『虫かぶり姫』は、月刊コミックゼロサムにて連載されている由唯原作による喜久田ゆいの人気漫画です。
虫かぶり姫14話では、シスルの星の一人である、ニコラ・レッツィ博士に会ったエリアーナとクリストファー。
ニコラ博士とクリストファーは6年前に会ったことがあり・・・。
本記事では、『虫かぶり姫』14話(分冊版14巻)のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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漫画『虫かぶり姫』14話のあらすじネタバレ
クリストファーがニコラ・レッツィ博士と出会ったのは6年前、クリストファーが15歳の時でした。
貴族たちに絡まれていたところをクリストファーが仲裁に入ると、その後酒場に連れこまれ、ニコラ博士が暗い顔をしているクリストファーの悩みを聞くことになりました。
クリストファーは婚約者問題で悩んでいたのでした。
クリストファーはエリアーナを婚約者にしたいと思ってエリアーナの父や祖父に相手にもされず、王に相談するもあてにならず、そうこうしているうちに、ミゼラル公国の公女とが婚約候補としてあがったことに悩んでいました。
叔父であるテオドールにも執着をやめて一歩踏み出した方がいいのではと言われると、クリストファーはエリアーナに対する感情を他の女性には抱けないとはっきり言います。
そしてロマの本の市場へ一度行ってみたいと話していたエリアーナの言葉を覚えていたクリストファーは15歳の時にお忍びで行った時、ニコラ博士と出会ったのでした。
ニコラ博士はクリストファーの話を聞き、娘の一人や二人、自分の力で取り戻せと言います。
そしてニコラ博士はまたその娘と出会う時までに力を磨くのが青臭い若者のすることだと話します。
クリストファーは今まで相談した大人たちに全て諦めるよう言われてきただけに、ニコラ博士に応援されたことが嬉しく、あきらめずに再び出会う時まで自分を磨こうと決意しました。
そして人生勉強という名でクリストファーの持っていたお金を全て酒場での酒代としてニコラ博士に巻き上げられたクリストファーは、大人ってやっぱり信じられない、これは貸しだと思うのでした。
漫画『虫かぶり姫』14話の感想と考察
6年前、クリストファーはニコラ博士に婚約者のことで相談をしていたのですね。
これまで大人みんなからエリアーナとの婚約を反対されていたクリストファーにとって、ニコラ博士の言葉は嬉しいものだっただろうし、再会するまで自分を磨いて頑張ろうというきっかけになっていたのですね。
信じてくれる大人が一人でもいたから、エリアーナへの想いを貫き通すことができたのだと思いました。
もしニコラ博士に出会えてなかったら、クリストファーは周りの大人たちの言葉に押し流されてミゼラル公国の公女と婚約していたかもしれません。
それを考えると、ニコラ博士との出会いは必然だったんだなと思いました。
まさか当時の酒場の酒代を15歳のクリストファーが全額払わしていたニコラ博士はさすがだなと思いますが、その時のことを貸しとして覚えているクリストファーもさすがだなと思いました。
ニコラ博士が、当時悩んでいたクリストファーが助言通り自分の好きな相手を婚約者として迎えることができたと知ったら、嬉しいのではないでしょうか。
そんなにニコラ博士にとっては興味がないことかもしれませんが、せっかくこうして6年ぶりに再会した二人なので、エリアーナを婚約者として紹介してほしいなと思いました。
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