2020年2月26日発売の週刊少年マガジン2020年13号で、『彼女、お借りします』129話が掲載されました。
『彼女、お借りします』129話では、映研の力を借り、約2週間の映画撮影が始まります。
意気込む和也は、プロデューサーとしての役割を果たすことが出来るのか。
本記事では、『彼女、お借りします』129話「撮影と彼女①」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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彼女お借りします129話のあらすじネタバレ
8月17日水曜日、照りつける日差しの中で和也は、監督に急かされながら汗だくで、撮影現場のごみ拾いをしています。
他にも通行人の足止めや、触ったこともない撮影道具の準備、スタッフたちの飲食の買い出しに走り回っています。
そんな慌ただしい映画撮影も、半ばを迎えていました。
買い出しに行った和也は、片手にサンドイッチもう片手にはドリンクをそれぞれ人数分持ち、プロデューサーとは何だと途方に暮れていました。
一方水原は、みんなから演技を褒められ、存在感もあり、荷物を運んだりなど気配りも出来るので、あっという間にスタッフたちとも打ち解けていました。
そんな水原の台本には、たくさんの付箋が貼っており、表現の仕方や気持ちなど、細かい書き込みをしていて、かなり読み込んだことが分かります。
じりじりと照りつける暑さ以外は、順調に撮影が進んでいました。
和也は監督から、主人公の後輩役の子がいると頼まれており、その役にと連れて来たのは瑠夏でした。
にこにこと元気よく挨拶をする瑠夏に、演技は大丈夫かと心配する和也。
しかし瑠夏は、水原に対抗心を抱いているので、しっかり読み込んできたと自信満々です。
それよりも、和也と水原の関係が気になる瑠夏は、この撮影を利用して距離を詰めようなど考えていないか、和也に迫ります。
瑠夏に言われ、妄想をしてしまった和也ですが、もちろんそんなつもりはないと否定します。
撮影中の水原はかなり集中しており、水原にとって大切な撮影なので邪魔をしたくないと、和也は真剣に考えていたようです。
瑠夏は和也の気持ちを汲み取り、水原の撮影の様子を和也に聞くと、和也は水原をベタ褒めします。
やきもちを焼いた瑠夏は、二人で水原の舞台を見に行く約束が果たされてないことを怒り始めました。
逃げるように撮影の手伝いに戻った和也に呆れながら、遠くから瑠夏は、本格的な撮影現場に感心していました。
水原の読み込んだ台本を見て、少し不安になってきた瑠夏は、もうそろそろだからと呼ばれ、水原の演技を初めて間近で見ます。
別人のような水原に圧倒され、暑い中誰一人文句も言わず、細かく撮り進める撮影に目がくぎ付けになる瑠夏。
緊張しているのか、自分の胸が高鳴るのを感じ、今まで自分のことをロボットみたいだと悩んでいた瑠夏は、そのドキドキを心地よく感じています。
和也からどうしたのかと声を掛けられますが、すっきりとした笑顔で瑠夏は何でもないと答えました。
彼女お借りします129話の感想と考察
8月に外で撮影など、かなり暑いでしょうに、みんな汗だくで頑張っていましたね。
和也にいたっては、プロデューサーというより雑用係でした。
水原もさすがの演技力で、みんなを魅了していましたが、かなり努力家だということが改めて感じることが出来ました。
そしてまさかの役者としての登場の瑠夏。
役者として出るのかと驚きました。
常に水原をライバル視している瑠夏は、台本もしっかりと覚えてきたみたいですが、それでも初心者なので、どんな演技になるのか楽しみです。
和也と水原の関係を気にしていた瑠夏ですが、撮影現場を見て、理解はしてくれたかなと思います。
ずっと走り回っている和也にそんな余裕はないですし、水原も女優モードで真剣です。
そんな二人や、スタッフたちを見たら、そんな不安な気持ちも消えたでしょう。
今までドキドキしたことがないと悩んでいた瑠夏ですが、暑い中汗だくで頑張るスタッフや、圧倒されるほどの演技をする役者などを見て、緊張や不安、興奮を感じ、ドキドキと自分の胸が鳴っているのが分かった瑠夏に、とても嬉しく思いました。
他の人よりはドキドキすることが無かったかもしれませんが、ようやくそんな場面に出会えたということです。
もしこの撮影がきっかけで、瑠夏も役者を目指したら面白いなと思います。
水原とは永遠のライバル!みたいな関係になるのもいいですよね。
次回130話は、瑠夏の演技が見られるのか、とても楽しみです。
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