2020年4月15日発売の週刊少年マガジン2020年20号で、ランウェイで笑って137話が掲載されました。
ランウェイで笑って137話では、天候による停電で真っ暗になった会場。
観客と千雪のおかげで大きな騒ぎにはならず、無事にショーを続けられることになりました。
トリの代役はセイラに決まりましたが、靴が入らないというハプニング起こり、千雪がトリをすることに。
本記事では、ランウェイで笑って137話「雑念」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ランウェイで笑って137話のあらすじネタバレ
シャルが着るはずだった服を、育人に運ばせるテルミ。
時間が無く舞台裏で着替えることになり、出番を終えた千雪に声を掛けます。
千雪はランウェイを終え、完全燃焼したかのように立ち尽くし、シャルが来れないことも、トリを自分がすることもあまり頭に入っていないようです。
とりあえず着替えて歩けばいいと理解し、育人に服の特徴を聞く千雪。
テルミが他のスタッフに呼ばれ離れようとすると、育人が待ってと呼び止めます。
ラストルックは、コートなのに露出が多く珍しい作りで、パリの学生らしさ、伝統と新しさをしっかり表現できていると分析する育人。
テルミが選んだオーソドックスな靴と手袋は、クラシック感を強め、ベルトを緩めれば学生らしさが出ると育人は調整します。
育人は慌てながら、千雪に靴が入るかの確認をします。
千雪には少し大きいようで、詰め物をして履くことになりました。
育人は、シャルと千雪では体格がかなり違うのに、サイズを調整できるように工夫されていると感動します。
体格によって着こなしが変わるフリーサイズの服は見たことあっても、ここまで誰が着ても同じように着れる服は初めて見たと、綾乃の服を尊敬します。
千雪はこれから綾乃の服を着て歩くんだと、少し寂しそうな悔しそうな表情をする育人。
そんな顔をしている育人に、テルミは育人が作ったバックを渡し、この服に合うバックを用意してと頼みます。
本当はラストルックに、バックはありません。
しかしテルミは、千雪がバックを求めていると言います。
すでに集中していた千雪は、自分はどんな人なのかとイメージしています。
パリの学生で、学生街から最先端の価値観と中世の街並みが共存するマレ地区へ巣立っていく人だと想像する千雪。
両親に見守られて大学を卒業していく女学生、と考えた時にふとよぎったのは自分の父親でした。
育人は急いでバックを作っていましたが、パーツが足りないと下へ向かおうとしたとき、そこには藤戸社長の姿がありました。
イメージに雑念が入ってダメだと集中しなおしていた千雪の耳に、育人が藤戸社長と呼ぶ声が入ります。
テルミの呼び止める声も聞かず、千雪は気づいたら走り始めていました。
どうしても父親に、自分のランウェイを見て欲しかった千雪の表情は緩みます。
ランウェイで笑って137話の感想と考察
度重なる奇跡が続き、めぐってきたチャンスを、千雪は務めることが出来るのでしょうか。
千雪は2回のランウェイに全神経を集中していた為、出番のあとはボーっとしていましたね。
心ここにあらずという感じで、育人とテルミが慌てていたのに、ほとんど話が頭に入っていませんでした。
たしかにあれだけの演技をし、停電というハプニングが起き、終わったら放心状態になるのも分かります。
そんな千雪に服を着せていた育人は、綾乃の作った服に感心していましたね。
よくフリーサイズで販売しているお店ってありますよね。
私も一回自分に服を当てて、鏡見て買うという感じなのですが、同じ服でも人の体のラインやサイズが違うので、みんな必ず同じということにはほぼならないですよね。
しかし、綾乃の服はそこも考え、少しの調整でみんな同じように着れるという凄い技術でした。
育人も凄いと尊敬しながら、自分はまだまだだと思っていたのでしょうか。
予定になかったバックを持たせると決めたテルミに、さすがと言いたかったです。
そして、ずっと見て欲しかった父親がショーに現れた千雪。
この後のラストランウェイをどう歩くのか、とても気になります。
次回も楽しみです。
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