2019年12月19日発売の週刊ヤングジャンプ2020年3号で、『リビドーズ』49話が掲載されました。
リビドーズ49話は、アンドロギュノスと戦っているイサムを尻目に、間淵はイサムがピンチの時は常に初瀬アカリの事を思って戦っているのだと子供達に語ります。
そしてアンドロギュノスを倒せたのは後にも先にもイサムだけだと言うも、その相手にイサムは苦戦を強いられていたのです。
高校時代のイサムの幻影からは振るっているその力も性なんだぞと言われますが、イサムは性を力にして利用すると呟きます。
彼が口にした性を力にするとは、一体どういう事なのでしょうか。
本記事では、リビドーズ49話『イサムだけだ』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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リビドーズ49話のあらすじネタバレ
浮浪人状態で、髪や髭がかなり伸びている間淵は子供達にイサムの事を話していました。
当時はリビドに変異した人間が続々と街中に出没し始めており、間淵達も池袋でパニックに巻き込まれたが、間淵は華麗なドライビングテクニックで切り抜けたと自慢げに語ったのです。
そして彼と行動をしていたイサムがアカリがいる大学へと乗り込むがリビドが沢山おり、そこも間淵の機転で何とかアカリを助け出せたがまだ危機に陥ったと語ります。
彼らの前に脚が刃になるリビドと、指が縄になるリビドが現れてイサムが彼らと戦ったが、どうやって戦ったのかと言う質問を子供達に投げかける間淵。
しかし、子供達は一切答えないので答えはイマジネーションで、アカリの事を思いながら戦っていると言ったのです。
実際、アンドロギュノスと戦っているイサムはアカリの事を思い浮かべながら巨大化させた右腕による攻撃を繰り出すも、アンドロギュノスは軽々と回避されてしまいます。
右手を地面に置いてそれを軸にして地面に着地したイサムは、両足も巨大化させると勢いよく突撃して、勢いを込めた拳による一撃を叩き込みますが効果がなく、逆に吸収されようとしていたのです。
クラタとミキヤはやばいと感じており、高校時代のイサムの幻影も言わんこっちゃないと言いました。
その頃、街中では民兵のリビドーズが歩いていると目の前に鹿を見つけていたのです。
殆どの面々は特に大した反応を見せませんでしたが、民兵の一人であるゲジは1年以上も肉を食べていないせいか、鹿肉を食べたくて溜まりません。
そして我慢が出来なくなったゲジは追いかけ始め、鹿は捕まるまいと懸命に逃げ出していくのです。
やがて鹿は地下駐車場へと逃げていき、ゲジは地下駐車場へと入ろうとすると民兵であるサングラスをかけた男が怪物達の巣かもしれないと言って止めます。
ゲジは問題ないと言うが、そう言ったと同時に鹿が何者かに襲われているような断末魔の叫びが地下駐車場から聞こえてきたのです。
鹿の叫びを聞いても諦めきれない表情をするザジにサングラスの男性はリビドには拳を、アンドロギュノスには背を改めて教えます。
他の面々も逃げようとするも、ゲジだけはまだ諦めきれなかったのです。
その頃、間淵は子供達にリビド-ズでも全く歯が立たないアンドロギュノスに対して後にも先にも勝利を収める事が出来たのはイサムだけだと語りました。
そのイサムの拳を吸収しようとしていたアンドロギュノスだったが、何らかの恐怖を感じ取ってすぐさまイサムとの距離を取ったのです。
様子を見ていたミキヤは一体何があったんだと感じていました。
高校時代のイサムの幻影はあのアンドロギュノスは臆病な奴で良かったと、性を憎んでいるお前が振るっているその力も性なんだぞと今のイサムに言うのでした。
対してイサムはようやく分かったと呟くと、性には抗えないのならその力を利用とすると呟きました。
そして話を語る間淵の目には涙が零れ、アンドロギュノスから人間を救える唯一の存在はイサムだけだったと子供達に言うのでした。
リビドーズ49話の感想と考察
戦いを見ているイサムが劣勢な感じに見受けられますが、優位に立っていたアンドロギュノスが突然警戒しだしてきたのには驚きでしたね。
今回の話からリビドーズはアンドロギュノスには勝てないことが示唆されているので、イサムだけがこれまでの相手とは違って異質な存在だと本能的に察したのだと思います。
恐らくイサムもアンドロギュノスの様子の変化に気づいているはずですので、付け入る隙が出来たと果敢に攻めるのではないでしょうか。
次回は、イサムがアンドロギュノスを倒すのではないかと思われます。
本来ならリビドーズすら歯牙にもかけない存在であるアンドロギュノスがイサムを何故だか警戒しており、間淵の話が本当ならイサムはアンドロギュノスを倒しているという事です。
それにイサムは性の力を利用すると口にしており、間淵がイサムはアカリの事を想像して戦っていたと言っていました。
本来アンドロギュノスはリビドーズにとって天敵とも言えるので、大概は逃げるか命を捨てるのを覚悟でがむしゃらに戦うと思われますが、イサムはアカリの事を思いながら戦うのでこれまでのリビドーズとは違うとアンドロギュノスは感じたのでしょう。
これらの事からイサムはアカリの事を最大限に思いながらの一撃でアンドロギュノスを見事に倒すのではないかと思われます。
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