2019年12月19日発売の週刊ヤングジャンプ2020年3号で、『アルマ』10話が掲載されました。
アルマ10話は、ギジンから生き残っている人類が沢山いるモスクワへとやって来たレイとルキアナ。
彼らを待ち構えていた男性であるアリアスとフィンが出迎え、フィンはレイを連れていき、アリアスはルキアナを軍法会議にかけると言いました。
2人っきりになったので、レイはフィンにアルマとは何なんだと聞くと彼はアルマはギジンの全データが構築されているデータベースだと答えたのです。
そしてパワードスーツを見せましたが、果たしてここまでレイに語ったフィンの真意とは何なのでしょうか。
本記事では、アルマ10話『セブン』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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アルマ10話のあらすじネタバレ
生き残っている人類がいる都市であるモスクワへとやって来たレイとルキアナ。
初めてモスクワへとやって来たレイは、見るもの全てが初めて見るものばかりだったため、非常に興奮しており、ルキアナに色々聞くも当の本人は何も言わなかったのです。
無言の彼女を見つめるレイ。
着陸先には多くの男性がおり、軍服の男性を目にしたルキアナは兄さんと呟くのでした。
ルキアナはレイに対して、決してキジンに育てられたとは口にするなと、この場にいる誰も信用してはいけないと言うと共に着陸します。
ルキアナの兄らしき男性はしぶとく生きていたのかと呟き、ルキアナはその言葉を無視するかのように降り、レイもまた降りたのです。
そして兄らしき男性はレイに近づくと意味深な言葉を投げかけ、レイは彼に恐怖を感じたのか後ずさろうとすると、穏やかな表情の男性が彼の肩に手をかけたのでレイは驚きました。
しかも兄らしき男性と穏やかな表情の男性の顔立ちが似ていたので、なおの事驚くのです。
穏やかな表情の男性は兄らしき男性の事をアリアスと呼び、アリアスは穏やかな表情の男性の事をフィンと呼び、レイを父上の元に連れていけと言います。
フィンはレイに興味津々で、そんな彼にレイは冷や汗を掻いていたのです。
そしてフィンはレイを連れていってしまい、ルキアナはフィンに任せるのかとアリアスに問いかけます。
対してアリアスはルキアナに自分の心配をしろと言いつつ、この場で脱走兵として軍法会議にかけると言うのでした。
その頃、レイはフィンと共に廊下を歩いており、勇気を振り絞ってフィンにルキアナとは兄妹なのかと聞きます。
対してフィンは父親が同じだからねと言いつつ、まさか生きているなんて思ってもいなかったと言ったのでレイはゾクッとしてしまうのです。
そして初めてのエレベーターに乗ると、心の中でリチェに対して奇行に付き合わされていると呟きます。
不意にフィンから家族について教えてと言われると、一人で自給自足をしてきたと言うもあっさり嘘だと見破られてしまうのです。
しかし、フィンは追求しようとせず、聞きたい事があるなら教えてあげるけど自分は嘘が上手いから仕返しは無駄だよとレイに言います。
そうしたらレイは勇気を振り絞って、アルマとは何なのかと尋ねたのです。
フィンは日本という最後の大戦で最初に滅んだと、ギジンは様々な意味を持つ言葉だが日本では正義の執行者という意味を込めて命名したと言います。
そうしたら急に自分は日本が好きなのだと言い始めるフィンに、はぐらかしているのかと問うレイ。
フィンは外れというと、ギジンは後世の人間は新型のキジンを作れなかったと、日本人が何処かに全てを隠して滅ぼしたと言いました。
日本人がギジンに関する全てのデータベースこそがアルマなのだとフィンは言うのです。
レイはアルマに連れていってほしいとフィンに頼み、彼はギジンだらけで行けないと言います。
そうしたらレイはゼロの自分なら行けると力強く言うと、フィンは嬉し気な声を上げるとあるパワードスーツを見せたのです。
そのパワードスーツはギジンを分解して作ったもので、大戦中に造られたギジンには勝てないが少なくとも今のギジンになら対抗できるとフィンは言うと、既にアルマへの出撃準備が出来ていると言いました。
アルマ10話の感想と考察
今回登場したアリアスはかなり生真面目で厳格な如何にも軍人らしい雰囲気だと思いましたね。
レイを連れていったフィンに関しては一見穏やかそうですが、モスクワに来たばかりのレイに色々話したり、パワードスーツを見せたりと何を考えているのか分からないのでアリアスより怖いですね。
日本人が造り出したギジンの事を隠したのは、造って起動させた結果とても危険な存在だと思ったんじゃないかと思います。
もし他の国も造れるようになれば、世界だけではなく地球そのものも滅んでしまう恐れもあったので隠したのではないでしょうか。
実際、地球は大変な事になっているので間違いなんじゃないかと思います。
次回はレイがパワードスーツを身に纏って、アルマを目指すのではないかと思われます。
レイはフィンの目の前ではっきりとアルマへ行きたいと、自分なら行けると正直に言ったのです。
フィンもパワードスーツをこのモスクワに来たばかりの彼に話したという事は、彼に身に纏って行かせたいのではないかと思われます。
既に準備もしているとも言っていましたし、間違いなくパワードスーツを纏うのではないでしょうか。
それと並行してルキアナの軍法会議の様子も明らかになると思われます。
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