2020年7月1日発売の週刊少年マガジン2020年31号で、『彼女、お借りします』146話が掲載されました。
『彼女、お借りします』146話では、水原の映画が上映される劇場の下見にきた3人。
和也は水原への今の気持ちを、おばあちゃんに伝えます。
おばあちゃんはおじいちゃんから頼まれていたことを思い出し、水原に聞きたいことがあると言います。
本記事では、『彼女、お借りします』146話「家族と彼女②」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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彼女お借りします146話のあらすじネタバレ
おばあちゃんの問いかけに、水原は少し不安な表情で聞き返します。
おばあちゃんが聞きたいこととは、夢を見続けることに苦しんでいるのではないかということです。
思いがけない質問に驚く水原。
以前、おじいちゃんの言葉を思い出し、涙を流したことがある水原はその時のことを思い出します。
しかしいつも通りの振る舞いに戻り、辛いことももちろんあるが夢を見るのは好きで、それはこれからも変わらないと少し照れたように話します。
コーヒーを手伝ってくると、照れ隠しのようにその場を離れる水原。
その水原の後ろ姿を見ながら、おばあちゃんは昔、おじいちゃんと話した時のことを思い出します。
水原の女優という夢を応援するおじいちゃんに、無責任だと怒るおばあちゃん。
女優の道は険しく、簡単になれるものではないというのがおばあちゃんの意見です。
おじいちゃんは、それなら夢は叶わないのかと聞きます。
その質問におばあちゃんは困ります。
おじいちゃんは夢が叶う叶わないではなく、夢が叶うという希望を持ち続ければ、辛く厳しい現実を進めるのではないかと話します。
そんな時、夢は叶うと言い続ける人が、そばに一人くらいいてもいいのではないかと思いを伝えます。
しかしそんなおじいちゃんでも、一つ不安なことがありました。
それは自分が応援し続けることが、重荷になることがあるのではないかということです。
夢を見続けることに苦しんでいるのではないか、それだけが心配でした。
おじいちゃんは間違っていなかったと、立派になった水原を見て納得するおばあちゃん。
おじいちゃんに、今の水原の姿を見ているかと問いかけます。
大きな劇場で、たくさんのお客さんに囲まれて、少し照れたような笑顔でみんなに会釈をする水原を想像します。
トイレを済ませている和也は、先ほどおばあちゃんに言ったことを思い出し、恥ずかしくなっていました。
あと少しでおばあちゃんに映画を見せられると、気を引き締める和也。
トイレから出ると水原が待っていました。
水原はおばあちゃんが喜んでいるのを見て、もう一度和也にお礼を伝えたくなったようです。
それだけ伝え、コーヒーを買いに行くと先に歩いていく水原。
水原の思いがけない行動にドキッとする和也ですが、嬉しくなり笑顔で水原の後を追いかけます。
お客さんたちがざわざわとしています。
救急車を呼んだ方がいい、家族は近くに居ないのかなど心配しています。
そのお客さんたちが見ていたのは、倒れているおばあちゃんでした。
水原と和也はまだ騒ぎに気づいておらず、コーヒーを買っています。
彼女お借りします146話の感想と考察
おばあちゃんが聞きたかったことは、自分達の応援が重荷になっていないかということでした。
まだ水原は子供で、色んな夢をみることが出来ます。
いつ水原が夢を諦めるかわからないし、違う夢を追うかもしれません。
そんな時、精一杯応援してくれるおじいちゃんたちのことを思い出して、水原は言い辛いかもしれませんよね。
そうやって自分たちのせいで、水原が好きに生きられないのは嫌ですよね。
優しいおじいちゃんだからこそ、そうゆう思いがあったのでしょう。
こんなおじいちゃんが居たら素敵ですよね。
二人の心配はよそに、水原は夢を追うことが好きだと言ってくれました。
なんていい家族の話なんでしょうか。
すごくジーンとしてしまいました。
しかし最後おばあちゃんが倒れてしまいました。
やはり久しぶりの外出はきつかったのでしょうか。
水原たちがちょうど離れているときにこんなことになるなんて、、、。
映画ももう間近なのに、劇場で見ることは出来ないのでしょうか。
そんなの悲しすぎます。
次回の話をみるのが怖いです。
最悪の展開になるのか、いつもの元気なおばあちゃんの姿がみられるのか、ドキドキと不安でいっぱいです。
次回はどうなるのでしょうか。
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