2020年1月11日発売の週刊ヤングマガジン2020年7号で、『レッドカード』6話が掲載されました。
レッドカード6話は、小学生サッカーをしたせいかつ前回の試合で6点を取られたヒロシに2点取られたという肉体的と精神的にダメージを受けた川口南サッカー部の面々は戦意を失っていました。
この状態じゃ試合の継続は無理だと判断した森は棄権すると言い、高梁達も反論しなかったので更に監督を辞退するとまで彼女は言ったのです。
彼女の覚悟を聞いた高梁達は詫びると、すぐさま作戦会議を始め、以前の守備的サッカーをする方向で話は進みます。
そんな中、由紀虎はヒロシの止め方が分かったと言ったのです。
果たして、どのようにして止めるのでしょうか。
本記事では、レッドカード6話『やっちまったよ』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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レッドカード6話のあらすじネタバレ
川口南は与野中央の10番であるヒロシによって2点を取られてしまい、全員が息絶え絶えとなっていました。
ベンチでずっと試合を見ていた由紀虎は彼の凄さを感じており、下手すればあと2点くらいとられてもおかしくなかったと感じていたのです。
同時に2点差だからまだ勝負は分からないけど、点差以上に力の差があるとも感じていました。
実際、彼らは攻撃に転じることが出来ずにただ必死に守っていたのでヘトヘトの状態でした。
しかも皆弱気になっており、中には試合終わった後にカラオケでも行こうやら後半は余計な体力を使わないようにしよう等諦めムードが漂っていました。
そんな彼らの様子を見ていた森は椅子から立ち上がって、相手側にこの試合を棄権する事を伝えると言って相手側へと向かっていくのです。
しかし、高梁達はこの事に関して一切止める気配が無かったので彼女は途中で立ち止まると体を震わせて、涙を流します。
この事に気づいた高梁達は唖然とし、我に返ると正直やってしまったと自らの手で顔を覆っていたのです。
そして森は相手側にもう棄権すると申し出ました。
高梁は森の元へと行こうとし、逢原は今更どうしたってみっともないだけだと止めたのです。
そうしたら高梁は逢原に自分にムカついているのなら殴れと突然言い出し、逢原は取りあえず軽く殴りました。
殴られた高梁は倍返しくらいの一撃で逢原を殴ると、一度は諦めたけどやっぱりこの試合に勝とうと口にし、皆はどうなんだと訴えたのです。
そして自分達はこんなもんじゃないと、少なくても自分はそう思っていると大声で言ったので由紀虎は思わずゾクッとします。
彼の叫びを聞いた逢原は高梁に近づくと、彼を殴りつけると雄たけびを上げたのです。
続いて他のメンバーも雄たけびを上げます。
その声は相手側へも聞こえており、棄権を訴える森にやる気が無いわけじゃなさそうだと言うのでした。
高梁達は森に謝罪すると、前半戦での反省会を始めます。
覚醒した時のヒロシはまるで6人を抜いたように見えるけど、実際に抜かれたのは実際は1人だけであったので、DFの1人は今度はシャツを掴んででも止めると言ったのです。
逢原も自分達は攻めるのが好きだけど今回の試合では全員守らされているから、辞める前のコーチに教えられた超守備的サッカーをしようと提案します。
守備的サッカーでは点が入る可能性は少なくなりますが、彼らはそのサッカーで新人戦ベスト8にまで行ったからそれなりにやれる自負があり、誰も異存はありませんでした。
高梁はヒロシに関しては、レッドカードを提示される覚悟で止めようと言い、皆も退場者続出しそうだと言いつつも異論はありません。
大盛り上がりを見せる中、由紀虎はちょっといいですかと挙手したのです。
由紀虎はこの試合の中、ずっと10番を見ていたと言うと高梁はだから何だと、早く言えと言います。
そのご要望に応えるかのように、10番の止め方が分かったと言うのでした。
レッドカード6話の感想と考察
森が棄権を申し出ようとしたのを見て、高梁達はやる気を取り戻しましたね。
森が棄権を申し出る際に、高梁達から何でそんな勝手な事をするんだと、自分達はまだやれると言う言葉を出させようとしていたのではないでしょうか。
そうしたら予想以上に戦意を喪失してましたので、反骨心の無い彼らの不甲斐なさに涙を流したのだと思います。
教師とはいえ少なくとも女性に涙を流させたのですから、高梁達は自分達が不甲斐ないせいで森は涙を流したのだと思い込み、やる気を取り戻したのでしょう。
そしてどうヒロシを止めようかと思案している中で、由紀虎は止め方を見つけたと言っていましたが、見た感じは止めれそうな感じが一切しませんし、癖らしきものも見られません。
それでもそう言ったのは何か気づいた証拠ですので、一体何に気付いたのか気になるところです。
次回で、その由紀虎がベンチで試合を見ていて気付いたヒロシの止め方を皆に話すのではないでしょうか。
恐らく試合の中で、ドリブルを仕掛ける際に自分でも仲間にも気づいていない癖があったのではないかと思います。
それにサッカーがうまい選手は基本的なプレーもうまいのですが、動きに工夫が無いのです。
この2点に気付いた由紀虎が皆に話すのだと思います。
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