2020年4月15日発売の週刊少年マガジン2020年20号で、『彼女、お借りします』136話が掲載されました。
『彼女、お借りします』136話では、ホテルに着いた水原と和也。
ラストシーンの撮影現場に足を運び、最終確認をします。
そんな時に水原が、和也に話したいことがあると言いました。
水原は和也に、一体何を伝えようとしているのか。
本記事では、『彼女、お借りします』136話「ラストシーンと彼女⑤」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
<< 135話 | 一覧 | 137話 >> |
彼女お借りします136話のあらすじネタバレ
和也に話したいことがあると、真剣な表情の水原。
先ほど駅に着いたときに、水原が何か言おうとしていた続きかと和也はドキッとします。
撮影はあと1シーン撮るだけで終わりでした。
和也は、今このタイミングで言うのかと驚き、撮り終わったあとの方がいいんじゃないかと水原を止めます。
しかし、撮影が終わる前に伝えると決めていたからと譲らない水原。
珍しく頑固な水原に戸惑う和也は、水原の赤く染まった頬を見て八重森の言葉を思い出します。
水原は和也のことが好きだという八重森。
深夜の真っ暗なスキー場、綺麗な満点の星空、こんなにロマンチックな場所で告白されるのかと身構える和也。
水原は和也に一歩近づき、自分のおじいちゃんのことを話しだしました。
おじいちゃんは水原の夢を応援してくれ、いつか女優になった姿を見せると2人で約束したと言います。
しかし3年前交通事故で亡くなり、おじいちゃんの代わりにおばあちゃんに見せれば、おじいちゃんにも届くと思ったそうです。
そのおばあちゃんも倒れ、自分はまだ夢を叶えられてない、もう無理かもしれないと思いっていた時に和也が現れました。
和也が映画を撮ろうと言ってくれたことが、とても嬉しかったと和也の目を見て話す水原。
感謝の気持ちを演技で返せればと、水原は自分の立ち位置に戻ります。
水原の思いを聞き、グッと力が入る和也はカメラに向かい、ラストシーンを撮り始めます。
和也は嬉しさでボロボロと溢れ出る涙を拭きながら、カメラの露出は上がっているか、マイクは正常かなど考え撮影をしていました。
カメラに映る水原は今までで1番綺麗で、輝いていて、映画を撮って良かったと和也はカメラを見つめます。
おじいちゃんとのやり取りを思い出す水原。
おじいちゃんは酒も飲むし、昔タバコも吸っていたから長生きできないと水原は言います。
人はいつか死ぬのだから、水原が絶対女優になるまで応援するなんて言うのは無責任だとおじいちゃんを責めます。
それを聞き、水原の言葉に納得し、大声で笑うおじいちゃんは、水原に信じろと言います。
前を向き、夢が叶うと信じ続け、諦めなければ、必ず自分を支えてくれる人が現れると自信を持って言います。
ラストシーン、今までで1番いい笑顔をする水原。
彼女お借りします136話の感想と考察
告白ではありませんでしたが、水原の夢に対しての思いが聞けた回でした。
あんなに告白されるんじゃないかとドキドキしていた和也は、可哀そうな気がしますが、水原が自分のことを話してくれるなんて、すごいことじゃないですかね。
今まで、レンカノとして、隣人として、同じ大学生としての水原は、おばあちゃんのこと以外、あまり自分のことを話してくれなかった気がします。
そんな水原が亡くなったおじいちゃんのことを話してくれたという嬉しさと、夢への思いを聞き、和也の心にかなり響いたようでした。
水原のおじいちゃんは残念ながら交通事故でした。
お酒やタバコのことを言っていたのに、交通事故なんて、人はいつ死ぬか分からないですね。
どちらにしろ年齢的に、早く女優にならないと厳しいと思っていた水原だから、レンタル彼女までして頑張っていたんですね。
そんななか映画を撮ろうと言ってくれた和也を、おじいちゃんが言った、支えてくれる人と思い和也についてきたんですね。
水原の思いに、私も読みながらグッときていました。
これでラストシーンも撮り終えました。
あとは編集をするだけなんですかね。
映画の作り方を知らないので、このあとどう作るかも気になります。
帰った後の水原と和也の距離、八重森の反応、瑠夏にバレていないかなど色々気になることがあり、次回も楽しみです。
<< 135話 | 一覧 | 137話 >> |