2020年3月26日発売の週刊ヤングジャンプ2020年17号で、『ゴールデンカムイ』234話が掲載されました。
ゴールデンカムイ234話は、一旦炭鉱の町を出た杉元達は蒸気船で石狩川を渡って江別へと向かう事にしました。
蒸気船に乗るのが初めてのアシリパは非常に楽しそうでした。
暫しの船上旅を楽しむ一行でしたが、蒸気船の目の前に二隻の小船が止まっており、しかも船に乗っていたのは海賊でした。
船の船長はこのまま全速前進しようとしていましたが、海賊は遊泳能力を生かして船へと乗り込んできました。
果たして、彼の目的は何なのでしょうか。
本記事では、ゴールデンカムイ234話『蒸気船』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ゴールデンカムイ234話のあらすじネタバレ
白石は石狩川を下って江別まで行こうと杉元達に提案します。
その理由は陸路が雪解けでぬかるんでいるからであり、船を使えば時間も体力も使わずに済むからでした。
そもそも石狩川は樺戸監獄へ物質を送るために舟運が発達しており、そのために昔囚人が川底に流木とか全部取り除いて整備していたみたいです。
そんなこんなで蒸気船に乗った杉元達。
3人が乗っている外輪式蒸気船は両側の水軍で水面を掻いて進むからスクリュー船と違って浅い川とかで走るのに最適でした。
アシリパは初めて蒸気船に乗ったので、何処か嬉しそうな声音で喜んでいました。
白石はこの調子なら昼前に江別に着くと口にしたのです。
頭巾を被っている人物は蒸気船に繋がれている小船におり、その人物の近くには馬もいました。
アシリパは頭巾を被っている人物はこっちに乗らなくて良かったのかと疑問に思っているようです。
白石は馬と一緒がいいんだと言い、杉元はあの人物は俺達から距離を取って尾形がアシリパの前に現れるのを待っているのだと呟きました。
そして船の中にある客部屋にやって来た杉元達は休み、旅の影響で疲れているアシリパは眠りについたみたいです。
そんな中、蒸気船の目の前に小さな小船が2隻おり、こちらに向かっていました。
小船に乗っていたのは海賊を筆頭とした一派であり、お金が無かったので蒸気船からお金を奪おうとしていたのです。
蒸気船を操縦する船員は海賊達がこの近辺で船を襲い、乗客の金品や郵便物の現金書留を狙っていることを知っていました。
しかし、所詮は小船なのでこのまま蹴散らそうと前進するみたいです。
実際、突撃したことで海賊の子分達が乗っている小船にぶつかると、彼らは海へと落下しました。
この騒ぎに気付いた杉元は何だと言うと、白石は船とぶつかったと報告したのです。
船長はざまみろと言うが、海賊は上着を脱いだと同時に川へと飛び込んで潜水しました。
船員は金づちを手にしており、もし海賊が頭を出して来たら金づちを振るって始末する気でした。
しかし、彼らの想定を遥かに上回るような潜水で蒸気船の反対側に移動すると、川から出てきて船へと乗り込みました。
そして拳銃を取り出して、銃口に入っている川の水を落としたようです。
すぐさま船員達に対して拳銃を構えると共に、船を停めろと命じました。
杉元と白石は海賊の姿を見ると共に、海賊は白石に気やすく声をかけます。
この事から船員達は杉元達も海賊の仲間だと勘違いしてしまったようです。
そして船員達が襲い掛かってきて、杉元達は対応しようとしている間に海賊は拳銃を構え始めました。
このままでは船員までもがやられると判断した杉元は船員を川へと落としたみたいです。
更に杉元は船員を川へと落としていき、海賊は白石にいい子分を持ったものだなと言いました。
その頃、海賊の子分達は上りの蒸気船が来るのを確認すると共に、蒸気船に乗っている客の殆どが兵士である事に気づいたのでした。
ゴールデンカムイ234話の感想と考察
初めて船に乗ったアシリパが嬉しそうにしていたのが、ほっこりしましたね。
しかも途中で寝ていましたのでかなり疲れていたのですね。
案外楽な船旅になると思いましたが、海賊が襲撃してくるとは想定外でしたね。
しかも白石を仲間扱いしたことで杉元達を自分の仲間だと他の客や船員に誤解されてしまったのは厄介だと思いましたね。
完全アウェーの中で杉元達がどのように対応していくのか、気になるところですね。
次回235話は海賊と戦う事になるのではないでしょうか。
海賊の言葉によって杉元達はこの船の者達から海賊の仲間と勘違いされている状態にあります。
そうなってしまうと、今眠っているアシリパにも危機が及ぶ可能性がありますので、勘違いを払拭するためには海賊と戦うしかないのではないかと思います。
今の海賊は拳銃を装備しており、杉元や白石が不要に動けば撃たれますし、何の関係のない人が撃たれてしまう可能性もあるでしょう。
そんな中、海賊の子分達が上りの蒸気船に兵隊がいる事に気づき、この事を海賊に伝えるのではないかと思います。
伝えている際に海賊の意識は自然と子分達に向くと思いますので、それが好機となって杉元達が海賊との距離を詰めて抑えるのではないでしょうか。
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