2020年3月18日発売の週刊少年マガジン2020年16号で、『ダイヤのA act2』205話が掲載されました。
『ダイヤのA act2』205話は、1番の菊永に続いて五島も降谷の初球のストレートを打ちます。
結果はアウトになりましたが、降谷のストレートに振り遅れないスイングに御幸は警戒し、創聖高校の小泉監督は余裕の態度でした。
3番の七月に対して狙いはストレートなのかを探るために縦のスライダーを投げさせたがそれを振ったので驚きを隠せない御幸。
結果、狙いが何なのかが分からずに七月に四球を許してしまい、四番の奈良を迎えてしまいます。
果たして、この回を無失点で切り抜けられるのでしょうか。
本記事では、『ダイヤのA act2』205話『ベンチの鏡』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ダイヤのA act2 205話のあらすじネタバレ
2番の五島は降谷のストレートに怯むことなく打つも、ショートゴロになってアウトになりました。
これでツーアウトになりましたが、御幸は苦い表情をしていたのです。
その理由は五島も1番の菊永と同じように降谷のストレートに振り遅れる事無く打ち返したかであります。
そして3番の七月が打席に入り、小泉監督は野球はツーアウトからだと言っていたのです。
今のところストレートにしか狙っていないから本当にストレートを狙っているのか、別の球を狙っているのか分からないから次はこれを投げるように降谷にサインを送りました。
降谷は縦のスライダーを投げますが、七月は思いっきりバットを振って空振りになったのです。
初球から変化球を振ってきたと思いながら手が出ちゃうと呟く七月を見つめる御幸。
それから御幸は降谷に対して高めのストレートを投げるように指示し、降谷はその通りに投げるも七月は全然手を出す気配がありませんでした。
全然相手の狙い球が分からないと思いながら御幸はリードをするも、七月に四球を与えてしまいます。
観客席から見ていた小湊亮介はツーアウトからの四球とは懐かしいと口にしていたのです。
ベンチでは沢村がこれは定番でありお約束だと、これは降谷のあいさつ代わりだとヤジると降谷の元に来ていた御幸は言われてんなと言います。
御幸はツーアウトだからランナーの事は気にせずにバッターに警戒するように言うと、ポジションへと戻ったのです。
打席にはかつて東京代表として一緒に戦っていた奈良が打席に入っていました。
ベンチ裏から試合を見ていた大和田は奈良は東京代表に選ばれた選手だから御幸も怖さは知っているはずだと言い、峰も降谷の立ち上がりから創聖高校としてはチャンスを広げたい筈だと言ったのです。
御幸は一時的に一緒に戦った同士なのにこっちを一度も見ないという事は、今は戦うべき敵だと認識しているのだと察します。
そして勢いづかせないように慎重に入ろうとしており、降谷は外角に縦のスライダーを投げたのです。
対して奈良は足を踏み込みますが、バットを振ることがなかったのでボールになります。
奈良の様子から御幸は外角を狙っているのではないかと思って、内角にミットを構えたのです。
降谷はその通りに投げて、奈良はバットを振るもファールになってしまいます。
その際に御幸はかなり窮屈なスイングをしていたから内角を攻めていれば、抑えられると思ってもう一度内角を投げさせたのです。
そうしたら奈良は上手く引き付けて打つ事で、打球は小湊春市の横を抜けるライト前ヒットになり、ランナー1・2塁になりました。
次は5番の柳楽が打席に入ります。
御幸はここまで相手のスイングも鋭い事からかなり振り込んでいると感じつつ、狙い球が分からないと困り果てていました。
そんな中、ベンチから沢村がまだ初回だと、ツーアウトだから止めれば問題ないと、内野は近い所で止めて外野は抜けたらバックホームしろと大声で言ったのです。
観客席から見ていたクリス達は沢村らしいと呟きました。
降谷は言われなくてもここで止めると心の中で呟き、御幸も初心に帰って降谷の得意球であるストレートを投げ込ませるようにサインを出したのです。
そして降谷はストレートを投げ、柳楽はど真ん中のストレートに手も足も出ません。
ダイヤのA act2 205話の感想と考察
創聖高校は中々の曲者ですね。
自分達が狙っている球を相手側に悟られずに、来る球に対して敢えて見逃したり振ったりしたと思いますが、これで御幸を混乱させたのですから作戦的には成功だと思いましたね。
実際、御幸は相手の狙い球は一体何なのかと大分困惑していましたからね。
このまま行けば創聖高校側の思う壺だったと思いますが、ベンチにいるエースの沢村の檄によって降谷と御幸が立ち直ってしまったので目論見が崩れた感じになったのではないでしょうか。
しかし、創聖高校の狙い球が未だに分からないのは事実なので、果たしてそれが何なのか気になるところですね。
次回206話は降谷が柳楽を抑えるのではないかと思います。
今回の話の最後で降谷はストレートを投げていましたが、かなり威力があったと同時に柳楽も手も足も出ませんでした。
降谷の調子が好調だった時のストレートはそうたやすく打てるような球ではありませんので、きっと最後に投げたストレートは好調時に球なのだと思います。
きっと沢村の言葉を受けて冷静になったと同時に、絶対に抑えてみせると思ったのでしょう。
そうなった降谷は余程の事がない限りは打たれないと思いますので、抑えてくれるものだと思います。
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