2020年1月30日発売の週刊ヤングジャンプ2020年9号で、『リビドーズ』53話が掲載されました。
リビドーズ53話は、アカリを助けるために薬を時折投与しながら自転車で進んでいくイサム達。
ミキヤの知り合いである情報屋から情報を得ようとするも特に収穫は無く、彼らは先を進もうとします。
その際、情報屋はこの周辺には暴徒がいると警告したのです。
その夜、イサム達は野宿をして夕食を食べていると用を足しに行ったクラタを暴徒化した子供の非避難民が人質に取りました。
薬と食料を要求する子供達に、果たしてどんな選択を取る事になるのでしょうか。
本記事では、リビドーズ53話『タチの悪い連中』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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リビドーズ53話のあらすじネタバレ
クラタは薬を飲むと、間渕に声をかけられて薬はどれだけ用意したんだと聞かれると3か月分用意したと答えます。
余りの多さに間渕は驚いてどうやって集めたのかと聞くと、クラタは自分達のパイプを舐めるなよと答えたのでした。
間渕は薬は命と同じくらい大事だからしっかり管理するように言うと、クラタはそんな事は言われなくても分かっていると答えました。
そして4人は自転車を漕ぎながら移動しており、クラタは移動は車でするんじゃなかったのかと間渕に聞くと、彼は道は殆ど封鎖されているから実用性は無いと答えたのです。
そうしたらミキヤは元々車は用意していなかったんだろと言うと、間渕はさぁなと言って誤魔化しました。
しかし、誤魔化したなと思ったミキヤはクラタに間渕が言っている事が本当なら自給自足をしている政府がある島へ向かう船の行き来は無いと言ったのです。
政府がある島へ行くには船が必要であり、このメンバーの中に船を運転できる者がいませんのでミキヤはこのまま南下すれば駐屯地があるから、船を操縦できる者を探そうと提案し、目黒には情報屋がいるから彼に話を聞くと言います。
他に提案が無いので一同はその案に賛同し、間渕は武器もある程度必要だと言ったのです。
そして駐屯地に辿り着くと、自衛隊員に見つからないように侵入して情報屋を探しますが誰も彼も生気を感じません。
その理由はアンドロギュノスの存在に怯えていて、精神的に疲弊しているからでした。
やがてある建物に辿り着くと、ミキヤはノックして名前を名乗ると入る許可を得て入りました。
そこには眼鏡をかけていて坊主の男性がおり、ダンベルで筋トレをしていたのです。
情報屋を見ているといかつい感じだなと思い始める間渕。
ミキヤは船を運転できる者を探していると情報屋に言うと、彼は海岸沿いに行けばいるかもしれないが、目黒ではいないなと答えたのです。
力になれないことをすまないと言いつつ、イサム達が暴れた事で自衛隊員達が躍起になっていてアンドロギュノスや暴徒もいるから今夜はここで寝ておけと忠告する情報屋。
間渕は非避難民かと聞くと、情報屋はそうだと言いつつ、薬のためだったらどんなことでもやる残忍な者達だと言います。
クラタはお世話になる気満々でしたが、イサムはアカリの事があるので先を急ごうとしていたので先を進む事になったのです。
その際、情報屋は忠告したぞと言いました。
それから自転車を漕ぎながら南へ進みますが、夜になりそうになっていましたので見渡せることが出来る場所で夜営をする事になったのです。
そして缶詰を食べている中、イサムは大勢で食事をするのはかつてアカリ達と共にたこ焼きを食って以来だと言いました。
同時に自分も、世界もあの頃はまだマシだったと呟いたのでした。
イサムの言葉に何か思うところがあったのか、クラタは一旦お手洗いへと向かいます。
やがて彼の悲鳴が聞こえたのでイサム達は振り向くと、彼を人質にしたゴーグルをかけた大勢の子供がおり、薬と食料を差し出すように言ったのでした。
リビドーズ53話の感想と考察
薬や食料はクラタの口ぶりから結構ありそうですので、当面は困りそうにないかと思われましたが早速ピンチでしたね。
順当にいって自衛隊員達かアンドロギュノスに襲われると思っていましたが、暴徒だとは思わなかったです。
それに暴徒と言えば大人、不良みたいな男達だとばかり思っていましたが子供の軍団だとは思わず、正直驚いてしまいましたね。
目黒の駐屯地では完全に生きる気力を失っている男達が大勢いましたが、子供の方は元気そうでしたので子供の方が逞しいのかもしれませんね。
全部の薬と食料を寄越すように言っていますが、イサム達が何とか生きるためには全部を渡すのはしないと思いますので、どうやって子供達を抑えるのかが気になるところですね。
次回は暴徒の子供達と交渉をするのではないでしょうか。
クラタを人質にされている以上、イサムが能力を発動させる前にクラタがやられる方が速いと思われますので、まずは間渕かミキヤ辺りが交渉するのではないかと思います。
しかし、目的のためには薬や食料は必要なので全部を彼らにあげるわけには行かないのです。
それ故に出来るだけ自分達の手元にも残るようにしてもらえるように、子供達と交渉するのではないかと思います。
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