『メンズ校』はベツコミにて2006年から2010年まで連載されていた和泉かねよし先生による人気漫画です。
『メンズ校』6巻(22~23話)は、生徒から「アルカトラズ刑務所日本支店」の異名を取る私立の全寮制男子校である栖鳳高校では牧を始めとした生徒達が通っていました。
学祭が終わり、3年生が受験勉強をしている光景をまじまじと見る牧達。
3年生を慰める名目で行われる壮行会の準備をしようとしていた頃、神木と源田の部屋に見覚えのない箱が置かれていました。
一応はこの中身を確認すると、2人は何じゃこりゃと言う表情をしていました。
果たして、箱の中身は何なのでしょうか。
本記事では、『メンズ校』6巻(22~23話)のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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漫画『メンズ校』6巻(22~23話)のあらすじネタバレ
22話
学祭が終わり、3年生は生ける屍として受験勉強に取り込み始める時期になりました。
中には受験というプレッシャーに潰されて、人として終わっている先輩もいる状態でした。
この時期の牧達が出来る事は3年生を慰めるイベントである壮行会をするだけでした。
その準備をしようとした矢先、神木と源田は謎の箱が自分達の部屋に置かれているのを確認しますが、お互いに見覚えがないものでした。
中を確認してみると、おぞましい物だったので2人は、野上の悪戯だ、と察して牧と野上がいない隙に彼らの部屋へと送りました。
しかし、箱の事は野上も知らない様子でした。
牧が戻ってきたところで野上は牧と一緒に箱を開くと、中身はエロコレクションでした。
翌日、花井から寮の所持品検査があることを知らされた牧達は、このままじゃ生き地獄になる、と思って大慌てで部屋へと戻り、エロコレクションが入っている箱を花井の部屋へ送りました。
戻った花井は箱の中身を見て、驚いていると所持品検査が始まりました。
所持品検査が終わった後、神木は部屋が汚かったという理由でトイレ掃除をさせられていました。
因みに箱を置いたのは先輩であり、理由は後輩の元に置いて揶揄う事でした。
神木から事情を聞いた牧は、花井に謝らないといけない、と言いつつ、先輩達が卒業したら自分達が3年生か、と感慨深いように言っていました。
そんなこんなで壮行会が行われ、大盛り上がりで終わりました。
因みに箱に関しては花井が、壮行会の記念品が入っている、と言って誤魔化し、神木と源田の部屋に箱を置いた先輩の手に戻ったのでした。
23話
ある日、野上は牧のポケットから落ちた避妊具を拾い、皆にばらしてしまい、神木と花井はドン引きします。
対する牧は、これはお守りだ、と言います。
時は鷹野エリカとデートして、寮まで行ってキスをした頃に遡ります。
キスし終わった直後に、見回っているシスターに見つかってしまいました。
そのシスターはそれ程厳格ではないので、見逃す事にする、と言ってくれましたが同時に、行為をしているか、と言ってきたので2人は唖然としたようです。
そんな2人に避妊具を渡したシスター。
今の時代にはこういうのが必要なのだろう、忘れずに持っていれば神様が見守ってくれる、と言うシスターに牧は心の中で、見捨ててほしい、と思っていたのです。
現在に至り、牧は包み隠さず言いましたが3人は爆笑していたのです。
因みに3人は既に経験済みで、牧だけが未経験でした。
正直なところ、牧はエリカとは行為をしたいとは思っているが、変な事をして嫌われたくないという思いもありました。
しかもこれまでそういう展開に持っていけてないので、野上は憐れみの目で見ていました。
牧は神木に相談すると神木は、本当に好きな子としたわけじゃないし、遊びで行為できる相手ではなく、ちゃんと好きな人としたほうがいい、とアドバイスし、牧は、神木みたいにすればいいのか、と察したようです。
後日、エリカが来たので牧は神木が普段するかのように接すると、エリカがかなり大人しくしているので、効果てきめんだ、と思っていました。
そしてエリカの頭に葉っぱが落ちてきたので牧は取ろうとするも、エリカがびくっとなったので、最近無口になったね、と思いつつ取ろうとしたらいきなりエリカから、触るな馬鹿、気持ち悪い、と言われてしまいました。
落ち込む牧にエリカは謝ると、男の事で頭一杯にならずに冷静に感情を抑えたいのにそれが出来ない自分が気持ち悪い、と言ったのです。
そんなエリカに牧は、好きだ、と口にすると彼女は牧に自らの身を預けると共に、今何を考えているのか隠さずに言って、と言ったので牧は、ちょっとやらしい事を考えていた、と答えたのでエリカに蹴られました。
牧はエリカと手を繋ぎながら蹴られた箇所を抑えて歩き、エリカは、その気になれば蹴りを避けられるのに変なところで男っぽい、と言う思いを抱いたのでした。
そんな2人の前に神木が現れました。
漫画『メンズ校』6巻(22~23話)の感想と考察
因果応報とはこの事を言うんだろうなと思いましたね。
先輩は自分が集めていたエロコレクションが詰まった箱を神木と源田の部屋に置くことで、彼らを困らせ揶揄おうとしていました。
表向きはそうしようと思っていたのでしょうけど、本当は所持品検査で見つかってしまえば志望校に行けなくなる恐れがあるから後輩に罪をなすりつけようとしていたのではないでしょうか。
しかし、そんな事をしてしまったせいで箱は神木達から牧達の元へ行き、花井の元へ行き、壮行会の景品となり、先輩の元へとリターンする結末となりました。
そう言う事なので因果応報だなと思ってしまいましたね。
牧に触られそうになった際にエリカが漏らした本音から、腐女子であるエリカもちゃんと年頃の女の子だったんだなと思いましたね。
恐らく初めて牧とキスをした時から、無意識に牧の事を意識し始めたのではないでしょうか。
それなら映画館へ行った際に女の子とひと悶着になり、その際に牧が女の人と普通に会話をしていた事に嫉妬を覚えたのも当然かもしれませんね。
そして牧と再びデートをしに行く際も、頭の中は彼の事でいっぱいだったのでしょう。
行為に至るまではまだまだですが、恋人としてはいい感じで関係が進んでいると思いますのでこれからどうなっていくかが楽しみですね。
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