし龍は、荷物の出し入れが大変、スーパーで小回りが利かない、燃費が悪い、とか言う理由で却下していきます。
そんな中、龍は荷物の出し入れが早く、小回りが利いて、燃費が良い小型のトラックを見つけて満足げでしたが、美玖は嫌がったのです。
見かねた店員は家庭用に人気の車を紹介し、トランクを倒せば広くなる、と紹介します。
実際、寝て見てると、人一人分くらいだな、と呟く龍。
そして試乗する事になったのだが龍が突然、ガラスは防弾ガラスで出来ているか、と店員に聞くと店員は、防弾ではない、と言ったのです。
店員と美玖を車に乗せた龍はゆっくり運転していきながら、まずは特売の店に行こうか、と言いますが店員は、それはちょっと、と及び腰であり、美玖も同じでした。
続けて、かもしれない運転で運転してね、と言う美玖。
龍はその通りにしていくが、誘導している人が拳銃を持っていたり、会社員の人がナイフを手にしていたり、ロケットランチャー入りのかごを押して歩く老人と、近くにいる人々が全員危ない人に見えて思うように運転が出来ませんでした。
その結果龍は美玖に、今回の取引は降りる、と言って去るのでした。
第15話
ある日、鬼瓦刑務所から一人の男が出所したのです。
しかも出迎えが無かったので男は警備員に対して、本当に自分の組が無くなったんだな、と言いました。
それから時が経ち、龍は雅に、特売のものはちゃんとチェックしておけ、ちゃんと絵図を描いて買い物をしないと無駄な金を使う、と言って買い物の極意について叩き込んでいましたが、雅はクレープ屋のクレープに目が行ってしまいます。
クレープ屋を営んでいるのは、出所した男でした。
龍もクレープ屋に向かうとその男の事を、虎二郎、と言いました。
虎二郎とは、現役だった頃の龍と双璧をなしていた剛拳の虎と恐れられた存在でした。
虎二郎は挨拶代わりと言わんばかりにクレープを作っていた道具を投げつけると、自分がいない間に組を潰してくれたな、そのせいで自分はクレープ屋だ、そんなお前は何をしているのか、と聞きます。
そうしたら、自分は専業主夫だ、と答える龍。
この答えを聞いた虎二郎は笑いながら、これまで喧嘩にしか能が無かった男が専業主夫とか舐めてるのか、と激怒して龍の服の胸倉を掴みます。
龍は、自分は専業主夫であり、虎二郎はクレープ屋なのだから自分達の流儀は分かっているな、と聞くと虎二郎は、上等だ、と言います。
この様子を見ていた雅は、伝説のヤクザ同士の喧嘩が始まる、と心の中で思っていたみたいです。
そして虎二郎はクレープを作り出し、龍は先程買った食材を使って料理を作り始めます。
その結果、虎二郎はトロピカルフルーツジャンボデラックススペシャルクレープを完成させ、龍は杏仁豆腐とフルーツジャムの苺添えを完成させました。
それからお互いスマホで作った料理の写真を撮ると、インスタグラムに乗せたのです。
そして2時間後、龍の料理にいいねが1つ、虎二郎のクレープにいいねは0だったので、龍が勝利しました。
漫画『極主夫道』2巻(13話~15話)の感想と考察
第13話では、龍の洗濯のスキルが垣間見えましたね。
本当にここまで覚えるのに、かなり苦労したのでしょうね。
この技術を雅はちゃんと身に着けて、ヤクザから足を洗わないといけないので精一杯頑張ってほしいですね。
話の最後で洗濯物が風で飛んで、水溜りに落ちてしまいましたがこの洗濯物は龍の洗い方を傍で見ていた、雅が洗ったんじゃないかなと思いましたね。
第14話では、龍は想像力が豊かだなと思ってしまいましたね。
元々ヤクザだったので仕方ない事なのでしょうけど、あちこちにヤクザがいるわけではありませんから被害妄想の感じに見えてしまいました。
龍なりのかもしれない運転なのでしょうけど、一緒に乗っていた店員や美玖は何が何だか分からないと言った感じで困惑したでしょうね。
第15話では、新たなヤクザとして虎二郎が登場しましたが、彼もまた相当な努力をしたんだなと思いましたね。
彼は出所してから所属していた組が無くなっていたので、クレープ屋として第二の人生を歩んでいました。
しかし、クレープを作りにはかなり繊細な技術が必要になって来るので、クレープ屋を開くという事はお客さんに出せるくらいの技術を身に着けたという事になります。
実際、龍との対決で作ったクレープも実に美味しそうでしたし、努力の跡が見えますね。
今回は負けてしまいましたが、恐らくまた登場すると思いますので頑張ってほしいです。
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