ドラマ「テセウスの船」第8話では、原作漫画とテレビドラマの内容が違うところがたくさんありました。
今回のドラマ第8話は原作漫画とどこが違うのか調べてみました。
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ドラマ「テセウスの船」第8話は原作漫画の何話分?
2020年3月8日に放送分「テセウスの船」第8話は、原作漫画ではどこまでの内容だったのでしょうか?
調べてみると、
ドラマ第8話分は、原作漫画の第82話~(10巻途中)
ですが、ドラマオリジナルのストーリーが多く、原作漫画とは全く違う内容になっています。
ドラマ「テセウスの船」第8話で原作漫画と違うところは?
ドラマ「テセウスの船」第8話の中で見つけた原作漫画との違いを一部紹介していきます。
さすがにすべては紹介しきれないので、気になる方は原作漫画を読んでみてくださいね。
道をさえぎるのは野菜カゴ?
和子は鈴と慎吾を連れて、村を離れ、親戚の家へ車で向かいました。
山道を運転していると、道の真ん中に野菜カゴが置いてあり、道をさえてぎっていたのです。
和子は車から降り、車が通れるようにカゴを道の端に運んでいると、何者かにスタンガンを突きつけられ、気を失っている間に3人は監禁されてしまいます。
原作漫画では、道の真ん中に置いてあったのは、三角コーンでした。
コーンより野菜カゴの方が運ぶのが大変なので時間が稼げるし、犯人の思うツボですね。
心がはっと汁を毒味?
お楽しみ会で子どもたち全員にはっと汁が配られ、みんなでいただきますをしてもうまさに今食べようとする時に、慌てた心は、子どもたちに毒が入っているから飲まないように大声を上げます。
しかし、みきおがさっきも僕が毒を持っていると疑ったと言うと、周りの子どもたちは心がうそつきだと責め立てます。
そこで心は本当は毒なんか入っていないと信じたいから、自分が先に飲むと言って、心が毒味をします。
ここは原作漫画にはない、完全オリジナルストーリーです。
心が毒味をすると何も入っていないことが分かり、このままお泊り会も無事に終わるところもドラマのオリジナルになります。
慎吾も監禁された?
和子、鈴、慎吾の3人は車から犯人に監禁され、みきおが音臼小の体育館に監禁されている3人を見つけ、助けだします。
しかし、原作漫画では、監禁されるのは鈴と和子の2人で、慎吾は監禁されず、山の中で彷徨っていたところを偶然通りかかった佐々木紀子に助けてもらい、学校まで連れて行ってもらいます。
ドラマと原作漫画では慎吾の年齢設定も少し違うように思うので、ドラマでは3人まとめて監禁されてしまったのでしょうね。
心が和子に音臼小事件の真相を話す?
何者かに監禁されていた和子と鈴、慎吾は無事に家に帰ります。
心は和子に、音臼小で21人が殺されるはずだったけれど起きなかったことや、犯人はみきおでまだ何があるか分からないからもう一度村を出てほしいとお願いします。
それを聞いた和子は、警察官の妻として家で子どもたちを守るから村を出ないと心に言います。
ここは原作漫画にはない、ドラマのオリジナルストーリーになります。
ドラマは家族愛が強く表現されているので、和子が佐野文吾のことを心から尊敬し、家族をとても大切に思っていることが感じられますね。
キャンプ場に呼び出された佐野は?
一本の電話が駐在所にかかってきます。
相手はみきおでした。
一人でキャンプ場まで来てほしいと言うみきおに佐野は了承し、キャンプ場へ向かいます。
キャンプ場には今までみきおがワープロでつづっていた犯行に関わる日記を見つけ、これまでの事件は全てみきおがしたことだと悟ります。
なぜ自分を狙っているのかと佐野がみきおに尋ねると、鈴のためだと答えます。
そして正義はひとりで言いと言った瞬間、何者かにスタンガンを当てられ、佐野は気を失ってしまいます。
その頃、心は駐在所に戻ると、佐野からの置き手紙がありました。
一人で決着をつけると書かれた文章を見た後、筆跡の跡があるのを見つけ、鉛筆でこすりだすとそこにはキャンプ場の名前が書かれていました。
急いでそのキャンプ場に向かうと、心はパトカーが停まっているのを発見します。
パトカーの扉が開いているので、慌てて覗き込むと、後部座席にはみきおが倒れていました。
ここはドラマのオリジナルストーリーです。
みきおと佐野が原作漫画以上に絡みがあるので、これがどんな展開になるのか楽しみです。
「テセウスの船」の原作漫画を無料で読める?
原作漫画を読んでみたくなったという方や、ドラマと原作漫画との違いを自分の目で確認したいという方に、原作漫画を無料で読める方法はないか調べてみました。
いくつかの電子書籍サービスでかなりお得に読めることがわかりました。
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
ドラマ「テセウスの船」第8話の感想や考察
ドラマ第8話は、原作漫画と全く違うストーリー展開になっていったので、見ていてハラハラドキドキしました。
心が和子に、もう一度村を出てほしいとお願いした時、和子が警察官の妻として村に残ると話したのが、見ていて涙が出ました。
詳しいことは分からないけれど、佐野が必死になって事件を追っている時は、和子も同じように全力で佐野のサポートをして、家族を守っていたんだなと思うと、本当に和子は素晴らしい奥さんだと思いました。
監禁されていた3人も無事に見つかり、お泊り会も無事に終わるなんて、原作漫画を読んでいた人間からすると、誰も予想していなかったと思います。
お泊り会が無事に終わって、これからどんな展開になるんだろうと思った瞬間の展開が早くてびっくりしました。
和子が襲われた時も、佐野が襲われた時もスタンガンを使った人間が、みきおの共犯者ということですよね。
もしかしたら本当に、村の中の誰かがみきおの共犯なのかもしれないと本気で思ってきました。
桜の下で、村人(今野)と田中義男の長男(せいや)が話していた内容もかなり気になります。
過去に何か事件があったという伏線ですよね。
最終回まであと2回くらい?なのに、こんな伏線がここで出てくるとは、原作漫画と同じくらいドラマも面白いです。
真犯人は誰なのか考えた時に、スタンガンがちょっと気になったのですよね。
この時代にスタンガンがあったのかなぁと思いました。
もしこの時代に簡単に手に入るものではないのであれば、やはり共犯者は未来から来た大人のみきおの可能性も考えられますね。
次回9話では吉本新喜劇の小藪さんが馬淵という刑事役として出てきますが、これは原作漫画では登場していないキャラクターなので、ますます原作漫画との違いが楽しみになってきました。
今回のドラマ8話で原作漫画の最終巻結末前までは描写されているので、9話以降はほぼドラマオリジナルのストーリーになるのではないかと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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