2019年11月18日発売の週刊少年ジャンプ2019年51号で、僕のヒーローアカデミア250話が掲載されました。
轟家での食事に招待されたデクと爆豪でしたが、食事中の雰囲気はあまり良いものと言えませんでした。
一番にエンデヴァーを父として受け入れ始めた冬美や許してはいないものの理解を示そうとする焦凍に対して、夏雄だけは未だに受け入れずにいました。
エンデヴァーの家庭への当たり方について、許してはいないどころか、未だに恨んですらいるというような雰囲気さえあります。
そして突然明らかになった燈矢という名前の男の子が、どうやらこの轟家の不仲のカギを握っているようです。
本記事では僕のヒーローアカデミア250話「エンディング」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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僕のヒーローアカデミア250話のあらすじネタバレ
なにやら怪しげなモノローグから始まります。
「鷹見」という男を捕まえたその日から、エンデヴァーに焦がれたそれは、7年前になにかしらの罪を犯し、エンデヴァーによって逮捕されたようです。
その後出所したそそれはすぐに、エンデヴァーの家族周辺を嗅ぎまわったと言います。
エンデヴァーについて語るそれは、轟家から出てきた夏雄を狙っているようでした。
人が唯一平等に選ぶことができるのは人生の幕の下ろし方、と言いながら、じわりじわりと夏雄を狙っているのでした。
ところ変わって轟家の中において、冬美、轟、デク、爆豪はその確執の原因ともなっている燈矢という存在について話をしていました。
「話していないの?」と問う冬美に対して轟は「率先して話すものじゃない」と突っ返します。
冬美の話によると、燈矢は第一子であり、長男であったと言います。
特に夏雄はよくなついていて、その喪失のショックが大きすぎて、父であるエンデヴァーにつらく当たるのかもしれません。
お父さんが殺したと思っている、そう冬美も言います。
噺をしているうちに、学校へと送る時間になり、エンデヴァーの用意する車に乗り込もうとします。
しっかりと頭を下げて礼を言うデクに対して、どうやら冬美の作った四川風麻婆豆腐をえらく気に入った爆豪は、冬美に対してレシピを要求していました。
轟からメールで送られるそうですが、いつか本編でその料理がクラスメートやご両親にふるまわれる日が楽しみですね。
その際に、エンデヴァーが冬美に対し、たった一言、お礼の言葉を零します。
それに対して冬美は何も言わず、ただ微笑むだけでした。
冬美はそのままデクに対して、その手を握り「焦凍とお友達になってくれてありがとう」とそういいます。
その笑顔はまぎれもなく、父と弟を想う姉の顔でした。
そしてシーンは車内へと移ります。
家を出たエンデヴァーはもう父としての顔ではなく、No.1ヒーローとして戻っていました。
学校が始まってもインターンは継続するようで、ちょうど第一回のインターンの際にやっていた生徒のように、授業のコマをずらしてヒーロー活動に参加するようにと言われます。
そんな中、車の狭さにキレる爆豪に対して、なかなかにアグレッシブな返しをするタクシーの運転手さんが、エンデヴァーに対して人が変わったと言います。
それに対してただ一言、頂点に立たされてから、と言葉を返したエンデヴァーにも、先ほどの家での食事に何か思うところがあったのかもしれません。
そして進行方向の先に、何やら人影が見えます。
それは、夏雄を捕らえている何者かでした。
まさにこれこそ最初のモノローグの主であり、暴行犯としてエンデヴァーが7年前に捕らえた敵名「エンディング」だったのです。
そして捕らえた夏雄を殺すと言い、エンディングはエンデヴァーに詰め寄ります。
俺を殺してくれ、と。
局面に立たされたエンデヴァーの選択は、次話に続きます。
僕のヒーローアカデミア250話の感想と考察
全体的な感想は、やはりまだ轟家には確執が残っているということです。
特に夏雄のものは根深く、きっと誰よりも家族思いだからなのでしょう。
そんな夏雄を盾に取った上での、エンディングの行為はまさに外道の極みと言えるでしょう。
よりによってその一番確執が大きく残る夏雄なのもまた許せません。
そのうえで自分を殺せと迫ったエンディングは「人が唯一平等に選ぶことができるのは人生の幕の下ろし方」と言っていることから、エンデヴァーに人生の幕を下ろしてもらうことを望んでいるようです。
その酔狂極まりない言動にデク達ヒーロー見習いがどう対処するのか、期待です。
そしてお気付きのかたは居るでしょうか?
エンディングがエンデヴァーにあこがれを抱くきっかけとなった「鷹見という窃盗犯の逮捕」。
この鷹見という苗字、実は、 鷹見啓悟というホークスの本名と同じ苗字なのです。
ということは、もしかして、窃盗犯はホークスの父?
疑問が多く残りますが確かなこととして、その苗字は既に本編で出ているということです。
作者の先生が意図的に置いたと考えて間違いないでしょう。
今後もヒロアカから目が離せませんね!
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