2020年4月30日発売の週刊ヤングジャンプ2020年22・23合併号で、『ゴールデンカムイ』239話が掲載されました。
ゴールデンカムイ239話は、札幌で宇佐美と菊田が連続殺人事件の調査をしていると、宇佐美はシルクハットで顔を隠し、トレンチコートを着ている怪しい人物を目撃します。
連続殺人犯と思った宇佐美は交戦を開始し、後から菊田も駆けつけて立ち向かうが怪しい人物も激しく抵抗してきたので結局逃げられてしまったのです。
しかも怪しい人物は2人の女性を始末して、何処かへと姿を隠してしまいました。
そして菊田からの報告を受けた鶴見は部下と共に札幌へと乗り込もうとする様子でした。
本記事では、ゴールデンカムイ239話『発射』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ゴールデンカムイ239話のあらすじネタバレ
札幌に赴いた宇佐美と菊田は連続殺人犯を探すために、殺人犯が一度事件を起こした現場を見張っていました。
一度事件を起こした犯人が再び現場に戻って来るものだと思っている宇佐美の元にシルクハットで顔を隠し、トレンチコートを着ている怪しい人物を目撃しました。
見てくれから連続殺人犯ではないかと感じる宇佐美。
逃げないように怪しい人物と向き合っていると、騒ぎを聞きつけて菊田が駆けつけてきたのです。
数が増えたので不利だと悟った怪しい人物は逃げるようとするみたいです。
そうはさせないと言わんばかりに懐から拳銃を取り出した菊田は銃弾を連射していくが、怪しい人物は素早い動きを見せてギリギリのところで銃弾を避けていました。
菊田はここで逃がしたらもう会える可能性は無くなると思って、宇佐美に回り込むように命じると、自分自身は怪しい人物が逃げたルートで追いかけるみたいです。
銃弾を撃ちながら追いかける菊田と素早い動きで回りこもうとする宇佐美。
しかし、怪しい人物は馬に乗って逃走しようとしており、宇佐美は止めようとするが止めきれずに馬にぶつかって吹っ飛んでしまいます。
打撲を負ったようですが命に別状はない様子でした。
菊田は遠距離から銃弾を放っていき、一発目は怪しい人物の服に当たって皮膚を掠めたのか血が飛び出し、もう一発はシルクハットに命中しました。
これによって怪しい人物の動きが鈍ったので、これを好機と捉えた菊田は接近して馬に飛び乗ったのです。
何とか飛び乗れた菊田はバランスが悪い状態で拳銃を取り出し、怪しい人物の頭部に銃口を突きつける事で勝ったと思ったようです。
しかし、怪しい人物は屈することなく菊田を振り落としました。
何とか立ち上がった宇佐美へと向かうと、菊田は特に怪我はない様子でした。
それから2人は懸命に怪しい人物を探していると、女性の悲鳴が聞こえたのでそこへ向かいました。
そこには首元を掻っ切られた女性の遺体が転がっていたので、菊田はあの人物が自分達から逃げ回りながら始末したのだと考察したのです。
その頃、怪しい人物は息を切らしながら逃げている様子です。
そこへ通りすがりの女性が現れて声をかけてきたので、怪しい人物はその女性をも手にかけてしまいました。
翌日、女性の遺体を多くの人物が見ていました。
その光景を双眼鏡を使って遠くから見ている菊田と宇佐美。
菊田は昨夜の人物は2人の女性を始末したのは逃走のための攪乱か、自分達をおちょくっていたのかどちらかではないかと踏んでいるみたいです。
対する宇佐美は自分達に関係なく始末する予定だったのではないかと思っているようです。
菊田は現場が一気に増えたから張り込みは難しいと思っており、宇佐美もこれからも現場を増やすつもりだと言います。
しかし、その人物の横顔は見たと菊田は宇佐美に先に行くように命じました。
そして商人に化けていた有古に会ったのです。
有古が札幌にいる事を鶴見から聞いていない菊田は土方歳三と一緒かと尋ねました。
その頃、オホーツク海沿岸では鶴見が他の部下達と共に話をしていたのです。
鶴見は菊田から報告を受けていて、2名にはアシリパの捜索を命じ、自分と残りの部下達は札幌へ向かう事を決意しました。
ゴールデンカムイ239話の感想と考察
本当に怪しい人物は何者なのでしょうかね。
菊田と宇佐美を相手にして振り切るとは只者ではないでしょうね。
そもそも2人に追われながらも、2人の女性を始末すると言う余裕があるという事は只者ではないという証拠ではないかなと思います。
しかもその人物の存在が鶴見達、土方達、そして杉元達が勢揃いする事になる事になろうとは今日まで思いもしませんでした。
次回240話は土方達が鶴見の部下達である宇佐美と菊田を始末しに向かうのではないかなと思います。
菊田は有古と会って話をしていたという事は、菊田は彼と会って話を終わった後に鶴見と連絡をしたと思います。
内容は怪しい人物が昨夜2人を始末して逃げられてしまった事、土方達がいるかもしれないと鶴見に報告したのでしょうね。
そうでなければ、鶴見が自分自ら乗り込むような真似はしないでしょう。
宇佐美や菊田でも手に負えないとなると、ここは自分が自ら赴いて動いた方が得策だと考えたのだと思います。
しかし、オホーツク海に鶴見達がいますので今の時代ならいざ知らず、この時代ではすぐには札幌に辿り着くことは不可能だと思います。
その間に土方達が札幌にいる宇佐美と菊田相手に一戦交えている可能性もあり得るでしょう。
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