2020年7月15日発売の週刊少年マガジン2020年33号で、『炎炎ノ消防隊』227話が掲載されました。
『炎炎ノ消防隊』227話では、まず回想が終わりを迎えようとします。
火鉢が節子の息子に刺されたあと、火消し隊の頭になった紅丸。
そんな彼にはあることを気にしていましたが、それは何か?
続いて、火鉢と紅丸のバトルが再開しますが、最後に紺炉の一言で紅丸はある決断を下します。
果たして何を決断したのか?
本記事では、炎炎ノ消防隊227話『心残り』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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炎炎ノ消防隊227話のあらすじネタバレ
節子の息子に背中を刺された火鉢は壁に寄りかかっていました。
「俺は悪くない‼︎あんたと同じことをしただけだ‼︎」
泣きながら彼は自分は火鉢と同じことをしたと主張しました。
さらに、大人は理解を示しているけれども自分は火鉢の行いを理解できていませんでした。
「天下御免の大馬鹿野郎じゃねェとな」
最後の力を振り絞って火消しがどんな奴がふさわしいのかを話した火鉢は力尽きてその場に倒れてしまいました。
そして、節子の息子は大人2人に身柄を拘束されてしまいました。
ある日、太一が焔ビトになってしまったので鎮魂にやってきた火消し隊。
紅丸は焔ビトになってしまった太一への手向けとして、まず纏をミサイルのように飛ばして付近の住宅を破壊します。
その行為に対して住民たちは泣きながら紅丸の名前を叫んでいました。
一方、この紅丸の鎮魂方法に困惑する紺炉と新平太。
そして、この時紅丸はあることに躊躇していました。
それは大隊長になるということ。
「紅はまだ先代に認められてねェと思ってんだ」
新平太だけでなく、紺炉もそのことを考えていました、が火鉢に認められていないことが原因ではないかと思っていました。
そして、紅丸のために仲間に声出すよう指示を出しました。
回想が終わり、地上から火鉢と紅丸の姿を見る紺炉。
浅草を背負ってきたから、次は“真の日輪”を追う時が来たと思っていました。
「俺の最期をいつまで引きずってんだ‼︎」
まず、膝蹴りを喰らわせた火鉢。
そして、お互い“火月”を繰り出します。
“火月”の応酬が終わったら、紅丸は“曙”を放とうとします。
しかし、“曙”よりも先に放たれた火鉢の“仄日“を喰らってしまい、吹っ飛ばされた紅丸は海に落下しそうになりますが、ギリギリのところで纏に乗ることができたので、海に落ちるのは防ぐことができました。
「死んじまった時より強くなってんじゃねェか‼︎」
「お前は口ばっかり立派になっただけだなクソガキ‼︎」
生前より強いドッペルゲンガーの火鉢に対してキレる紅丸とそんな紅丸にキレる火鉢。
一方、陸上にいたカリムや火華は波に異変が起きていたので驚いていました。
「二人の強い炎で“アドラ”が近くなっている…」
波に起きた異変は“アドラ”が原因であると火華は考えていました。
火華の話を聞いていた紺炉は火鉢のことを考えていました。
それは、生前の火鉢の強さであれば紅丸でも倒すことができるにも関わらず、今いる彼は紅丸を圧倒していたからでした。
そのことから、我々が持つ火鉢のイメージを具現化したのではないかと考えていました。
「若‼︎やり残したことがあんだろ‼︎」
紺炉の叫び声に反応してニヤっと笑う紅丸。
「見せてェモンがあんだ‼︎今度は簡単に死ぬんじゃねェぞ‼︎」
紅丸は彼に何かを見せようとしていましたが、そのことに火鉢は何をするのかわからないというような反応を示していました。

炎炎ノ消防隊227話の感想と考察
焔ビトは化け物かもしれませんが、元を正せば人間。
そして、今回であれば火消し隊にとって鎮魂であっても、火消し隊ではない人にとっては理解する人もいれば殺人と思う人もいる。
まさに、節子の息子は火鉢が行った鎮魂を殺人と思ったからこそ、今回火鉢を刺したのだと思います。
そして、こうなる可能性があることを火鉢も思っていたようです。
これは命を背負うものの性なのかもしれません。
そして、火鉢の死という結末を迎えて彼に真に認められることなく頭になった紅丸。
彼の鎮魂の仕方は浅草の人たちを巻き込んだお祭り騒ぎ(?)です。
きっと、誰も悲しませることなく鎮魂させるためなのではないかと思いました。
その一方で第7消防隊の大隊長になるのを躊躇してるようです。
今まで、紺炉が適任と思っているのだと思っていたのですが、火鉢にちゃんと認められていないというのが真の理由だそうです。
回想が終わり2人のバトルが再開されましたが、次回ついに紅丸は“日輪”を放つのではないかと思います。
“日輪”についてわかるのは、放つ前に大きな炎の輪ができるということのみ。
果たして、どんな技なのか?
そして、火鉢が喰らった場合どうなってしまうのか?
次回がとても楽しみです。
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