2019年10月21日発売の週刊少年ジャンプ2019年47号で、僕のヒーローアカデミア247話が掲載されました。
僕のヒーローアカデミア247話は、エンデヴァーがデク、爆轟、轟の三人を直接指導することを決定したところから始まります。
一体No.1ヒーローは彼ら三人に何を課すのか。
そして、タイトルの通りデク達はなにをエンデヴァーに語るのか。
245話と246話で明らかになったタイムリミット、そしてホークスの託した願いに応える形となったエンデヴァーの本当の目的が明らかになります。
今回はまさに、私たち読者にとっても現状確認、といった感じでしょう。
本記事では僕のヒーローアカデミア247話「語れ!現状!」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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僕のヒーローアカデミア247話のあらすじネタバレ
No.1ヒーローエンデヴァーは、ホークスからの警告を受け取り、轟だけでなく、デクや爆豪も自分の手で直接指導をすることを決めました。
しかし職場体験のときも含めて、デクと爆豪の現状をエンデヴァーは知りません。
そこで、まずは個性の確認、そして現状どういった目的でこのインターンに臨むのかをデクと爆豪の二人はエンデヴァーから問いかけられたのでした。
エンデヴァーは現状抱えている課題、そして将来的にできるようになりたい課題についても問いかけます。
最初に答えたのは、デクでした。
力をコントロールし、最大のパフォーマンスで動けるようにしたいと言います。
エンデヴァーも体育祭などでデクの個性は何度か目にしています。
自壊するほどのパワーと呼称されたその個性に対し、デクはさらに続けます。
それはB組との合同授業の際に見せたあの黒い靄のようなものです。
それを副次的なものととらえ、デクはエンデヴァーにも見せます。
その際、新しくしたグローブからわずかにあふれ出る靄を指して、許容出力ギリギリで暴走直前であることをエンデヴァーに伝えるのです。
そしてそれを見たエンデヴァーは決して笑ったりなどせずに、その力とどう向き合いたいのかとデクに問いかけるのでした。
ここで久々にデクの自己分析モードが始まります。
超絶早口で、完全に爆豪や轟を置いてけぼりにして二人(デク)の話は進みます。
それだけの文章量を伝えられても、エンデヴァーはしっかりと要点だけをつかみ取り、デクが抱えている課題を暴きます。
また、そのことを「難儀な個性を抱えた」と言い、こちら側、と意味深な言葉を残しながらエンデヴァーの目にはどこか悲しげな感情が見え隠れしていました。
続いて爆豪に順番が回ります。
爆豪は堂々と、何が自分に足りないのか、できないのかを知りに来たと言います。
笑うサイドキックに本心だと顔をそらす爆豪ですが、それをデクは笑いませんでした。
爆豪の個性「爆破」は、個性が一つだけでも大概のことがこなせると言います。
そして仮免に落ちたということも踏まえて、強い人間が強いヒーローになれるわけではないことを彼は悟っていました。
No.1ヒーローを目の前にして、爆轟は堂々と宣言するのです。
No.1ヒーローを超えるために足りないものを見つけに来たのだと。
こうしてデクと爆豪の目的や本心を知ったところで、エンデヴァーは早速インターン、職場体験を開始しようとしますが、その声を止める人間がいたのです。
轟焦凍、エンデヴァー、轟炎司の息子です。
今回彼は職場見学の時と同様に父エンデヴァーのもとに来ていて、左側の個性を使った赫灼の習得が目的でした。
轟は今まで父に対する複雑な思いを抱えていて、決して左側の、炎の個性を使いたがることはなかったのです。
それを、エンデヴァーが母親を見舞ったことや雄英でのあらゆる出来事が彼を少し成長させたのです。
そしてそのことは結果的に、エンデヴァーの思い描いていた通りになっています。
エンデヴァーが成せなかったこと、炎だけではなく氷の個性を使って人々を助けることと名実ともにNo.1ヒーローになること、を達成することが今の轟にはできるのです。
ですがそれはあくまで結果としてそうなっているのです。
轟は自分の意志で、No.1ヒーローエンデヴァーのもとに修行をしに来たとはっきりと宣言するのです。
その深い思いを知っているデクと爆豪も思わずそれには口をはさめずにいますが、そのことにエンデヴァーはどこか吹っ切れた様子です。
三人に知識ではなく経験を積ませるためにいよいよインターン編が始まります。
僕のヒーローアカデミア247話の感想と考察
前回246話で目的とタイムリミットが定められ、今回はその意思確認、現状確認といった感じでしょう。
インターンが始まるまでのしばらくは雄英生側へのスポット当ては少なく、主にヴィラン側の展開が続いていました。
なので改めて読者にも、デク達の現状を知らせるという意味合いを持つ247話だったのではないでしょうか。
デクは前のB組との合同訓練時に見せたワン・フォー・オールの変化型の黒い靄を用いた技の確立。
爆豪はこれまでの戦いの中で爆発以外のもので人を助けられる方法を模索しているのだと考えられるでしょう。
これはエンデヴァーが無理矢理、轟焦凍という人間を作ったところにも見たものを感じますね。
案外二人は似た同士なのかもしれません。
そして轟もまたここにきて父としてのエンデヴァー、ヒーローとしてのエンデヴァーの差別化を図っています。
こういったことから、4か月後の決戦に向けて少しずつ動き出しているのが分かります。
今後としては、三人の成長もさることながら、他のA組、そしてB組の成長も見てみたいですね。
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