2020年1月22日発売の週刊少年マガジン2020年8号で、『炎炎ノ消防隊』204話が掲載されました。
『炎炎ノ消防隊』204話では、アーサーの両親で数多くの驚きポイントがあります。
まずは、両親が地下に向かった理由は世界平和ためではなく意外な理由であったこと。
次に父親には予言能力があるようでその予言で見たもの。
そして、アーサーたちの本来の目的あるオリハルコン探しでエクスカリバーを作るのにふさわしいものを発見したこと。
そして、突如現れた3人の子供たちはいったい何者なのか。
これらのポイントを踏まえると読んでみて面白いと思います。
本記事では、炎炎ノ消防隊204話『騎士王の一族』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
<< 前話 | 一覧 | 次話 >> |
炎炎ノ消防隊204話のあらすじネタバレ
アーサーの両親の登場に驚くヴァルカン。
両親との再会を喜ぶアーサー。
一方、消防官になり世界を救っている事を喜ぶ両親。
そのやり取りをみて困惑するヴァルカン。
なぜなら、アーサーのようなキャラが3人になったからでした。
そして、両親が世界を救っていたことが理解できずアーサーに説明を求めますが、その答えに対して激怒します。
<引用>「ヴァルカン 考えるな感じるんだ」</引用>
そのやり取りが終わり、次に話し出したのは父親です。
ヴァルカンの姿を見て仲間だと認識して、妻と一緒にこのように言います。
「私たちはレジスタンス」
レジスタンスの活動についてヴァルカンが問いますが、妻の回答は意外なものでした。
なぜなら、借金して夜逃げのための狂言だったからです。
つまりは、レジスタンス『ごっこ』だと言うのです。
ユウはなぜそれに付き合っているのか質問します。
その答えは夫を愛するが故に一緒に地下に行ったという事。
そして、アーサーを残していった理由は、子供は産めばいいけど夫は一人という考えでした。
このやり取りが終わり、突然真剣な話をし始める母親。
「人体発火現象も異界のもう一人の自分が私たちに干渉して起きているんだって」
この発言に驚くヴァルカン。
これは夫が言ったことだそうですが、妻は夫の妄想であると思っていました。
その後、父親に問うヴァルカン。
彼は帽子をかぶりこう言います。
「俺は預言者だから」
彼が語りだしたのはレストランがつぶれて家計が火の車だったころの事。
幼いアーサーはなぜ帽子の中を見ていたのか疑問に思っていました。
父親曰く、理由は帽子を被ると星の真実がわかるからだそうです。
そして、アーサーが寝ているうちに世界を救う旅に出るという設定で彼を残して夜逃げしたのでした。
その後は地下で世界を救う活動をしているそうです。
おかしいと思っているヴァルカンですが、アーサーの父親はこのように言います。
「この星の文明思想は伝導者に仕組まれている」
その発言に違和感を持っていましたが、それ以上になぜここに来たのかを気にしているヴァルカン。
父親はアーサーが何かを探しにここにやって来る気がしたのでここに来たのでした。
その考えは的中しており、アーサーをあるところに案内します。
たどり着いたのは家電の山。
これは両親が集めたもので、大災害前のテクノロジーが詰まったものでした。
父親が探して出てきたものに対して驚くヴァルカン。
出てきたのは、ロケットの“フェアリンク”で耐熱性に優れていてさらに頑丈さがある物でした。
アーサーはフェアリンクで聖剣ができるのではないかと期待に胸膨らませていました。
その後、アーサーの父母を呼ぶ声にユウは驚きます。
その場にいたのは3人の子供で、彼らが地下にきて産んだ子供でした。
しかし、アーサーそのことにまったく動じていません。
また、ヴァルカンもフェアリンクに夢中で、子供のことは眼中にありませんでした。
そして、アーサーとヴァルカンはエクスカリバーが造ることで意気投合するのでした。

炎炎ノ消防隊204話の感想と考察
アーサーの両親の登場だけでも驚きましたが、今回はいろいろ驚くことの連続でした。
まず、世界平和のために旅に出たのではなく、借金を理由に夜逃げあったという事。
アーサーを心配させないための配慮だったのかもしれませんが、これはかわいそうです。
しかし、それを真に受けたからこそ騎士王兼消防隊のアーサーが誕生したと思うと嘘であってもこれはこれでアリかもしれないと思いました。
2つ目は、アーサーが知らない間に地下で3人子供を両親が産んでいて4人兄弟の長男になっていたという事。
そして、父親の予言能力。
もしや、アドラリンクしているのでは?と思いました。
続いて気になったのが202話で紅丸とジョーカーの会話でジョーカーが言った「地下にも反皇国の奴がいる」という事。
レジスタンスごっこをしているとは言っていますが、実は彼らはジョーカーが言う地下の反皇国派の人物なのかもしれません。
そして、オリハルコンではないもののエクスカリバー再誕にふさわしい金属の発見で次回はエクスカリバーが完成するのだと思います。
ここで気になったのは、新しいエクスカリバーの形状。
金属のボリュームを見る限り、新しいエクスカリバーは刀身付きになると思います。
しかし、前のエクスカリバーはアーサーの能力で刀身ができていたので、ヴァルカンはどんな剣を造るのかがとても楽しみです。
<< 前話 | 一覧 | 次話 >> |