2020年6月3日発売の週刊少年マガジン2020年27号で、『ダイヤのA act2』214話が掲載されました。
『ダイヤのA act2』214話は、倉持、小湊春市、白州の連打で勝ち越しに成功し、打席には御幸が立ちます。
御幸の迫力に創聖バッテリーは怖気づいてしまうが、サインを送る小泉監督を見て我に返ると、今は無理して勝負する場面じゃないと考えて御幸を敬遠させたのです。
満塁となって5番の前園が打席に入ると、先輩の増子の言葉を思い出しながら静かに闘志を燃やしていました。
果たして、確実性は今一つだが長打力には自信がある前園はこのチャンスをものに出来るのでしょうか。
本記事では、『ダイヤのA act2』214話『集大成の』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ダイヤのA act2 214話のあらすじネタバレ
倉持、小湊春市、白州の連打によって勝ち越されてしまった創聖学園。
そして4番御幸を迎える中、小泉監督は創聖バッテリーに大声で声をかけるとジェスチャーを送ります。
ジェスチャーの内容は肩に力が入っていて、目の前のバッターは無理して勝負する相手ではなく、コーナーも心も広く大胆に行けというものでした。
そんな小泉監督の姿を見た創聖バッテリーを始め、内野陣と外野陣は緊張がほぐれたみたいでした。
そして御幸に対してはまともに勝負することなく、四球で歩かせて満塁にしました。
試合を見ている観客は、際どく攻めていたみたいだけど逃げたな、と言うと別の観客は、御幸は青道で一番怖い打者であり雰囲気も出ていたからこの選択は良かった、と言いました。
試合を見ていた門田は打席に入ろうとしている前園に、さあ勝負だ、と大声で叫びました。
小湊亮介は元5番バッターだった増子に、5番バッターはこういう場面では燃えるものなのか、と尋ねると増子は何も言いませんでしたがその視線は前園を見ていたのです。
創聖内野陣は前進守備を再び敷きました。
相手が強いのは初めから分かっているからこそ背伸びする必要はなく、自分達がやって来たことを出し切ろう、と心の中で言う小泉監督。
内野陣も柳楽に対して心の中で、後ろには自分達がいるから全力で行けと言っていました。
打席に入った前園を見た増子は、勿論プレッシャーはあるかもしれないが期待されなかったら御幸の後ろは任せていないはずだから結果を恐れずに自分のスイングを貫け、と心の中で呟きました。
ベンチにいる落合は、チームでは一番に打点を稼いでいるが好投手に通用出来るのか、と正直前園の実力を余り信用していないようです。
そして柳楽は第1球目を投げると、前園は打ち返しますがツーシームだったのでファールになりました。
次に柳楽はストレートを投げると、前園は打ったのだがこれもファールになってしまい、追い込まれてしまったのです。
前園を見ていたキャッチャーは、ツーシーム狙いか、と感じ始めているみたいです。
そして敢えてツーシームを投げるも、前園はバットを出しませんでした。
ツーシームはストライクゾーンギリギリを外れていたので、ボールとなりました。
塁にいる御幸は、今のを触れるのなら大丈夫だ、と心の中で呟きました。
柳楽は次で決めるために、先程と同じコースで同じ高さにストレートを投げたのです。
前園はバットを構えながら過去に、4番の後ろが頼りなかったら相手は御幸との勝負を避けちゃうから後ろには怖いバッターが必要だ、と言ったことを思い出していました。
そして前園はバットを振ってストレートを打ち返し、打球は柳楽の横を抜いていきました。
奈良は何とか走りこんで捕球しようとしましたが、打球が早かったのでスライディンキャッチをしようとしたのです。
しかし、無情にもボールはセンター前へと進んでいきました。
これで更に追加点が手に入ったのか、前園は雄たけびを上げたのでした。
ダイヤのA act2 214話の感想と考察
御幸が歩かされて、前園が打席に入りましたが正直落合と同じように不安はありましたね。
前園はこの夏の大会でチームの中では多くの打点を重ねていましたが、好投手からは点を取っていないから落合の評価も高くないのでしょう。
その評価を覆すように打っていったのは見事だと思いましたね。
まだランナーはいますので、ここいらで一気に柳楽を打ち崩して勝敗を決めてほしいなと思いますね。
次回215話は一気に得点を取っていくのではないでしょうか。
創聖学園は御幸と勝負したら痛い目見ると思ったから、それなら御幸よりは安パイだと考えた前園と勝負したのでしょうが、それが裏目に出てしまった感じになってしまいました。
前園の打球からセンター前ヒットになると思いますが、この間に小湊春市は当然帰って来ると思いますが、白州も足がありますので相手がもたもたしていたら迷わず本塁を踏んでいるでしょう。
この後も投手ながら長打力がある降谷、ミート力がある東条、柳楽から一発を打っている結城、ストレートにはめっぽう強い金丸が続いていきます。
これらのバッター達も柳楽の球を捉えつつあると思いますので、彼らが連打して更に追加点を取っていく事になるのではないでしょうか。
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