2020年5月25日発売の週刊少年ジャンプ2020年25号で、『アクタージュ』113話が掲載されました。
アクタージュ113話は、スターズの控室で他愛のない話をするアキラ、景、皐月。
アキラは彼女達にこれまでは母親であるアリサが仕事を取ってきたが、これからは自分がやりたい仕事を選んでいくことにしたと宣言したのです。
話は黒山の話で盛り上がったので、景はアキラ達と別れた後に舞台の時以来ろくに話をしてなかった黒山の過去作品が気になって探し始めました。
果たして、景は黒山の過去作品を探して手に入れることが出来るのでしょうか。
本記事では、アクタージュ113話『役者冥利』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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アクタージュ113話のあらすじネタバレ
ある日、景、アキラ、皐月が集まって雑談をしていました。
アキラはこれからは景みたいに自分が出演する作品を自分で選ぶことにしたと言い、アリサにはそのことを相談したら受け入れてくれたと言います。
景はその話をジュースを飲みながら聞いていたのです。
10代の自分は10代のうちにしか演じれないからと呟くアキラ。
そうしたら皐月がそれならまるで自分が子供みたいだとアキラに詰め寄りました。
皐月は自分には自分に相応しい仕事しか入ってこないし、アリサはその辺を分かってくれているから自分は彼女に任せているのと何故か景に向かって言っていました。
アキラも皐月の考えを反対するつもりはありませんでしたが、何故景に向けて言っているのかは疑問に思っている様子です。
話を最後まで効いていた景は自分で仕事を選んだことはなく、黒山任せであった事を話すとてっきり自分で選んでいると思ったアキラは驚いている様子でした。
そして皐月はスタジオ大黒天は聞いたことないと言いつつ、黒山が優秀なのは何となく分かったみたいです。
景はそうなのとアキラに聞くと、アキラはそうだねと返します。
その理由は景がスターズのオーディションに来た際にアキラは景の才能を見抜けなかったが、黒山は景の隠れた才能を見抜いたからでした。
それ故にアキラは景をこの世界に招いたのは黒山だと言いました。
その後、事務所に戻った景は黒山とは舞台以降全然会話をしてなかったなと、アリサに追わせになっているときは一度も顔を見ていなかったなと思いつつ黒山の過去作品を探す景。
会話してなくても顔を見てなくても別にいいと思いつつも、何かムカつく感情を抱いているみたいです。
そんな中、雪が戻って来そうだったので景は慌ててしまい、何かに滑って転んだ際に色々な作品をばら撒けてしまいます。
雪はこの光景を見てしまったと同時に黒山の作品を探している事に気づき、映画作品のDVDを持っていくように促しましたが、景はルイに頼まれてアニメを探しに来ただけだと誤魔化したのです。
後日、景は真咲と茜と共にレンタルショップへ赴き、2人に事の経緯を話します。
真咲は何で黒山の作品に興味のないふりをしたのかを理解できずにおり、茜は年上で出来る演出家が魅力的に映ったからそうしたんだと言います。
しかし、茜の考えは違うのかそんなんじゃないんですけどと言う怖い顔をして睨む景に茜は謝るのでした。
真咲は自分に惚れてくれた監督に惚れこめるのは役者冥利に尽きるだろうと呟きました。
そして店員に話を聞いたが、黒山の作品は置いてありませんでした。
それからもあちこち行ってもなく、黒山の映画を観た事がある店員から話を聞いたらよく分からないと言う答えが返ってきました。
真咲達と別れた景は一人黒山と関わった時の事を思い出しており、どれもよい思い出だったから店員の一言がムカついたのです。
後日、黒山と映画を鑑賞する事になった景。
観るのは黒山の作品であるたんぽぽでした。
黒山の作品が遂に観られるので内心ワクワクする景でした。
アクタージュ113話の感想と考察
今回の話でアキラが自分で仕事を選ぶことを公表しましたね。
これまで彼は子供の頃から芸能界と言うステージで活躍しており、母親のアリサがアキラをスターにさせるために数多くの仕事を持ってきました。
しかし、数多くの役をこなそうとただひらすらに努力をしてきたのですが突出したのがないだけでなく、天才型である景を始めとした者達に負い目を感じ始めていたのも事実です。
このままでは駄目だと思い始めた矢先、なし崩し的に参加した「銀河鉄道の夜」で景や阿良也をはじめとする舞台俳優達の演技に触れた事で役者として一皮むけました。
そして本格的に己を見つめ直そうと、アリサの力を借りずに自分の力で進むことにしたのでしょう。
そして黒山の過去作品を景は探していましたが、中々見つかりませんでしたね。
最終的に黒山と一緒に彼が撮った映画を見る事になりましたが、景にとっては腑に落ちないと思います。
黒山は景の才能を見出した云わば恩人なのであり、そんな人の過去作品が何処にもないという事には非常に不快だと思っているでしょう。
可能性とすれば、黒山はかなりいい作品を作るが余り観客が喜ばないようなのが多いのか、黒山の性格に難があるせいで置いてなかったのではないかと思います。
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