2020年4月2日発売の週刊ヤングジャンプ2020年18号で、『HANDS』8話が掲載されました。
『HANDS』8話は、もう一人の手の使い手の狙いが判明し、魔法の手を持つ者同士の共闘展開は無くなった模様です。
鮫島は新たに助けを求めて、ある人物に会いに行くのですが……。
本記事では、『HANDS』8話『団地③』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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HANDS 8話のあらすじネタバレ
蜂屋ともう一人の魔法の手の持ち主であるフード男の戦いはまだ終わらず、魔法の手を使って投げられた車。
しかし、それは誰にも当たらずただ車が破損しただけで済みました。
味方と思われていない事に気付いた鮫島は避難しながら狙いはユキであると推測します。
この騒ぎでは鮫島たちを追う事とは関係無く警察が来てしまう為、一刻も早く逃げなければならない状況です。
フード男はどうやら鮫島たちを見失ったようで、手の動きは止まったままです。
その時、魔法の手の甲が割れて口のように形作られたそこから声が発されました。
その手は君のものでは無いと断言する口、もといフード男。
どうやらユキはフード男の元にいるべきであり、鮫島の元にいる現状はイレギュラーな自体であるとの事。
手が喋った事に驚く鮫島ですが、声の主をユキに尋ねてみると聞き覚えも無い声だという事で、要求通りユキを渡すわけにはいきません。
変わらず逃亡を図りますが、フード男は黙って見逃すことはしないと宣言した上で、マンションを破壊します。
崩落するマンションから落下する人、瓦礫に押しつぶされて死ぬ人と、被害は止まりません。
建物と人が無くなる前に出て来てくれと、フード男は尚も破壊行動を続けます。
阿鼻叫喚のマンションから、どうにか逃亡しようという時、傷付く人たちを見てユキ自身が無意識に魔法の手を発動させます。
手だけではなく、もはや『魔法の腕』とも言うべきその拳は硬く握られフード男に向かいます。
魔法の手で受け止めようとするも、抑えきれずフード男も逃走する事にしました。
力を使った影響か、ユキは『ねむい』とだけ言い残し、眠ってしまいます。
場所は変わって『犬井法律事務所』では、テレビのニュース番組で鮫島容疑者の事件が放送されていました。
容疑者のDNAと一致する火薬の痕跡がある手袋が発見されたという事で、机に脚を乗せて憮然をした表情で画面を眺める女性は、鮫島を最低の屑野郎と言います。
私が見つけたらぶっ殺してやるのにと言っている矢先に、インターフォンが鳴り、玄関のドアを開ければそこには件の屑野郎がいました。
久しぶりと挨拶し、中に入れてくれと言う鮫島ですが、女性の反応はニュース番組を観た時同様、『ぶっ殺す』の一言でした。
HANDS 8話の感想と考察
フード男が自身で魔法の手を使っているので、ユキも出来るのではないかと思っていましたが、今回でそんな場面がありました。
肩と腕の境目くらいまであったユキの『魔法の手』ですが、もしかしたらユキは力が強すぎる為にコントロール出来ないので管理される立場にあるのかもしれません。
完全に推測ですが、魔法の手を移植(?)する施設があって、フード男はそこの被験者的な立場であってユキを回収に来たのかもしれません。
そういう展開があるとすると、魔法の手の持ち主は他にもいるはずでn分隊VS魔法の手という構図はもう成り立たなくなるかもしれません。
最終的に腕どころか巨大な『人』の形が出て来るのではないかとも思ってしまう展開で、個人的にはまた一段と面白くなって来たなと思いました。
魔法の手に口が開いて話していましたが、その声もやはり手の持ち主同士にしか聞こえないのかと疑問ではありましたが、視認も出来ないのだからきっとそういう設定があるのでしょう。
最後に登場した法律事務所の女性は犬井弁護士とでもいうのでしょうか、鮫島は仲が良さそうな距離感で話していますが女性側は全くそんなつもりは無さそうでした。
ニュースで鮫島の名前に顔写真が出ても『最低の屑野郎』と言った事から、事件そのものへの感想ではなく、鮫島に対する感想なのでしょう。
鮫島は無自覚なのでしょうが、過去に何か怨恨を残すような出来事があり、女性はなにかしらの被害者だったのかもしれません。
次回はこの二人の関係性が描かれる事でしょう。
そちらも楽しみですが、無事逃走に成功したn分隊の蜂屋が、誰も想定していなかった『もう一人の魔法の手』を報告してからの隊の動きも気になる所です。
鮫島はフード男と違い蜂屋を助けたのですが、手が視認できない蜂屋には残念ながらそれを理解出来ていなかったと思われるので、『敵が増えた』という認識にしかならないと予測されます。
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