2019年10月28日発売の週刊ヤングマガジン2019年48号で、『皆殺しのアーサー』5話が掲載されました。
前の話のあらすじは、捕虜交換をキチンと成立させようとしたモルドレッドでしたが、捕虜交換はサクソン人をだますためのアーサー軍の罠でした。
アーサー軍とサクソン人の戦いに,巻き込まれたモルドレッドは瀕死の重傷を負います。
モルドレッドの前に現れたランスロットが現れた所で終わりました。
ランスロットは、瀕死のモルドレッドにどんな言葉をかけるのか。注目です。
本記事では、皆殺しのアーサー5話「裏切りのランスロット」のあらすじと感想を紹介していきます
※ここから先はネタバレ注意です。
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皆殺しのアーサー5話のあらすじネタバレ
メーデン要塞に火の手があがっています。
続々とメーデン要塞に侵入するアーサー軍団。
ランスロットはモルドレッドが生存していた事に驚きます。
モルドレッドはランスロットに激怒し言います。
「我々は門を開くための囮ではないか、停戦を命じた王の命令を無視していいのか?」
ランスロットは答えます。
「囮の役目をよく果たしてくれた。命令通り動くだけなら誰でもできる」
「モルドレッドの力を借りて、砦を奪取する計画を思いついたので王に進言し、実行したのだ」
血まみれのまま剣を握りしめるモルドレッド。
さらにランスロットは言います。
「メーデン砦を手に入れる事ができた、今日アーサー王の英雄譚がまたひとつ生まれる」
モルドレッドを挑発するランスロット。
モルドレッドの我慢の限界に達すると同時に、モルドレッドは剣の封印は破りました。
封印を破った剣で、馬上のランスロットに斬りかかるモルドレッド。
ランスロットは上半身をそらし、モルドレッドの剣をかわします。
追撃をかけようとするモルドレッドですが、自分から流れでる血によって剣を落としそうになります。
なんとか握りなおしたモルドレッドですが、剣を上段に構えるランスロットの姿を見ます。
ランスロットが剣を振り下ろします。
防御しようとするモルドレッドですが、間に合いません。
左の肩から胸のあたりまで斬られます。
口から吐血し、膝から崩れ落ちるモルドレッドにランスロットは言います。
「ブリトン人やブリテン島を守りたいのでないのか?アーサー王と円卓の騎士以外、人と島を守れるものはいない」
「戦えない者は、存在する価値がない」
モルドレッドは地面に倒れこみます。
人を守る力が足りない事を悔やむモルドレッド。
【モルドレッドの過去に場面が変わります】
少年時代のモルドレッドの目の前で、サクソン人に犯されるモルドレッドの母親がいます。
犯されていたモルドレッドの母親は、サクソン人の隙をつき犯していた相手を剣で突き刺します。
たちどころに反撃され、モルドレッドの目の前で刺殺されるモルドレッドの母親。
力が足りたい事を悔やむ少年時代のモルドレッド。
【現在のモルドレッドの場面に変わります】
モルドレッドが生きていることに気づき、ランスロットはモルドレッドに近づきます。
モルドレッドの体を、観察したランスロットは『なに』かに気づきます。
ランスロットは言いました。
「バカは嫌いだが、無謀者は面白い。モルドレッド卿にはまだ使いみちがある」
ランスロットは、モルドレッドをエクスターへ連れ帰る指示を出すと
メーデン砦の中に入っていきました。
皆殺しのアーサー5話の感想と考察
メーデン砦襲撃の計画を立てたのが、ランスロットと判明した今回の話でした。
今回の話でも相変わらず、腹立つ顔をしているランスロット。
アーサー王の威を借る小悪党かと思いきや、襲い掛かってきたモルドレッドを返り討ちにする実力は持っていました。
アーサー王の部下ですから、ある程度の武力は持っていて当然といえば当然ですね。
「モルドレッドに、斬り殺されたらよかったのに」(心の声)
モルドレッドの過去に起こった出来事も判明しました。
モルドレッドがサクソン人を憎むのも当然ですね。
現在も過去も力が足りず、ひどい目にあうモルドレッド。幸せになることはあるのでしょうか?
ランスロットが、モルドレッドの体を見て『なに』かに気づきました。
悪い予感しかしません。
次話を楽しみに待ちたいと思います。
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