2020年4月23日発売の週刊ヤングジャンプ2020年21号で、『HANDS』11話が掲載されました。
『HANDS』11話は、鮫島追跡に動き出した鹿間と、議員誘拐に動き出した鮫島の攻防が描かれます。
蜂屋とも違う、より強者感のある鹿間に鮫島はどう立ち向かうのか。
本記事では、『HANDS』11話『チェイス』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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HANDS 11話のあらすじネタバレ
魔法の手を知る議員・津田を誘拐しようと鮫島はその動向追跡を開始しました。
津田を乗せた車中では、ボディガードとして雇われた鹿間がガムを噛みながら呑気にティッシュをねだります。
高原先生の紹介だから仕方なく得体の知れない鹿間を受け入れてやったと、強気な態度の津田です。
しかし鹿間も怯まず、後ろ暗い事があるから得体の知れない人間を受け入れたと推測しますが、どうやら図星だったようで激怒した津田は黙ってガム噛んでろと怒鳴ります。
それにも鹿間は怯むどころか、いい感じに傲慢でボンクラだと観察します。
鹿間の調べによれば、指原と過去に接触があった政治家は津田を含めて3人で、その中でも一番機密を漏らす隙が多そうなのが津田という事でした。
車を進めていると、前方ではトラックの横転事故が起きていました。
道を変えるように指示する津田ですが、鹿間はその事故を起こした人物に察しがついた様子で、一人で車を降りてしまいました。
魔法の手を使い、発煙筒で津田の車内に煙を充満させると、運転手を始め津田も車外に出てしまいました。
そこへ鮫島が真正面からやって来ます。
津田が乗る車のタイヤをパンクさせ、ボディガード達が鮫島に発砲している間に、魔法の手を使い見事に津田の誘拐に成功します。
逃走する鮫島を追追おうとするボディーガード達ですが、車はパンクさせられている為にそれは叶いません。
そっこへ、鹿間から電話が入りました。
どうやら民間人から車を奪った模様です。
無事に逃亡に成功した鮫島は、犬井に連絡し追手もいないと犬井の無事を確認しました。
自分も問題無いと言おうとした矢先、鹿間の運転する車がやって来ました。
横付けした車の中から容赦なく発砲された鮫島は、通話を終了。
逃亡と追跡を続ける中、鹿間は魔法の手を使って攻撃してこない事に違和感を覚えました。
直接攻撃して殺す根性が無いか、それとも……と推測したのち、鮫島のクルマのタイヤを発砲して足を止めさせます。
その車内に向かってみれば鮫島の姿は無く、鮫島の車が突っ込んだビルを駆け上がる鹿間。
迎え撃った鮫島と格闘戦が始まりました。
今回の作戦は、鮫島が直接津田を誘拐したのではなく、あくまで囮であり、実際に魔法の手を使い誘拐し逃亡しているのは犬井でした。
そんな作戦も全てお見通しの鹿間は追っている標的も雇い主も関係無いとの事です。
やりごたえが欲しかったと鮫島と戦闘開始します。
HANDS 11話の感想と考察
ニュースを観た時は鮫島をぶっ殺すとまで言っていた犬井ですが、魔法の手を使って協力までしたようです。
ユキの手を握れば誰でも魔法の手を使えるようなので、今後はもっと色々な人間が魔法の手を使う展開もあるかもしれません。
蜂屋よりも明らかに強そうな鹿間ですが、現状鮫島には魔法の手はありません。
蜂屋戦では鮫島は攻撃したというよりも、攻撃されている蜂屋を助ける為に魔法の手を使っていたし、直接戦ったわけではないので戦力差はわかりません。
元警官とn分隊の戦いですが、発砲も躊躇しない鹿間の方に分があるように見えますが、鮫島がピンチになった時におそらく犬井が助けに来るのかもしれません。
ユキも悪い人なんかやっつけてと敵対心はあるようなので、魔法の手を使う事に躊躇はしないはずです。
ただやっぱりここで鮫島には個人戦でその強さを見せて欲しいところではありますが、訓練された特殊部隊には敵わないでしょうし、勝ってしまったらそれはそれで『主人公補正』のような気もしてしまいます。
次回12話はこのまま鹿間との攻防が続く一方で犬井サイドも描かれると思います。
犬井サイドの方に、フード男再びという感じでユキを奪いに来る展開があり、津田とフード男は面識があり正体判明という流れも良いと思いますが、犬井ではユキを守れそうにはないのでその展開は無いと思われます。
前回リタイア宣言した蜂屋は鹿間に殺されたような気もするので、あの後どうなったのか鹿間に語って欲しいところでもあります。
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