2020年4月22日発売の週刊少年マガジン2020年21号で、『XEVEC(ゼベック)』11話が掲載されました。
ゼベック11話は、私立カツラギ第一総合教育学園へと生徒として潜入した深月は持ち前の頭脳を生かしてとんとん拍子にランクを上げていきます。
そんな中、ランクが最下位の憂宇子と出会い、とても仲良くなったのです。
そして深月はクラスメイトにあるイベントへ参加しようと言われてするのですが、それはランクが低い者にボールをぶつけ、ポイントを多く稼いだ者にはランクが上がると言うものでした。
しかも当てられる側には深月が仲良くしている憂宇子もいました。
本記事では、ゼベック11話『私立カツラギ第一総合教育学園』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ゼベック11話のあらすじネタバレ
私立カツラギ第一総合教育学園のデルタ級クラスでは教師が、お前達は社会と言う巨大な機械の部品だと評していました。
デルタ級クラスでは上からの命令に忠実に従うだけの労働者を作る工場みたいなものでした。
しかも階級にはアルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、エプシロンと分かれており、成績が良くなければ階級が下がり、逆に成績優秀ならば上がったりします。
そんな中、デルタ級クラスに潜り込んだ深月は元々頭脳明晰なのを生かしてあっという間にガンマ級クラスへと進級しました。
時は数時間前に遡り、鎮馬は私立カツラギ第一総合教育学園について深月に説明し始めたのです。
鎮馬曰く学園は創設から10年で多くの有名人を輩出しているとの事です。
そしてカツラギ豪徳は人前に顔を表す事は少なく、アルファ級の生徒にしか謁見出来ないので鎮馬は深月に生徒として潜入してアルファ級に昇格するように命じました。
そして現在に至り、深月の瞬く間の進級ぶりに多くの生徒達が注目している様子でした。
そんな生徒達の評価を耳にしてニヤニヤしている深月。
彼女は元々名門校では成績トップなのでこれくらいお茶の子さいさいであり、心の中では鎮馬の鼻を明かしてやろうとも考えている心境でした。
そんな中、鎮馬から連絡が入ってカツラギ秀徳は昇格や降格を決める権限があるから気をつけろと、感情的に動くような真似はするなと釘を刺して連絡は途切れました。
そしてガンマ棟の場所が分からなくなり、完全に困り果てた深月は一人の女子生徒に声をかけて場所を聞き出そうとすると彼女は案内を買ってでました。
彼女の名前は憂宇子であり、深月の事をみっちょんと呼んで案内を開始したのです。
しかし、2人は完全に獣道を歩いている様子です。
深月は不安を覚えているようですが、憂宇子は校舎は迷路みたいになっているからこうやって最短距離を通ったほうがいいと自信満々です。
途中で四つ葉のクローバーを見つけたり、豪徳の胸像を拾ったりとほんわかかつマイペースの憂宇子に戸惑う深月。
そんな中、秀徳の選挙広告を見つけると憂宇子は上の階級の目にビクビクしないといけないのはおかしいと呟きます。
そしてようやくガンマ棟へと辿り着くと、深月はここまで案内してくれた憂宇子にお礼を言いますが憂宇子も自分なんかに普通に接してくれた事にお礼を言いました。
憂宇子の階級はエプシロン級です。
それ故にこれ以上いると深月に迷惑がかかると思って去ろうとしたら、深月は階級がしたでも見知らぬ人に親切にできる憂宇子の方が正しいと言って交換先を交換しようとします。
即ち友達になろうと言う意味であり、憂宇子は友達が出来た事が無かったので連絡先交換が分からない様子でした。
深月の教えで何とか出来ると憂宇子は友達が出来た事を泣いて喜びました。
それから数日が経過し、深月はベータ級にまで昇格していました。
ベータ級で出来た友人からアルファ級に昇格できるイベントがあるから参加しようと誘われたのです。
本当は憂宇子とカフェでお茶しようとしていましたが、彼女から連絡がなかったのでイベントを優先する事にした深月。
そのイベントは秀徳主催のエプシロン狩りゲームであり、ナノマシン製のボールをエプシロン級の生徒にぶつけ、一番多くポイントを得たらアルファ級に昇格出来るというルールです。
この事に深月は驚愕しますが、一番驚愕したのは当てられる側に憂宇子がいた事でした。
ゼベック11話の感想と考察
創設されてから数多くの著名人を輩出しているのでかなり有名であり、かなり実力主義な学園だと思っていましたが、そんな学園には裏がありましたね。
著名人を輩出していると言ってもほんの一握りだと思いますので、どの生徒も相手の事を蹴落とそうとか、絶対に勝ってやるとか、絶対にいい成績を残そうとかを考えていて精神をすり減らしているのだと思います。
それ故にこういうイベントで憂さを晴らさせようと秀徳が企画したのでしょうね。
それに活躍すればアルファ級へと上がれるので他の生徒達からしたら万々歳だと思います。
こんな異常なイベントを目の当たりにした深月はどう動くことになるのか気になるところですね。
次回12話は深月が止めようとするのではないかと思います。
深月の性分からこんな人を人とは思えないようなイベントがあり、しかも友達になった憂宇子が危機に晒されているのはほっとけない筈です。
しかし、今の自分には任務があり、そのために感情的に動いて秀徳に目をつけられ、豪徳に会えない事態になってしまっては元も子もないと葛藤すると思います。
それ故に悩むも姉の言葉を思い出して飛び出す展開になるのではないかなと思います。
影ながら学園を調べている鎮馬もこのイベントの事を知り、これを知ったら深月はどうあっても動くと思って呆れながらサポートするでしょう。
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