2020年4月13日発売の週刊少年ジャンプ2020年20号で、「呪術廻戦」第103話が掲載されました。
「呪術廻戦」102話では、「疱瘡神(ほうそうがみ)」の領域展開に苦戦する冥冥。
「疱瘡神」の領域は対象を棺桶に拘束し、墓石で棺桶ごと埋葬し、カウントダウンが終わると病をかけられるというものでした。
途中で破ってもまたすぐに領域に引き込まれてしまうため冥冥は苦戦します。
しかし、その場にいる呪力の強い人間をターゲットにすることを利用して憂憂に協力を依頼。
ターゲットの変更に見事成功し、冥冥の黒鳥操術で「疱瘡神」を倒すことに成功します。
鴉の大群を引き連れて奥へと進む冥冥と憂憂。
やるじゃないか、と夏油は不敵な笑みを浮かべるのでした・・・。
本記事では、「呪術廻戦」第103話「渋谷事変㉑」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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呪術廻戦103話のあらすじネタバレ
脹相と戦いを繰り広げる虎杖は、血液を圧縮する赤血操術「百斂(びゃくれん)」からそれを放つ「穿血(せんけつ)」の流れを警戒し距離を取ります。
脹相は「百斂」により圧縮した血の玉をいくつも作りまわりに浮かせて溜めていきます。
虎杖の身体能力をもってしても「穿血」は速すぎて避けることが出来ません。
勘で避けたとしても頭に当たれば死んでしまいます。
「ならせめてタイミングだけでもこっちで決めさせてもらう!」
虎杖はわずかに飛び上がり両足を地面から離し、脹相からの攻撃を誘います。
虎杖が誘っていることに気付きつつも誘いに乗る脹相は「穿血」を繰り出しました。
頭を狙ってくると読んでいた虎杖は地面に足がついた瞬間に素早く体勢を変化させ攻撃を回避。
血を刀剣状に固め、脹相は虎杖を切りつけますがそれもかわして虎杖は脹相の懐に入ります。
反応できないのは最初だけで、一度避けてしまえば簡単に距離を詰められるという虎杖の予想は的中。
殴り合いに持ち込もうと拳を繰り出す虎杖。
「超新星!」
脹相が唱えると浮いていた血の玉が全て破裂し、虎杖は背中から攻撃を全て喰らってしまいます。
生まれた隙をつかれた虎杖は左足にナイフのように固めた血の刃物を突き刺されました。
しかし虎杖は全く怯みません。
痛みに顔を歪めることも無く、刺された方の足でそのまま蹴りを繰り出し脹相を攻撃します。
さらにブレイクダンスのように体勢を変えると脹相の右肩に強烈な踵落としを喰らわせました。
そこから顔面を蹴り飛ばし、血の玉を作らせないように畳みかける虎杖。
脹相が「穿血」の構えをとったため攻撃を警戒した虎杖は動きを止めましたが、それは脹相のフェイントでした。
脹相は血液の流れを操り肉体を強化する「赤鱗躍動(せきりんやくどう)」を使用します。
虎杖の喉に一撃入れ、足を払い、顔面を地面に叩きつけるなど逆に畳みかける脹相。
すぐに起き上がった虎杖でしたが目に入ってきたのは「百斂」の構えをとった脹相でした。
至近距離で頭に「穿血」を喰らう虎杖でしたが後方に吹き飛ばされはしたものの死んではいません。
焦って圧縮しきれなかったと悔しがる脹相。
「オイ!オイ!」
苦戦する虎杖をどこからか呼ぶ声が聞こえます。
声の正体はとっくに動かなくなったと思われていた、虎杖が身に着けた小さなメカ丸の声だったのです・・・。
呪術廻戦103話の感想と考察
今回は虎杖と脹相によるただひたすらの肉弾戦闘でした。
一風変わった戦い方をするキャラクターが多い中、こうした真っすぐなぶつかり合いは見ていて気持ちがいいものですね。
しかし脹相、思っていたよりずっと強いです。
まさかここまで虎杖を追い込むキャラクターになるとは思いませんでした。
一撃必殺があることが大きいと思われますが、それは虎杖の黒閃も同じはずです。
今回は終始脹相に押される形でしたが次回からは虎杖が黒閃から一気に追い詰める展開を期待します。
しかしこのタイミングでメカ丸とはいったい何が起こるのでしょうか。
あんな状態ですし、メカ丸が直接戦闘に手を貸すことは無いと思います。
メカ丸が伝えることがあるならば脹相の攻略法ではなく五条や他の仲間の様子の方が可能性がありそうです。
その報告を聞いた虎杖の心持ちが変わり一気に逆転なんて展開は王道ですよね。
まだ宿儺が出てくるような場面ではないと思われますがここに例えば禪院甚爾(とうじ)が乱入してきて、伏黒も合流する流れになるなんてことは・・・。
ちょっと無いですかね。いち読者としてはやはり虎杖が自分自身の力で真っ向から脹相を撃破するのが一番見たい絵ですよね。
以上、引き続き104話以降も目が離せないですね。
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