2020年4月6日発売の週刊少年ジャンプ2020年19号で、「呪術廻戦」第102話が掲載されました。
「呪術廻戦」101話では、冥冥が夏油との戦いを始めました。
死んだはずの夏油の登場に、眼前の敵は本物なのか偽物なのかと考える冥冥。
しかし、考える暇もなく、夏油は特級特定疾病呪霊「疱瘡神(ほうそうがみ)」を呼び出します。
領域展開を使用し次々に技を繰り出す「疱瘡神」を、冥冥も久々に自分の命に指がかかったと評して警戒するのでした。
一方、渋谷駅構内を進む虎杖は脹相に出会い戦闘に入ります。
強力な赤血操術を喰らい左腕が使い物にならなくなった虎杖。
果たして、この状態で虎杖は脹相に勝つことが出来るのか・・・
本記事では、「呪術廻戦」第102話「渋谷事変⑳」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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呪術廻戦102話のあらすじネタバレ
脹相に「弟は最後に何か言い残したか?」と尋ねられ困惑する虎杖。
続けて脹相が「オマエ達が殺した二人の話だ」と言うと、以前に釘崎とともに戦った呪霊のことが思い浮かびます。
「別に何も・・・でも泣いてたよ」と虎杖が伝えると、死んだ2人を思い一気に高ぶる脹相。
「これがお前たちのお兄ちゃんだ!」
虎杖も構え、迎え撃つ体勢を取るのでした。
場面は切り替わり、特級呪霊「疱瘡神(ほうそうがみ)」の繰り出す墓石に潰された冥冥。
「疱瘡神」は3、2とカウントダウンをします。
1を言い始める前に墓石を破壊して飛び出す冥冥。
そのまま切りかかろうと斧を振り上げますが、間もなく黒い棺桶に閉じ込められてしまいます。
冥冥はこの一連のやり取りを繰り返す中で、「疱瘡神」の領域の必中効果に目星をつけていました。
対象を棺桶に拘束し、墓石で棺桶ごと埋葬、3カウントを開始する。
特定疾病呪霊であることから、3カウント以内に脱出できなければ病にかかり死ぬだろうと予測する冥冥。
墓石での埋葬が厄介であり、あと2回繰り返せばいつもの動きは出来なくなり、その状態で夏油と戦うことは避けたいと考える冥冥。
同行している憂憂には術式が発動していないところから、領域内にいる呪力の強い者を反射的に標的にしていると見抜いた冥冥は憂憂を囮にすることを考えます。
しかし、憂憂は墓石攻撃を一度でも喰らえば死んでしまう、悩んだ冥冥は微笑みかけます。
「私のために死んでくれるかい?」
「いいのですか?姉様のために死んでも」
微笑み返し、呪力を解放する憂憂。
反対に呪力を抑えた冥冥を見て冥冥の狙いを瞬時に理解した憂憂。
「疱瘡神」は領域を発動し憂憂を棺桶に閉じ込めますが、墓石が出現しません。
「疱瘡神」が不思議そうにしていると、その隙に「疱瘡神」の両腕を切り落とす冥冥。
「私がただの荷物持ちであの子を連れているとでも?」
冥冥の命懸けという言葉には、憂憂の術式使用を許可する合言葉の役割があったのです。
簡易領域を展開し憂憂は身を守っていました。
もともとこうした領域への対策として憂憂を同行させていたと冥冥が話している間に再生を終えていた「疱瘡神」。
しかし、直後に突進した鴉が「疱瘡神」を突き破り大穴を空けます。
倒れる「疱瘡神」と鴉。
術師にとって最も簡単に能力を底上げする方法は命を懸けた縛りだと冥冥は言います。
「疱瘡神」を貫いたのは、冥冥の術式である黒鳥操術の真骨頂「神風(バードストライク)」でした。
この「神風(バードストライク)」を防いだ人間はかつて五条悟しかおらず、それを繰り出すために冥冥は大勢の鴉を引き連れて夏油のもとへ向かいます。
龍のような呪霊とともに歩く夏油は、「やるじゃないか、最近の術師にしては」と怪しい笑みを浮かべるのでした・・・
呪術廻戦102話の感想と考察
呪術廻戦の良さとして、キャラクター全員のにどこか闇があり、言動や思想から垣間見えるその闇の深さに惹きこまれるところがあると思っています。
今回はとにかく、冥冥の格好良さが際立った回でした。
やはりこのあと、冥冥VS夏油の構図になるのでしょうか。
だとすれば、底知れない力を持っており現時点でのラスボス候補でもある夏油と戦う冥冥は危機に陥ることになるのでしょうか。
だとすれば、そんな冥冥はあまり見たくはありません。だからこそ虎杖に駆けつけて欲しいところです。
恐らく次回は脹相との戦い、そして決着まで描かれると思います。
呪霊にも想いがあることは虎杖もよく分かっている様子でしたから、戦いを躊躇することは無いでしょう。
そ互いの想いがぶつかり合う純粋な殴り合いとなり、私の好む拳で語る展開になったら嬉しいです。
また、離脱した伏黒が戻ってきて冥冥と合流し、一足先に夏油と戦うのもありですね。
彼の場合は帰ってきた禪院甚爾とはち合う可能性の方が高そうです。
以上、引き続き103話以降も目が離せないですね。
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