『ここは今から倫理です。』はグランドジャンプむちゃにて連載されている雨瀬シオリ先生による人気漫画です。
『ここは今から倫理です。』6話は、高柳の倫理の授業を受けている深川は過去に高柳を陥れようとしていました。
クールな高柳の絶望に歪んだ顔が見たくて友達と共謀して、セクハラをでっち上げて校長先生等呼ぶ騒ぎにしたのです。
しかし、高柳は表情を一つ変えなかったばかりか深川の事を蔑んだ眼をしてみてきたので、彼女にとって不完全燃焼で終わってしまったようです。
今では別の人物を狙っていますが、果たしてそれは誰なのでしょうか。
本記事では、『ここは今から倫理です。』6話『見たい顔』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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漫画『ここは今から倫理です。』6話のあらすじネタバレ
高柳の倫理の授業を受けている深川は、自分みたいなドSは礼儀正しくてクールで綺麗な男の男性を泣かせたくなるのが好きでした。
1年生の時に高柳を陥れようと悪友達と共謀し、深川は高柳を狭い教室に呼んでわざと死角に入ってぶつからせる事で悪友達が通りかかったふりをしてセクハラと騒ぎ立てる事件を起こしました。
沢山の先生や副校長先生、校長先生を呼ぶ騒ぎになりましたが、高柳は表情を変えることはありませんでした。
しかし、唯一変わったのは深川に対して蔑むような眼で見つめてきた事でした。
結果、校長先生等が高柳に厳重注意をする形で幕引きとなりましたが、深川にとっては不完全燃焼でした。
現在に至り、深川は高柳を泣かせたらいいのにと思っていますが、昔と違って今は別の相手に目をつけているのでどうでもよくなっていました。
ある日、高柳は煙草を吸っていると、同僚であるマツダもタバコを吸いに来ました。
松田は高柳に教師と生徒の恋愛に関してどう思っているのかと急に尋ねてきました。
松田は元々女子生徒から酷く嫌われていましたが、高2の終わり頃から一人の女子生徒が会いに来るようになりました。
最初の頃、女子生徒は物理の事を聞きに来ていたが、次第に抱き着き等をしてくるようになったのです。
話を聞いていた高柳はそれは愛なのか、それとも性的欲求なのかと松田に尋ねます。
高柳自身は教師と生徒の恋愛に関しては反対ではありませんが、常識的に真剣な恋愛なのか遊びなのかの問題と、規約違反や保護者の目から並大抵の覚悟がないと出来ない事ではないと言いました。
一番いいのは生徒の卒業を待つことだが、その女子生徒を本当に好きなのかと改めて松田に問いかける高柳。
松田は冷静に考えてきっと愛じゃないと言って、もう来ないように言うと誓いました。
松田は意を決して教室に入ると、そこには女子生徒がいました。
その女子生徒の正体は深川でした。
深川は昨日の物理の自由落下運動の話をしてと松田に言い放つと、松田は先程の決意を消して教え始めました。
深川は松田に近づいたのは高柳にした時よりも計画的な手段で教師を陥れるためであり、思わせぶりな事をして勘違いさせて襲合わせてその音声を録音して証拠にしようとしていました。
そして松田に狙いを定めたのは本気で嫌いであり、変態教師のレッテルを貼って消そうとしていたからでした。
深川はスカートをめくって下着を見せつけて襲わせようとすると、松田が突然近づいて何かを言おうとしていました。
深川は内心で気持ち悪いと、これなら懲戒免職処分になるだろうと思って録音をやめようとした矢先、高柳が現れました。
現れた高柳に対し、松田は自分は襲おうとしたわけではなく深川の事が本気で好きになったと言い、深川に返事を求めるも無理と言われてしまいました。
高柳は深川に対して最初から最後まで見ていたからこれから何をしようとしているのか見当がつくと言うと、2年前何故あんなことをしたのかずっと考えていたある日深川の家族の事を知ったと言ったのです。
深川の姉はモデルであり、いつも姉ばかりチヤホヤされていたからわざと悪さをしているんだと高柳はこう推理しましたが、深川は違うと、余裕こいている大人を泣かせて気持ちをスカッとさせたいだけと否定します。
それならスカッとしたのかと高柳は言うと、深川は冷めたと言って録音データを消して帰ろうとします。
高柳はソクラテスの言葉であるたとえ鏡に自分を映し美しければそれにふさわしい者になるように、醜ければ教養によってその醜い姿をかくすようにとを言うと、深川に対してとても美しいと言いました。
深川は姉に比べれば大したことないと言って去っていったのです。
高柳は松田に物理や倫理の知識があっても生徒の心は分かりませんねと言うと、松田は一杯付き合ってほしいと頼みますが、高柳は仕事は直帰がモットーだと言って断りました。
漫画『ここは今から倫理です。』6話の感想と考察
深川が何故あんな屈折した感じになったのかは、姉が原因だと言う事ですが高柳の時もそうですが、松田の時もそうですがやり過ぎにも程があるのではないかなと思いましたね。
子供の頃なら場合によって許せる事だとは思いますが、高校生くらいになるとほぼ犯罪に近い状態であり、下手すれば退学、最悪逮捕される恐れも十分にある行為をしてきているのでそういうのが怖くないんでしょうね。
しかし、最後の方で松田の録音データを消した事から一応反省の色が見られたかもしれないので良かったかなと思いましたね。
最後の高柳はソクラテスの言葉を用いて深川に対してとても美しいと言いましたが、言葉を踏まえると深川は反省したと考えているのではないかと思います。
これまで深川が仕出かしてきた数々の事を踏まえると、今までは美しいとは言えずとても醜くかったと言えるでしょう。
しかし、理由は如何であれ一度は提出しようとしていた松田の録音データを消した事から深川が美しくなろうとしていると高柳は考えたのではないかなと思いますね。
そうでなければ深川に対して美しい何て言う筈がありませんからね。
この日以降、彼女は残り少ない学校生活を行う事になるのか、楽しみですね。
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