2020年4月27日発売の週刊少年ジャンプ2020年21・22合併号で、「呪術廻戦」第104話が掲載されました。
「呪術廻戦」103話では、赤血操術を扱う脹相との戦いに苦戦する虎杖。
百斂(びゃくれん)」で血液を圧縮し「穿血(せんけつ)」でそれを放つという流れを崩すために脹相との距離を詰めて戦います。
しかし、「穿血」で撃ちだすだけでなく散弾のように爆発させる「超新星」が炸裂し、虎杖は不意を突かれます。
脹相は「赤鱗躍動」で肉体を強化し虎杖への攻撃を畳みかけ、ついに「穿血」を直撃させます。
焦って圧縮が甘かったために致命傷にはならなかったものの、勝機を見いだせず苦戦する中、虎杖が身に着けていたメカ丸が起動するのだった・・・。
本記事では、「呪術廻戦」第104話「渋谷事変㉒」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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呪術廻戦104話のあらすじネタバレ
どういう状況だ、と開口一番に動き出したミニメカ丸は話します。
ミニメカ丸には目的があり、それを行うまでの間は省エネモードに入っており壊れていたわけではありませんでした。
突然のミニメカ丸の起動に驚き、動きを止めて様子を見ている脹相。
脹相が赤血操術を使用していることについて、ミニメカ丸は京都校の加茂が使うのと同じだと話します。
知っているのなら突破口をと期待する虎杖ですが、弱点は無いと言い切るミニメカ丸。
加茂家相伝の術式の一つで、近・中・遠の全ての戦闘に対応できるバランス力が強み。
かつ呪霊であり失血しない脹相にはなおさら隙は無いと、ミニメカ丸は淡々と話します。
虎杖は「穿血」をどうにか回避して動き回ります。
ミニメカ丸からアイデアがあると、トイレに逃げ込むように指示された虎杖。
ミニメカ丸曰く、成功率は1割であり失敗したら死んでくれとのこと。
酷いと苦笑する虎杖ですが、どうせこのままだとじり貧で殺されると分析するミニメカ丸。
通路の先はトイレとエレベーターのみであり、自ら行き止まりに突入する虎杖の行動を理解できない脹相。
トイレから奇妙な轟音がしはじめ、罠を警戒して脹相は動きを止めました。
少なくとも弟たちに勝利しているという事実から、虎杖は馬鹿では無いと脹相は評価しています。
また、突然現れたもう一つの声が関わっているのなら余計に何か策を巡らせているはずだと脹相は考えていました。
すると、トイレからミニメカ丸の脹相を挑発するような発言が聞こえてきます。
「弱虫なんだな、弟と同じで」
そう言われて激昂した脹相はトイレの中に飛び込んでいきます。
トイレの中はあちこちが壊されてあちこちから水が漏れだしてきていました。
「三人とも兄妹想いで扱いやすい」
壁に張り付けられたミニメカ丸を「穿血」で撃ちぬく脹相。
その時、後ろに回り込んでいた虎杖の拳が脹相を捉えます。
脹相は攻撃に反応し防御、虎杖は勝機を失ったと嘲笑いますが、「百斂」で作った血の玉が突如崩れていきます。
それは赤血操術の効果を上げるため血液の凝固反応をオフにしていることにより、血が水に溶けやすくなっているからでした。
ミニメカ丸の睨んだ通り、脹相は体外での血液操作が封じられましたが、本人には理由が分からず困惑します。
何が起こったかは分からないまでも、体内の血液を操る「赤鱗躍動・載」を発動する脹相。
対して、理屈は分からないまでも自分の土俵に持ち込んだことを理解した虎杖も構えます。
水がとめどなく溢れる中、脹相と虎杖は殴り合います。
一進一退で両者譲らない中、流れが虎自分に傾き始め勝利を確信した虎杖。
しかし脹相は圧縮した血液を見ずに晒さないように隠しており、それを使って虎杖の肝臓を貫くのでした・・・。
呪術廻戦104話の感想と考察
今回も引き続き虎杖と脹相の激闘が描かれました。
控えめに言って、想像していないような熱い展開でした。
まさかトイレで水を利用して戦うなどと誰が想像できたでしょうか。
頭を使って敵を自分の土俵に持ち込むという頭脳戦を行えたのは、まさにミニメカ丸の助けがあってのことだった訳ですね。
ここぞというときのキャラの使い方が上手いです。
しかし、最終的には虎杖は肝臓を貫かれてしまったわけですが、大丈夫なのでしょうか。
仮にここから超人的な生命力で脹相を倒したとしてもその先がありません。
となると、いよいよ宿儺が登場することになるのでしょうか・・・。
虎杖自身、修業と実戦で力をつけてきてはいましたがこの辺りが自力でどうにか戦える限界なのかもしれません。
序盤の方で虎杖にはいずれ宿儺自身の術式が刻まれるという話もありましたし、ひとまずここは一度宿儺が出てきて窮地を脱します。
しかし内在する宿儺から術式を得て、虎杖自身が強くなり帰ってきて大逆転なんてどうでしょうか。
いずれにせよ、来週は久々に宿儺が見られる可能性が高そうで楽しみです!
呪いとしての格の違いを見せつけてやって頂けることを期待します。
以上、引き続き105話以降も目が離せないですね。
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