2020年5月27日発売の週刊少年マガジン2020年26号で、『なれの果ての僕ら』19話が掲載されました。
なれの果ての僕ら19話は、面談を終えたみきおは歓喜しながら皆に会えて良かったと、人は憎いほど可愛いと言って皆が待つ教室へと行きます。
おかげで有益な情報が取れたと言いつつ、みきおは昨日の事実確認をしようと言い出しました。
昨日の夜中、教室の外に出た人がいたとみきおは言うと共に出たのは安藤だと言ったのです。
そう言われた安藤自身は何故か言いづらそうにしていました。
果たして、坂本を始末したのは本当に安藤なのでしょうか。
本記事では、なれの果ての僕ら19話『蜘蛛の糸』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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なれの果ての僕ら19話のあらすじネタバレ
ネズ達との面談を終えたみきおはその結果を書き記したメモを天井へとばら撒き、こんなことまで話してくれるなんてと言いながら大の字になって紙のシャワーを浴びていました。
そして皆に出会えて良かったと、人は憎いほど可愛いと呟くみきお。
教室へとやって来たみきおは皆に面談をしたおかげで有益な情報が引き出せたと喜びながら言います。
情報と言っていたことから皆は坂本が誰に始末されたのか分かったのではないかと思って、みきおを問い詰め始めたのです。
しかし、みきおは気になる人って言っただけなのにさっきの面談で坂本が誰かに始末された疑いのある人を言うんだよねと言いました。
そう言う事なのでみきおは次の実験に移る前に昨日の事実確認をしようと言い出し始めたのです。
水野は教室の外には誰も出てないと言うが、みきおは夜中に教室の外に出た人がいたという証言が取れたと言います。
教室の外に出たのは安藤だと言うみきおに、皆はざわつき始めました。
安藤は反論をしようとしていたが、みきおが証言が取れているから言い訳出来ないと封殺したのです。
安藤は教室の外へと出たのは事実だと認めましたが、トイレへ行っていただけで坂本を始末したわけではないと弁明します。
しかし、証言では20分くらい教室の外に出ていたのにトイレなのはおかしいと言うみきお。
そうしたらしょーやんが安藤に食って掛かり、お前がやったんだろうと問い詰め、止めようとする未来も突き飛ばしました。
こうまで問い詰められても安藤は応える気がありませんでした。
そうしたら倉本がもういいんじゃないかと提案すると、安藤は言わないでと激しく反発しました。
しょーやんは倉本に何か知っているのか、坂本を始末したのはお前かと、安藤と共犯なのかと問い詰めますが倉本は安藤のために口を割らないつもりでした。
なら殴ってでも聞き出そうとするしょーやんを見て、安藤は喋るからやめるように言います。
安藤が教室の外に出た理由は生理が起きたからで処理に時間がかかったからでした。
倉本も安藤が荷物を取りに教室に来たのを見ていて、恥ずかしいから言わないでほしいと口留めされていたと言います。
しょーやんは余り納得できておらず、証拠を見せろとまで言ってきて及川も同調し始めたのです。
事の成り行きを見守っていたみきおは安藤が教室から出ていた時間は10分ちょっとだから坂本を始末するのは不可能であると言いました。
しょーやんは20分って言っただろと言うとみきおはそれは証言の話であって自分が言ったわけではないと、自分が言った情報を聞いて勝手に判断したのはそっちだと言いました。
そして蔑むような顔をして自分の頭で考えずに不確かな言葉に踊らされる人にとっては勘違いしやすかったかもと言ったのです。
そもそも安藤の話をした際に誰かが監視カメラはと言えば、安藤が犯人じゃないとすぐ言ったのにと言いつつ、不確かな情報で安藤を傷つけたとみきおは言うとしょーやんに恥を知れと言い放ちました。
続けてみきおはネズ達の教室以外の教室の監視カメラが隠されていたことを話しました。
倉本達は監視されながらだと寝られなかったと答えました。
そしてみきおは3つの教室にいた人のうち2人が安藤と同様に教室の外に出たという証言があったと言うと、皆は唖然としている様子でした。
そんな中、長谷部は2人のうちの誰かが坂本を始末したんだと思いつつ、出ていった人に心当たりがある様子でした。
そんな中、ネズはその2人以外にも外へ出た可能性があるのに2人だけ疑っても無駄に不安を煽るだけと言うと、みきおは正解と言いました。
そして皆にもっと疑い、自分の頭で考えて答えを導かなければ生き残れないと言うと、次の実験を始めると言いました。
時は事件後になります。
溝口は警察に実験の際に傷ついた箇所を見せると、みきおは悪魔だと言いました。
その際にみきおは何か予言めいた事を言っていなかったかと聞くと、分からないと答えたのです。
そして現在に至り、ネズ、未来、桜庭、黒田、溝口、長谷部、水野、雨宮、月岡、山口、しょーやんが手を縛られていました。
みきおはネズ達は罪人であり、縛られていない倉本、安藤、石井、及川、梶原、橘、小山内、早乙女、葉月、犬飼、は天使であると述べます。
今回の実験は花いちもんめ改であり、誰が必要で誰が不必要化を決める実験でした。
なれの果ての僕ら19話の感想と考察
今回の安藤の一件を使って、みきおは僅かな情報だけで安藤がやったと疑うのか、それとも安藤が本当にやったのかを疑えるを図ったのではないかなと思いましたね。
その結果、しょーやんを始めとした数人が疑ったのでみきおからしたら恥を知れと言うのもわかるなと思いますね。
情報を確かめもせずに平気で相手を責め、その人物が自ら命を絶つというケースがあるので今回の話でちゃんと情報を仕入れてから発言した方が大事だなと思いましたね。
次回20話はこの実験のルールが明らかになるのではないでしょうか。
本来の花いちもんめはそれぞれの組は手をつないで一列に並んで向かい合い、勝った組から「か~ってうれしいはないちもんめ」と歌の一節を歌いだして、歌っている組は前に進み、相手の組はあとずさりしてはないちもんめの「め」の部分で片足を蹴り上げます。
負けた組が「まけ~てくやしいはないちもんめ」と歌って、前に進んだ後に歌の一節を交互に歌いながら前後に歩きます。
.歌が終わると、それぞれの組で相談して、相手の組から誰をこちらの組にもらうかを決め、それが終わるとそれぞれの組は手をつないで一列に並んで向かい合って前に進みながらもらいたい相手を披露し合うのです。
双方の代表者がじゃんけんを行い、勝った組の主張どおりにメンバーがもらわれていき、片方の組からメンバーがいなくなるまで続くものです。
みきおはこの花いちもんめを改造としたという事なので、天使側の面々が罪人の中からいらない人を決め、罪人は選ばれるものを当てて、当たったら罰は無しで当たらなかったら天使側の面々が決めた相手が罰を受ける事になるのではないでしょうか。
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