2020年6月15日発売の週刊少年ジャンプ2020年28号で、「僕のヒーローアカデミア」第275話が掲載されました。
前話の「僕のヒーローアカデミア」274話では、エンデヴァーが死柄木を止めるべく戦いを挑みます。
しかし、死柄木の興味はワン・フォー・オールを手に入れることに移っており、エンデヴァーとの戦いよりもサーチの個性を発動することを優先します。
エンデヴァーの猛攻を受ける死柄木でしたが、超再生能力の前に炎は効かず、空気を飛ばす個性でエンデヴァーは吹き飛ばされてしまいました。
死柄木はエンデヴァーとは戦わず、凄まじい身体能力を駆使して跳躍し、移動を開始し始めました。
無線の内容から死柄木の狙いを察したデクは、爆轟からの一喝を受け、ともに死柄木を誘導することを決意するのでした・・・。
本記事では、「僕のヒーローアカデミア」第275話「エンカウンター2」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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僕のヒーローアカデミア275話のあらすじネタバレ
跳躍を続け、デクのもとへと一直線に進んでいく死柄木。
死柄木のサーチは、個性を奪われた人間が奪われる直前まで持っていたデータも含めることが出来るようです。
サーチは見た者の居場所と弱点が分かる個性。
その個性の存在と、元の持ち主であるラグドールと出会ったことがあることからデクは居場所を特定されることとなり、因果だと死柄木も笑みを浮かべます。
死柄木を追うエンデヴァーは、デクが死柄木を誘導できると話す根拠が分からず困惑します。
デクは細かな説明は省き、死柄木が進行方向を変えたら教えて欲しいとだけ伝えました。
実際に、目の前で死柄木が方向転換をしたため、エンデヴァーはそれをデクに伝えます。
自分が追われている確信を得たデクは、このまま引き付ける旨をエンデヴァーに報告し無線を切りました。
エンデヴァーは全体無線で、死柄木の超人的な身体能力と超再生について共有し、注意喚起をします。
その様子に、無線は厄介だと死柄木もぼそりと呟きます。
デクに危機が及ぶことを考え、デクのことを救う策を巡らせるエンデヴァー。
一方、爆轟と移動するデクでしたが、不意になぜ爆轟がついてくるのか気になったデクは理由を尋ねます。
あの状況下で事情を理解して動ける人間は自分しかいない、と爆轟は怒りながら話します。
デクが礼を言うと、爆轟はデクのためじゃないとハッキリ言い切りました。
オールマイトを終わらせた原因が自分にあることを気にしていた爆轟は、死柄木を倒すことでその雪辱を晴らそうと考えていたのです。
お前も足を引っ張るなとデクを煽る爆轟に、気を引き締めるデク。
現状、デクがワン・フォー・オールを使用できるのは全開に対しての30%分のみです。
それは身体への負荷を考えてのことであり、インパクトの瞬間にだけ45%まで引き上げることは可能。
現状、30%の力で移動するデクについていけている爆轟は、自分の確かな成長を感じていました。
負けたままじゃいられねえ、と想いを口にしながら、デクと爆轟は進んでいきます。
その頃、死柄木は複数内在している個性の中から、「空気を押し出す」と「電波」の個性を見つけて複合し、それを手の平から撃ち出しました。
電波の影響でヒーロー達の無線通信が妨害され、押し出した空気を推進力にした死柄木は一瞬にしてデクの前に姿を現しました。
死柄木の姿を見た瞬間、過去に神野町で過ぎったのと同じ死のイメージを見せつけられたデクと爆轟。
ワン・フォー・オールをよこせと手の平を見せる死柄木に突っ込んでいくデクでしたが、グラントリノが2人を抱えて連れ戻します。
アレと戦うつもりだったのか、どうにかなる相手じゃないとグラントリノに諭されるデク。
ドラゴンに姿を変えたリューキュウが死柄木に攻撃を繰り出し、死柄木は崩壊させようとしますが個性は発動せず死柄木は吹き飛びました。
デクと爆轟がその場にいたことに疑問を抱きつつ、クラストや白雲朧に救われた命であることを噛み締めながら、イレイザーヘッドが戦場に現れるのでした・・・。

僕のヒーローアカデミア275話の感想と考察
デクと死柄木がいよいよ交戦するかと思っていましたが、そうなりませんでしたね。
私の予想では、ここでデク&爆轟が死柄木相手にそれなりに健闘します。
しかし、死柄木は本気を出しておらず爆轟が重傷を負わされてしまいます。
追い詰められたデクは、ワン・フォー・オールの中の個性を覚醒させて死柄木を追い込みます。
強力な遠距離攻撃、もしくは回復能力、個性無効化のどれかが発動する個性としては濃厚。
しかし、ギガントマキアの乱入により死柄木を取り逃がしてしまう・・・。
デクの持つワン・フォー・オールの秘密がヒーロー達に知れ渡り、新たな希望となったデクはプロヒーロー達からの特訓を受けていくのでした。
しかし、デクの個性のことを知ったヴィランや政治家達はデクを狙って暗躍し・・・みたいな展開を想像していました。
ですが、こうならないと決まったわけではありません。
イレイザーヘッドが早くも登場しましたが、誰もが予想する死柄木攻略の最重要キーマンですよね。
イレイザーヘッドに個性を消されるということは、高い身体能力や再生能力も封じられるのでしょうか。
個性由来の肉体強化であるのなら全てを封じることが出来るでしょうから、そうなれば勝率はぐっと上がります。
もし封じられないのであれば、個性は無くとも死柄木は十分に脅威であり、戦いは厳しいものになるでしょう。
死柄木にとってはイレイザーヘッドの個性も欲しいでしょうから、戦いの中でイレイザーヘッドが攫われる、なんて可能性もあるかもしれません。
以上、引き続き276話以降も目が離せないですね。
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