『ここは今から倫理です。』はグランドジャンプむちゃにて連載されている雨瀬シオリ先生による人気漫画です。
『ここは今から倫理です。』1話は、高校に進学してから2年後、逢沢いち子は多くの男子生徒と行為を重ねているところを倫理の授業を請け負っている高柳に見られてしまいます。
彼は行為の事に関しては真剣なお付き合いの上であるのなら問題ないが、場所と時間が悪いといち子に注意したのです。
高柳の姿を見たいち子はそんな彼に惹かれた様子です。
それから1年後、いち子は選択授業に高柳の倫理の授業を選択しました。
本記事では、『ここは今から倫理です。』1話『知らない事』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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漫画『ここは今から倫理です。』1話のあらすじネタバレ
逢沢いち子は学校に入学してから2年後、性的な経験を数多くしてきました。
中学の時も、この学校でも、学校以外でも、現在も男子生徒と行為に及んでいました。
その中で色んな経験をし、色んなものを見てきたいち子だが、知らないことがあるようです。
それは倫理の授業を請け負っている教師の高柳の事でした。
いち子と男子生徒が行為をしている教室に足を踏み入れた高柳だったが、特に表情を変えて射ませんでした。
男子生徒は不味いと思ってそそくさと逃げ出しました。
高柳は特に行為については真剣なお付き合いの上でなら構わないが時間と場所が悪いと注意しました。
そしてここは今から倫理ですと言い放つ高柳の姿に、いち子は惹かれるのでした。
それから1年後、いち子は選択授業に倫理を選択し、彼女を含めた15人の生徒が教室で待っていました。
そして高柳がやって来て挨拶すると、倫理の授業で得る知識は特に役立つことはないが死が近づく時、より良い生き方を考える、幸せとは何か等を考える際には必要だと述べます。
授業が終わり、いち子は高柳に対して彼女はいるのかと聞くと、高柳はいないと即答すると共にいち子が問題児であることはよく知っていると答えたのです。
そうしたらいち子は下着を見せつけながら、1年前の出来事を見ても表情を変えなかった高柳に興味があると、高柳の色んな表情が見たいと言ってきました。
対して高柳は花魁を知っているかと口にし、いち子は凄い着物を着ている女の人と言う認識だったのでそのように答えました。
高柳は花魁を風俗嬢と評し、必要なものは何かを尋ねるといち子は顔と行為のうまさだと答えて自分ならなれると自惚れますが高柳はいち子にはなれないと断じたようです。
その理由は花魁には文学、娯楽、舞踊、三味線、茶道等に秀でていて、相手と心通じるまで自分の元に通わせる魅力が必要であるからでした。
教養のないいち子にはなれないし、自分は教養がある女性がタイプであり、今の例えは美しい女性になるには見た目と色気以外にも必要だと言う事だと言って去っていく高柳。
やりこめられたいち子は見返すために教材を買って、文字を綺麗に書く練習をしたり、悪い友達との誘いに乗らないようになりました。
少しずつ勉強が楽しくなってきたいち子でしたが、同級生のマサヤに付き合いが最近悪いと指摘されると共に行為を強要されてしまいます。
そんな中、高柳が現れてこれは合意の上での事かといち子に聞くと、彼女は否定したのです。
高柳はやめさせようとするも、マサヤに殴られてしまいました。
しかし、それでも引き下がらない高柳を見てマサヤは去っていきました。
いち子は高柳に謝ると、彼はいち子が倫理を選んでくれて良かったと、倫理は人の心に触れて自分の心に触れてもらう授業であると説明したのです。
最後にこれからよく考えて人付き合いをするように警告して去っていく高柳。
そんな高柳がもっと好きになったと、いっぱい勉強するからと、高柳の事は絶対あきらめないと宣言するいち子。
高柳は愛こそ貧しい知識から豊かな知識への架け橋であると言うマックス・シェーラーの名言を言って、最後に倫理の授業に会いましょうと言って去るのでした。

漫画『ここは今から倫理です。』1話の感想と考察
今回の話でいち子は本当に倫理の授業を選んでおいて良かったのではないかなと思いますね。
もうちょっと言えば、高柳に対して好意を持っていたのが良かったのではないでしょうか。
あの日、いち子は男子生徒と行為をしている際に高柳を見ていて、この状況に狼狽しないばかりか普通の教師だったら激しく叱責するところを時と場所を弁えてかつ本当の愛があれば問題ないという姿に興味を覚えてかつ好意を覚え始めると共に倫理を選んだのだと思います。
他にもちゃんと高柳の忠告を受け入れて、花魁みたいに賢くなろうとしているのも普通の先生だったら説教のように思えて聞き入れなかったでしょうけど、高柳だったから受け入れたんだと思います。
そのおかげで少しずつ勉強にも励み、悪い友達とつるむことも無くなり始めたので結果的にいい方向に行ったと思います。
そしてマサヤに迫られた際に、これまでだったら受け入れたかもしれませんが、もしかしたら倫理を学んで幸せとは何かを考えた際に、好きでも無い相手と無理矢理されるのに抵抗感を抱いたのだと思います。
これが事実なら倫理の知識が頭に入り始めていると言う事なので、いち子は倫理を選んでおいて良かったのではないかと思いましたね。
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