2019年12月09日発売の週刊少年ジャンプ2020年2号で、僕のヒーローアカデミア253話が掲載されました。
252話ではエンデヴァーの底知れない家族への想いとその決意が見られました。
そしてそれを増長させたのは、他ならない、轟や爆豪、そしてデクの成長が一番大きな理由でもあったと思います。
そしていよいよ物語は、雄英高校1年生としての最後の学期、3学期が始まろうとしていました。
本記事では僕のヒーローアカデミア253話「白雲」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
<< 前話 | 一覧 | 次話 >> |
僕のヒーローアカデミア253話のあらすじネタバレ
冬休みはあっという間に過ぎ、雄英高校に入学したデクにとっては1年次の最後の学期、3学期が始まろうとしていました。
月にして残り三か月、死柄木の復活までは四か月というところでしょう。
A組のインターンを終え、学級委員長の飯田の元気な挨拶から始まります。
一発目の授業は冬休みの間に得た成果や課題を共有するための実践報告会となります。
伝達の長い飯田を叱りつけようと教室に来た相澤と同時に、生徒たちが動き出したのでした。
飯田もインターン先のマニュアルのもとで、物腰の柔らかさを学んだとクラスメートにアピールします。
それまで空回っていないといわれていたのにも関わらず、このタイミングに空回ったと瀬呂や上鳴に笑われています。
すぐにチェーンが外れる自転車と揶揄されながらも、相澤はその成長に目を見張っていました。
そしてこのタイミングで相澤は職員室に呼ばれます。
ところ変わって女子更衣室では、A組の女子たちがヒーローコスチュームに着替えているところでした。
お茶子はこのインターンの間にコスチュームを変更しています。
ワイヤーを入れて重くしたリストバンドで相手に攻撃ができるようになっているのです。
しかしその重さはお茶子自身の個性によって軽くできるのです。
そして芦土がもう一つのリストを持ち上げると、そこから何かが落ちます。
いつぞやのクリスマスにてプレゼント交換で当てたオールマイトの根付でした。
これには思わず芦土もたまらず笑みがこぼれ、ぴょんぴょんと跳ねまわります。
それを抑えながらお茶子もまた決意の表情で、これはしまっておくのだと言います。
一方、男子更衣室でもいち早く互いの情報交換がされていました。
切島はデクの暴走をものにしたことを称え、デクも手ごたえを感じている様子です。
しかしそこに爆豪のコスチュームの一部が刺さります。
不快、と一言言いながら爆豪はデクを睨んでいます。
脳漿がちょろちょろ出しながら倒れるものの、それを指したままデクは移動を開始します。
周囲のクラスメートも奇怪な目で彼を見守ります。
そして、わ~た~が~し~機だ!!とオールマイトが登場します。
私が来た、わたがし機だ、という渾身のギャグを受け流されてしまったオールマイトはしょんぼりしていますが、生徒たちはそれ以上に相澤の所在を気にしているようです。
するとオールマイトは表情を曇らせ、今さっき急用ができてしまった、と言います。
そして様子は車の中に移ります。
そこには相澤とプレゼントマイクが乗っています。
いらいらとした様子の相澤に、プレゼントマイクもまた汗をかいて落ち着かないようです。
USJで戦った、素振りを微塵も見せていない、趣味が悪いにもほどがある、とブツブツと相澤はつぶやきます。
それに対してプレゼントマイクは、塚内さんたちの勘違いに駆ける、と言います。
向かった先は大きな監獄でした。
そこには塚内とグラントリノがいます。
二人を案内しながら塚内は話を始めます。
脳無は人の手によって身体を改造され、複数の個性に耐えられるようになった人間といいます。
しかしそれはもはや生きた人間などではなく、脳みそから心臓に至るまでめちゃくちゃにされているのです。
脳無とは正しく人形、意思持たぬ操り人形と塚内は言います。
そしてそれに、グラントリノははずだった、と付け加えるのです。
授業をトばして来ていると言いながらいら立ちを隠そうとしない相澤を、プレゼントマイクが肩を抑えて押さえつけようとしています。
しかしその手もわずかに震えているのです。
塚内は心の準備のためにも必要なことだと前置きします。
敵連合のことをきくとすとんと電源が落ちたようにしゃべらなくなるその存在は、複数の因子が結合され一つの新たな個性になっています。
そしてそのベースになったのは、かつて相澤たちと雄英高校で苦楽を共にした同窓生、白雲朧のものと極めて近いものであることが分かったのです。
僕のヒーローアカデミア253話の感想と考察
突然の展開にあまりにも言葉が出ませんでした。
ヒーロー科のA組の生徒たちの成長に感動していた相澤先生にとってはまるで天から地に落とされたような心地だったでしょう。
かつての学友が死んだと思っていたら、敵連合の手に渡り、脳無のもとにされていたのです。
これはおそらく、二人の声掛けであれば、何かしらの反応を示すと思ってのことでしょう。
しかしこれではあまりにもひどい邂逅です。
あのいつもプレゼントマイクですら冷や汗に、手が震えるという反応をしているのです。
途中から顔を抑えている相澤先生の気持ちもうかがえます。
これが次回以降どのように影響するのか、非常に楽しみです。
<< 前話 | 一覧 | 次話 >> |