2020年1月6日発売の週刊ヤングマガジン2020年6号で、『皆殺しのアーサー』13話が掲載されました。
皆殺しのアーサー13話は、グロスタシア城を守っているコルグリヌスが動き出そうとしていました。
どう動こうとしているのか考えている中、ガウェイン率いる軍勢が勝手に出撃し、別動隊を使って城壁を崩す事に成功したのです。
そうしたら合図を受けた弟のバルドゥルフスが率いる軍勢が、伏兵として動き出そうとしていました。
今なら敵の側面を突けると踏んだモルドレッドは部隊を率いて突撃したのです。
果たして、この奇襲は成功するのでしょうか。
本記事では、皆殺しのアーサー13話『死を呼ぶ兄弟』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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皆殺しのアーサー13話のあらすじネタバレ
グロスタシア城から炎を纏った矢が打ち上げられ、その様子を見ていたランスロット隊のクロウは敵が動くと呟きます。
今の矢は敵が援軍に呼びかける合図なので、クロウは敵が何処から向かってくるのかと警戒し始めるのです。
そしてクロウはグロスタシア城を守るコルグリヌスと、その弟で槍の盟主であるバルドゥルフスの話をし始めます。
彼らはウェセックス建国から十数年間もの間、数多くの戦争で圧倒的な強さを誇っていたのです。
コルグリヌスは知将として知られており、抜群の知略で士気の高い兵士達を集めて効率的な策を練ります。
バルドゥルフスはコルグリヌスが集めた兵士達を率いて彼の策を忠実に実行する事から、彼らは命を落とす事を恐れる事のない最強の部隊になり、狂戦士を生み出す悪魔の兄弟になるのだとクロウは言うのです。
そして自分達が城を攻めた隙に、何処かにいるであろうバルドゥルフスに襲わせて自分達を挟撃して一網打尽にするのだと語るクロウ。
そんな中、ガウェインが率いる軍団が勝手に突撃し始めたので、モルドレッドは合図が見えていなかったのかと呟きます。
対してクロウはガウェインの部隊はいつも通り、敵の援軍が向かってくる前に速攻を仕掛けるだけだと言うのでした。
ガウェインは目の前にいる敵を何人か始末すると、自身の部下に自分に続くように言うと部下達は大きな声で返事をして突撃します。
戦いの様子を見ていたモルドレッドは純粋に強いと感じており、強引とはいえこの戦い方なら門も破れるのではないかと期待し始めていたのです。
しかし、コルグリヌスの指示で城の上から弓矢を持った兵士達が出てきて、ガウェインの部隊目掛けて矢を射っていきます。
ガウェインは何とか無事で、モルドレッドは敵が増えたと呟くのです。
そんな中、彼らの耳に何らかの大きいな音が聞こえます。
その音の正体がガウェインの別動隊が大きな丸太を使って城壁を破壊した音でした。
クロウは別動隊を使って壁を破壊する事で、そこから城へと侵入するのだと踏んでいました。
ガウェインはコルグリヌスの事をハゲと呼んで、自分は好きな場所から入るから首を洗って待っていろと宣戦布告と言わんばかりの言葉を言ったのです。
そうしたらコルグリヌスは部下の命じて第二の矢を上空へと放ちました。
これはバルドゥルフスの部隊に対する突撃命令で、彼が率いる軍勢がガウェインの部隊目掛けて突撃していくのです。
この事にモルドレッドは気づき、クロウも気づいており、ガウェイン達がどうするのか楽しみだと呟きます。
しかし、モルドレッドは一部隊を率いてバルドゥルフスの部隊目掛けて突撃していくのです。
クロウはガウェインを助けに行こうとしているのではないかと考えると共に、このままじゃ無駄に命を散らすだけだと呟くも、ランスロットはそうでもないと言います。
その理由はもし部隊がバルドゥルフスの部隊なら、敵の主力を潰す絶好の好機だからです。
モルドレッドは力が全てと言う考えなら自分はここで力を知らしめると思いながら、敵の側面を突きます。
皆殺しのアーサー13話の感想と考察
今回の話で、ガウェインはただ力づくで動くのではなく頭も使っていたんだなと思いましたね。
ここまでの話から彼が率いる部隊は腕っぷしが強い部隊だとされていて、彼自身も腕っぷしが強いのでこれまでの戦いでは力ずくで戦ってきたのかなと思っていましたが勘違いだったみたいです。
最初は真正面からかかってきて、相手がこの部隊は力づくで城を落とすつもりなのだと思わせて、別動隊の存在を気づかせないようにして城壁を破壊させたんだと思います。
そうだとすると、力攻めしか出来ないと思っていた事を謝りたいなと思いましたね。
そしてモルドレッドが仕掛けた奇襲が無事に成功してほしいですね。
次回は、モルドレッドがバルドゥルフスと対峙するのではないかと思われます。
合図を受けて動いているので伏兵なのは間違いなく、これはコルグリヌスの考えた作戦なのでバルドゥルフスが絡んでいる可能性は高いでしょう。
しかも、モルドレッドが率いる部隊が側面を突いたので、思いもよらぬ攻撃を喰らった部隊は大いに乱れてその隙にモルドレッドが奥深くに切り込んでいくと思います。
それ故にモルドレッドはバルドゥルフスと対峙して、激しい戦いを繰り広げるのではないでしょうか。
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