2020年6月8日発売の週刊少年ジャンプ2020年27号で、「僕のヒーローアカデミア」第274話が掲載されました。
前話の「僕のヒーローアカデミア」273話では、死柄木の個性「崩壊」の伝播により街が崩れていきます。
デクやヒーロー達が食い止めようと奮闘するも、衝撃波の類では無いため止めることが出来ません。
崩壊の様子を見たデクは、過去の経験からこれは死柄木の仕業だと直感的に気付きました。
一方、超常解放戦線のアジトでは、トゥワイスを殺されたことで怒るトガがヒーロー達を次々に襲います。
本当に生き辛い世の中にしているのはどっちだと訴えるトガの言葉に呼応するように、死柄木の呼びかけに応えたギガントマキアも姿を現します。
その頃、病院では崩壊から逃れていたエンデヴァーが死柄木と対峙していました・・・。
本記事では、「僕のヒーローアカデミア」第274話「サーチ」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
<< 273話 | 一覧 | 275話 >> |
僕のヒーローアカデミア274話のあらすじネタバレ
死柄木に向かって全力で突進していくエンデヴァー。
しかし、死柄木は全くそれに動じることなく、「サーチ」の個性を発動させワン・フォー・オールを探していました。
エンデヴァーは「ヘル・カーティン」と呼ぶ巨大な幕のような炎で死柄木の動きを封じつつ攻撃します。
直感的にエンデヴァーも死柄木をこの場から移動させてはならないと感じていたのです。
炎を喰らって全身が燃えていく中、微動だにしない死柄木。
エンデヴァーは、一刻も早く戦いを終わらせるために追撃をしようと接近します。
しかし、死柄木の反撃、伸ばされた手をのけぞりかわします。
人間が動ける温度ではないはずなのに凄まじいスピードで動く死柄木に驚くエンデヴァー。
死柄木は炎に耐えているのではなく、凄まじい再生能力で燃えた側から再生をしていたのです。
空中で方向転換し、エンデヴァーは死柄木を地面に叩きつけます。
すかさず全ヒーローへ通信を繋ぎ、死柄木と交戦中であること、そして地面に触れずに動けるヒーローは包囲網をはるように指示を出します。
そんな中、死柄木が突き出した手を避けるエンデヴァーでしたが、別のレーザーのような個性を喰らい吹き飛ばされてしまいます。
オール・フォー・ワンが持っていた個性は死柄木に移されていますが、死柄木は生まれつき備わっていたように感じ、それを使いこなすことが出来るようでした。
しかし、死柄木は満ち足りないと不満そうに言い放ちます。
死柄木の中で何かが彼を駆り立てます。
オール・フォー・ワンが欲した力の内で、唯一思い通りにならなかった個性、それがワン・フォー・オールでした。
その言葉を死柄木は思わず口にし、聞きなれないエンデヴァーはワン・フォー・オールと復唱します。
その言葉を通信で聞いていたサイドキックのバーニンが聞き返しますが、デクと爆轟はその通信の意味をよく理解していました。
死柄木はラグドールから奪ったサーチの個性により、デクの居場所をすでに特定しています。
死柄木が大きく跳躍し、街の方へ向かい始めました。
エンデヴァーの通信を聞いてパニックになるヒーロー達。
ワン・フォー・オールのことを話せば自分の保護に人手が割かれ、住民の避難対応が遅れるかもしれない。
どうすべきか悩むデクに爆轟が一択即決だと言い切ります。
街の人たちの安全を最優先するために、一人その場を離れることを決意するデク。
忘れ物があると嘘をついてその場を離れるデクを、麗日は心配そうに見つめます。
デクは距離と土埃が立っている状況から、死柄木は目視ではなく個性で自分のことを把握していると確信していました。
死柄木を呼び寄せるために人気のないところへ向かって走るデク。
個別通信でエンデヴァーに連絡を取ったデクは死柄木を街から引き離すことを伝え、爆轟はその前に俺が死柄木を潰すと意気込むのでした・・・。

僕のヒーローアカデミア274話の感想と考察
エンデヴァーの攻撃に対して派手に反撃せず、ただただ確かめるように攻撃を受けている死柄木が恐ろしい回でしたね。
余裕から来る振る舞いなのでしょう、NO.1ヒーローとの戦闘中にワン・フォー・オールのことを考えられるぐらいなのです。
しかし、ラグドールの個性であった「サーチ」は、100人までの目視した事のある人間の居場所や弱点などを知ることが出来るものです。
死柄木がラグドールのサーチを引き継いでいたのは最近ですから、個性入手前に出会った人物の情報も知ることが出来るということなんですね。
そうすると、ひょっとしてワン・フォー・オールだけではなく、他にも個性を狙われて危険に晒される人間が大勢出てくる危険性があります。
ここで死柄木を取り逃せば、恐ろしい展開になりそうですね。
しかし、死柄木に狙われていると知りながらも物怖じせず立ち向かうデクと、それを支えるように動く爆轟の行動はすでに立派なヒーローのそれです。
2人のコンビネーションもそう遠くない話の中で見られそうで、期待感が高まります。
ギガントマキアがこちらに向かってきていることを忘れてはいけませんが・・・。
以上、引き続き275話以降も目が離せないですね。
<< 273話 | 一覧 | 275話 >> |