2020年5月25日発売の週刊ヤングマガジン2020年26号で、『センゴク権兵衛』175話が掲載されました。
センゴク権兵衛175話は、尾藤が豊臣関白太政大臣秀吉によって手打ちにされた事を知った権兵衛達。
サジは小諸を貰っただけで皆喜ぶと、もし権兵衛が小諸より讃岐が欲しいと言っていた日には首が飛んでいたと言います。
対して権兵衛は道を間違えそうになっている豊臣関白太政大臣秀吉に一言申し出るためにサジを敢えて縁を切り、豊臣関白太政大臣秀吉の元へ行こうとします。
果たして、権兵衛は一言申し出る事が出来るのでしょうか。
本記事では、センゴク権兵衛175話『静かなる闘争』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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センゴク権兵衛175話のあらすじネタバレ
尾藤は豊臣関白太政大臣秀吉によって手打ちになった事を権兵衛達は知り、サジは一旦帰る事を勧めます。
その理由は小諸の領地を貰えるだけで皆は喜ぶし、権兵衛は大名へと復帰できるし、食い扶持に困る必要がなくなるのに、豊臣関白太政大臣秀吉の元へ行って事を荒立ててほしくなかったからでした。
そして付け足すように権兵衛は運が強かったと、もし豊臣関白太政大臣秀吉の元へ行って小諸よりも讃岐が欲しいと言っていたら尾藤の二の舞になっていたとサジは言います。
しかし、権兵衛が突然縁を切ると言い出したのでサジは何も間違った事を言っていないのにそう言われたことに驚いていました。
権兵衛は万が一に備えて縁を切ったようです。
それは権兵衛がたった一人で豊臣関白太政大臣秀吉の元へ行って一言を言うつもりだったからです。
サジはその命令だけは聞けないと言うと、権兵衛は嫌いな尾藤は竹中半兵衛のお気に入りだったからモヤモヤすると口にします。
更に正直言えば不機嫌な豊臣関白太政大臣秀吉の元へは行きたくないと口にしたので、サジは頭がおかしくなったのかと言います。
兎に角豊臣関白太政大臣秀吉に何時か恩返しすると約束したから、例え首が刎ねる事になっても豊臣関白太政大臣秀吉が変な道を進む場合は上意しないといけないと、行きたくはないが行かなければならないと権兵衛は言いました。
そしてここで逃げたら戸次川で命を落とした者達に恨まれると権兵衛は口にし、話を聞いていたサジは納得すると共に同行を申し出たのでした。
その頃、織田内大臣信雄は富田左近一白に対して激しく問い詰めていました。
その理由は何もしてないのに何の大義名分があって自分を改易処分にしたかでした。
こんな理不尽はまかり通らないと、もし自分が徳川大納言家康に一言言えば小牧長久手の再戦もあると言い放つ織田内大臣信雄。
話を聞いていた富田は既に戦は終わったと、文を出すのであるのなら徳川大納言家康ではなく小姫殿への慰めの文が必要だと冷静に言います。
しかし、織田内大臣信雄はその言葉の意味が分かりませんでした。
富田が豊臣関白太政大臣秀吉が命令した徳川大納言家康の息子である長丸殿と小姫殿の婚約破棄を徳川大納言家康が承諾したと告げると、織田内大臣信雄は裏切られた気持ちになりました。
富田は徳川大納言家康は豊臣関白太政大臣秀吉が織田内大臣信雄を切腹させようとしていたのを改易処分に留めるように宥めていたから恨まないでほしいと言います。
織田内大臣信雄は震えながら織田信長と同じことをすれば、豊臣家が滅ぶぞと口にしたのです。
その頃、徳川大納言家康は織田内大臣信雄は滅亡の目を詰むために追いやられたんだと、ここからは豊臣政権における生存闘争が始まると心の中で口にしていました。
七月下旬、権兵衛はサジと共に豊臣関白太政大臣秀吉の陣へと行くと、桑原次右衛門貞也、木下半介吉隆、寺沢志摩守広高を始めとした御伽衆が出迎えていました。
山中橘内長俊は豊臣関白太政大臣秀吉に逆らうなと、古田織部正重然は織田内大臣信雄が改易された事を権兵衛に伝えました。
権兵衛は小諸では足りないから讃岐が欲しいと言ったら不味いとかと聞くと、5人は話を聞いていないのかという表情をするのでした。

センゴク権兵衛175話の感想と考察
今回で織田内大臣信雄は正式に改易処分となりましたね。
織田内大臣信雄にも事情があって領地替えを断ったのですが、相手は今や天下人となった豊臣関白太政大臣秀吉なのですから嫌でも受け入れていれば、こんな事にはならなかったのではないでしょうか。
そうすれば、大大名として生き残れたかもしれませんね。
次回176話は御伽衆の5人が権兵衛を懸命に止めるのではないか思います。
御伽衆は豊臣関白太政大臣秀吉の傍にいるので、名実ともに天下人へとなった豊臣関白太政大臣秀吉の発言に逆らったり、諫言をしたりした者がどのような末路を辿ったのかを知っており、ここ最近では織田内大臣信雄が改易処分になったのも知っています。
対して権兵衛は戸次川の戦いで命を落とした者の家族や世話になった者に報いるために拝領される予定の小諸ではなく、そんな者達が多くいる讃岐にしてくれと願い出るつもりです。
御伽衆からすれば、豊臣関白太政大臣秀吉の決めたことに逆らうのと同じことなので5人は必死になって止めると思います。
しかし、権兵衛も引くつもりはないのでかなりの言い合いになると思います。
そんな騒ぎの中で、騒々しいと思って豊臣関白太政大臣秀吉が出てきて、権兵衛がここぞとばかりに申し出るのではないでしょうか。
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