2020年3月23日発売の週刊少年ジャンプ2020年17号で、「チェンソーマン」第63話が掲載されました。
「チェンソーマン」62話では、デンジの心臓を狙って様々な国の刺客が次々と襲ってきました。
中でも、いよいよ牙を向いてきたクァンシによる猛攻は凄まじいです。
岸部隊長が「全人類で集まって素手で殴り合う競技があったら一位はクァンシだ」と評するのがよく分かるほど、体術に長けているようです。
岸部隊長はもちろん、公安のデビルハンターである吉田も手が出せません。
そんな中、魔人ビームのフォローを受けて現場から離れようとするデンジは、釘で4回刺されると命を奪われるという呪いの悪魔の魔手による、命を奪われてしまうのでした。
本記事では、「チェンソーマン」第63話「地獄旅行」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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チェンソーマン63話のあらすじネタバレ
デンジの心臓を狙う謎の女性師匠とトーリカの2人組のデビルハンター。
4回目の釘を刺されたデンジは、悪魔の呪いを受け磔になり死にました。
任務を達成したトーリカのもとに、パチパチと拍手をしながら女性師匠が現れます。
あなたはもう立派なデビルハンターです、と声をかける師匠。
トーリカは話をするよりも、デンジを早く運びだすことを提案しますが、かまわず師匠は続けます。
時には厳しく接したこともあったが、全てあなたのためでした。
これであなたも家族の一員です。
師匠は淡々と話を続けます。
精巧な人形を作るコツは、人形にする人間に人間しか持たない感情を入れること。
敬愛、崇拝、哀憐、そして隠し味が罪悪感であると。
師匠が胸に触れると、トーリカは声も無いままで苦しみます。
師匠が完成、と呟くと、そこには人形になってしまったトーリカの姿。
一方、クァンシと戦う公安のデビルハンター達。
攻撃を受けて倒れていたアキは、契約している未来の悪魔が見せた奇妙な未来に驚き目を覚まします。
クァンシの体術に負けず劣らず、いい戦いをしていた吉田がクァンシに投げ飛ばされ、ビルから落とされてしまいます。
契約していた蛸の悪魔の触手により、どうにか地面への激突を免れた吉田。
クァンシがデンジのもとへ行こうと、アキを始めとするデビルハンター4名と対峙します。
改めて、アキが奇妙な未来を見て、「何だこの未来は」と愕然とします。
一方、師匠の指示を受けてドイツのサンタクロースがビルの中へ入っていきます。
自らを腕で貫き、地獄の悪魔に依頼をします。
サンタクロース自身の心臓と養子にした子供達を捧げ、デパート内の全ての生物を地獄へ招くように依頼します。
サンタクロースを人形のように操っていたのは、実は師匠だったことがここで判明します。
楽しそうに食事をしていた4名の養子のうち、3名の頭が巨大な指で隠されてしまいます。
サンタクロースを名乗っていた老人も死にました。
デパートの外にいた岸部、吉田には影響はありませんでした。
突如として現れたデパート全体を押しつぶせるほどの巨大な腕を、2人は目撃します。
人形に座り、いってらっしゃいトーリカ、と微笑む師匠。
千切れた六本指の腕、千切れた箇所を歩いていく蟻の群れが描写されます。
そして、デパートにいたメンバーは、空に無数のドアが敷き詰められた草原のような空間に飛ばされてしまうのでした。
チェンソーマン63話の感想と考察
毎度のことではありますが、まさかまさかの怒涛の展開でした。
触れた人間を人形にしてしまうドイツのサンタクロースの悪魔は、登場時から恐ろしいと感じていました。
しかし、そのサンタクロースだと思われていた老人も操られている人形で、黒幕はノーマークだった女性キャラ。
ジャンプ+で連載していたファイアパンチの頃から、想像だにしない展開で読者を驚かせていた藤本先生の術中にまんまと嵌められた感覚ですね。
そもそも先の展開など読めたものではありませんが、もし言葉通りであればデパートにいたメンバーは地獄の悪魔に地獄に連れていかれたということになります。
地獄とは果たしてどのような場所なのか。
そして、どうすれば元の世界に戻れるのか。
恐らく、「デパート内の全ての生物を地獄へ招く」というところがキーワードとなるように思います。
デンジは地獄の悪魔の発動前に死亡しています。
つまり、生物ではありませんから、地獄には連れていかれなったのでは無いでしょうか。
実際、デンジの靴は地獄にはありましたが、デンジの姿は描写されていませんでした。
地獄に行かずに済んだデンジが、師匠と対峙する展開を個人的には期待します。
以上、引き続き64話以降も目が離せないですね。
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