2020年5月20日発売の週刊少年マガジン2020年25号で、『ダイヤのA act2』212話が掲載されました。
『ダイヤのA act2』212話は、柳楽が打った痛烈な打球に対して降谷は抜けないように懸命にグローブを伸ばしたが、間に合わずに抜けていってしまいます。
しかし、打球を追っていた小湊春市が敢えてグローブで打球を倉持のグローブ目掛けて弾いたのです。
打球を取った倉持は奈良をアウトにし、一塁に投げることで柳楽もアウトにして同点にされてしまったがゲッツーを作る事でツーアウトを取る事に成功しました。
守備に助けられた降谷は踏ん張る事が出来るのでしょうか。
本記事では、『ダイヤのA act2』212話『勝つ準備』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ダイヤのA act2 212話のあらすじネタバレ
降谷が続けて投げたスプリットを柳楽は痛烈なゴロとして打ち返しました。
打球は降谷の横を抜けようとしており、降谷はグローブを伸ばして捕ろうとするも打球の方が早かったので抜けてしまいます。
完全にヒットだと思った三塁ランナーはホームへと走ったのです。
今にも打球がセンターへ行こうとする中、小湊春市が急いで打球に追いつこうとしていました。
しかし、普通に捕ってはゲッツーは取れないと考えているのか、小湊春市はグローブを使って打球を二塁に来ていた倉持に向けて弾きました。
このプレーには創聖高校の面々は唖然としている様子でした。
倉持は弾かれた打球をキャッチして一塁ランナーの奈良をアウトにすると、すぐさま一塁に投げると柳楽をアウトにしてゲッツーを成立させました。
その間に三塁ランナーがホームを踏んで、同点にしたのでガッツポーズをするもベンチの空気を見て唖然としていました。
試合を見ていた観客は今の小湊春市のプレーを見ていて、凄いと言っており、リプレイを見せるように叫んでいたのです。
ベンチにいる沢村は春の大盛りチーター定食と独特の表現をし、降谷も拍手していました。
観客席にいた九鬼、瀬戸、浅田も今のプレーに盛り上がっている様子でした。
同じく観客席にいた門田も今のプレーは小湊春市が走る勢いを利用したんだと言い、小湊亮介は昨日のやり取りを思い出すとこれぐらいはやってもらわないと駄目だと呟いていました。
奈良は今のプレーはボールを握り直していたらゲッツーは狙えないと踏んでのプレーなのだと考えており、普段からどんな練習をしていればあんなプレーが出来るのだと内心不思議そうでした。
柳楽は結果的にゴロを打たされたのだと思い、悔しそうでした。
バックネット裏で見ていた峰は青道は柳楽が創聖高校のキーマンであり、ここまで試合を作ってきたエースであるから故に例え同点にされたとしても柳楽との勝負に集中したんだろうと言います。
その後、降谷は6番バッターの中沢を三振に抑える事でこれ以上の失点を出さないようにしたので、創聖高校の小泉監督は悔しいのか唸り声を上げたのです。
御幸は中沢に対してストレートだけのリードで抑えきったみたいです。
ベンチに戻る際、御幸は降谷にスプリットの4連続には戸惑ったかと聞くと、降谷は少し戸惑ったと言いつつ、仮に打たれても外野にさえ飛ばなければバックが何とかしてくれると思って投げたと答えます。
御幸は正直カウントが悪くなれば最悪歩かせるつもりでしたが、降谷が自分のリードに応えてくれた事に内心嬉しそうでした。
6回裏、倉持は柳楽の球を打ち返し、ファーストの七月は捕ろうとするも打球が強かったので弾いてしまいます。
奈良が急いでカバーするも倉持の足が勝ったのでセーフになり、沢村は世界のチー様がやっと一塁に降臨と叫びます。
御幸達は例え同点になろうが、逆転されようが、自分達がやる事は変わらないと心の中で思っていました。
それは常に勝つための準備でした。
ダイヤのA act2 212話の感想と考察
これはプロ級のファインプレーだなと思いましたね。
普通に見れば、一か八かのプレーに見えると思いますが小湊春市が倉持なら何とかしてくれるという信頼からあのようなプレーをしたのだと思います。
それに中心選手の一人である柳楽を打ち取る事が出来た上に、勝ち越しのランナーである奈良もアウトに出来たので小湊春市の判断力が無ければ到底できなかったので、このプレーはかなりデカいと言えるでしょう。
次の回では倉持が塁に出て次の打者である小湊春市から上位打線に繋がっていくので、ここから一気に勝ち越してほしいと思いました。
次回213話は青道が勝ち越すのではないかと思います。
回が6回裏まで進んでいるので両投手ともかなり疲れているはずです。
実際、降谷が6回表にピンチを招き、今回の話でゲッツーを取ったものの同点にされてしまいました。
柳楽も結城にホームランを打たれてからは無失点に抑えてきましたが、降谷と同じように球威が最初に比べて落ち始めているのではないでしょうか。
それ故に倉持にヒットを打たれてしまったのだと思います。
しかも青道は同点にされてしまったものの、ピンチを切り抜けたことで勢いがあると思いますのでこの勢いに乗って勝ち越していくのではないでしょうか。
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