『ここは今から倫理です。』はグランドジャンプむちゃにて連載されている雨瀬シオリ先生による人気漫画です。
『ここは今から倫理です。』9話は、倫理の授業が始まる前、安村はスマホを通じてSNSを見ていました。
彼女は自分の容姿に自信を持てないので、その代わりに胸がギリ見える写真や生足の写真をSNS上にアップすることで、フォロワー数を増やしていたのです。
早く終わらないかなと授業中もSNSを見ていたら、その様子を高柳に見られてしまい、スマホを没収されてしまいました。
果たして、安村は高柳に何て言われてしまうのでしょうか。
本記事では、『ここは今から倫理です。』9話『本当の私』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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漫画『ここは今から倫理です。』9話のあらすじネタバレ
倫理の授業が始まろうとしている中、安村はスマホを通じてSNSを見ていて、あと少しでフォロワーが2000人だと思っていました。
昨日の深夜に撮った自撮り写真のいいねの数がいつもより多かったから気になると思っていました。
安村はちょっとエッチな写真をSNSに載せており、知らない人から評価をしてもらえることに喜びを感じている様子でした。
早く授業終わらないかなと思いながらSNSを見ている中、高柳は人間一人ひとりには人格があるという事を説明していました。
周りに構わず泣きさけんだりする幼児人格、認知症を患っている状態の人格障害、人格を持つことさえ許されない奴隷状態があることを説明していく高柳。
奴隷状態の説明を受けた際、いち子は酷いという感情を持ったみたいです。
そして授業が終わり、高柳は安村がスマホを通じてSNSを見ていたことに気づき、没収しました。
内心最悪と心の中で思う安村。
そして放課後、社会科準備室に足を踏み入れた安村は高柳に謝罪しました。
高柳は安村にSNSを見ていたのかと聞くと、安村ははいと答えたので今回は厳重注意に留めました。
その夜、安村は自分の生足の写真を撮って、SNSに投稿したようです。
安村は昔から地味なキャラとして生きていて、それ故にネットの人達はそんな事を知らないで楽だと思っているみたいです。
安村はSNS上では可愛いとか好きとか言ってもらえ、病んだ事を書いたら皆が心配してくれるから現実じゃ見せられない素の自分を見てもらえてるような気がしていました。
それ故にやめられず、ネットの中の自分はとても輝いている感覚を覚えている様子でした。
やがてフォロワー数2000人突破したので喜んでいると、コメントの中にこういう顔を見せずに足や胸しか見せない奴は不細工だというのがあったので安村は化粧をし始めます。
化粧した顔を出した写真を投稿して、SNSでの反応を確認していたが思ったほど反応が薄かったのです。
それでも気になるので、また倫理の授業中にスマホを見ていました。
今回の倫理も人格についての話でした。
やがて安村は高柳に見つかってしまい、没収されると共に授業後社会科準備室へと来ました。
高柳はSNS自体は悪いことではないと言いつつ、人格の話を始めます。
エピクテトスは記憶しておきなさい一人の役者であると、君の役割はただひとつ与えられた役を見事演じることを言ったと語る高柳。
役は生きていくうちに色々与えられ、SNS上の役もその一つだが今は学校の生徒の役を演じないといけないのに無視するのは良くないと、学校は安村という役者を磨く場所だからそれを忘れるなと注意しました。
最後に芸能人を例に挙げて本当の自分とテレビに出ている自分の役が違い過ぎると心が病むから、安村は安村であり、高柳の大切な教え子であると説明したのでした。
翌日、安村は投稿した際にいち子、美由紀、八木が会話をしているのを見て通りすぎました。
そしてSNSを見て意を決してアカウントを削除して、SNSと決別しました。
息を吸って再び意を決していち子達の元に聞いて話を聞くのを混ざってもいいかと声をかけるのでした。
漫画『ここは今から倫理です。』9話の感想と考察
安村はSNSと見事に決別したみたいですね。
SNS自体をやめろと高柳は言っていませんでしたが、安村が自らの意志でやめた事に意味があるのではないかなと思います。
今頃の若者はスマホのSNSにかなりはまっており、全ての若者とは言いませんがSNS中毒と言われるくらいにSNSにドはまりしている人は数多くいます。
SNSと決別する前の安村もSNS中毒と言われてしまうくらいにSNSにはまっており、それは授業中にも見ていて、高柳が近づいてくるのが分からないくらい熱中していました。
厳重注意された後もSNSをしていましたが、コメントで胸とかしか見せない奴は不細工だというのがあった事が今思えば転機だったのでしょう。
高柳と人格についての会話をしていて、自分はこのままだと一生SNS無しじゃ生きていけなくなってしまい、これからも授業中にSNSを見てしまうと思ったので高柳との会話を好機にやめようと考えてアカウントを削除して決別したのだと思います。
今回の話で高柳は人格についての話をしていましたが、人格は数多くあっても自分自身の人格はしっかり持つことが大切だと高柳は言いたかったのだと思います。
それ故にバラエティ、ニュース、ドラマ、映画に出演する事で様々な人格を有しているであろう芸能人を例に挙げたのでしょう。
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