2020年1月27日発売の週刊少年ジャンプ2020年9号で、鬼滅の刃191話が掲載されました。
190話では、善逸、伊之助、カナヲという助っ人も増え、かつ伊黒の赫刀による斬撃で僅かに無惨がひるみ始めます。
さらに悲鳴嶼が自身の鉄球と刃を強く当て合うことで、自分の日輪刀を無理矢理赫刀にするという方法を思いつき、それを見た不死川は冨岡を呼びつけ、互いの刀を当て合い、互いの刃を赫刀へと変化させます。
夜明けまでの時刻を一時間三分としながらも、未だを無惨との対峙が続いていたのでした。
本記事では、鬼滅の刃191話「どちらが鬼か」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
<< 前話 | 一覧 | 次話 >> |
鬼滅の刃191話のあらすじネタバレ
兪史郎によって、炭次郎の腕に何本も鬼化のから回復する薬を打たれていました。
炭次郎の体を運んできた村田が何やら必死になって炭次郎の右手を動かそうとしていました。
それを見かねた兪史郎が何事かと村田に問えば、刀を離してやろうとしていたのです。
しかし強い力で日輪刀を握りしめているために離すことができなかったのです。
意識もないのにと言葉を詰まらせる村田に、兪史郎はまだその体に戦いに向かう意思があるのだと諭すのでした。
そして兪史郎の看病のおかげで炭次郎に脈が戻ります。
戻って来いと村田はその声を震わせて叫びます。
何度も名を呼び、夜明けが近い、無惨を倒しに行こう、と声をかけるのでした。
しかしその呼びかけむなしく、再度脈が弱まってしまいます。
もう無理かと兪史郎があきらめかけたその時、村田が「無惨が逃げちまうぞ、早く行かなきゃ!」と叫びます。
その瞬間、強い音が響きます。
ぎしぎしと響く音が何かと慌てていますがそれが刀からだと気付くのでした。
炭次郎が強く刀を握りしめる音が響き、そして炭次郎の無事な左目が開いたのです。
ちょうど無惨のいる戦場には、猫を追ってきたであろう隠の一人がその戦いを見ていました。
人数が増えたことにより若干でも押しているように見える無惨との戦いにわずかな希望が生まれていたのです。
ついに無惨を倒せるんだ、と。
そして戦う柱たちは、善逸たちが落とした兪史郎の印が書かれた紙を拾います。
それをつけることで、見えなくなっている善逸たちの姿が見えるようになり、使えるものは使ってやるという気概になります。
伊之助も柱たちの赫刀をやりたいと騒ぎ出しますが、それをとどめようと善逸とカナヲは条件を伝えようと言葉を紡ぐのでした。
僅かながら余裕が出てきたことで、柱たちは戦いに集中することができるようになりました。
透き通った感覚で無惨の体を補足することで、戦いに有効な情報を得られると悲鳴嶼は冷静に対処し、それを、仲間の柱に対して同様のことをするように進言するのでした。
そして伊黒がその言葉と共に無惨を視たところ、伊黒にも無惨の体が透けて見えたのでした。
しかしその瞬間、強い音が響き渡ります。
隠れていた隠の一人も思わず驚き辺りを見回しますが、そこに柱も、善逸、カナヲ、伊之助、誰一人いないのです。
そして隠の人が不意に壁を覗くと、そこには、壁にたたきつけられた悲鳴嶼の姿があったのでした。
不死川も冨岡も伊黒も、善逸も伊之助も、皆攻撃に倒れ伏してたのでした。
それまで兪史郎の印を書いた紙が剥がれて、早すぎる、というセリフと共にカナヲの姿が現れます。
早く立って、足、動け、動け、倒せ、こいつを。
というカナヲの悲壮な思いが葵たちの顔と共に浮かび上がります。
姉のしのぶのように、最期まで、と気合をいれますが、カナヲは動くことができません。
それを見ていた隠の一人が走り出します。
諸共斬ろうと腕を振り上げた無惨に「ヒノカミ神楽輝輝恩光」が襲いました。
炭次郎が復活したのです。
カナヲはその存在に名前を呼ぶことができず、炭次郎はただ謝ることしかしませんでした。
そしてカナヲを隠の人に頼み、無惨と対峙するのでした。
その姿は無惨が醜いというほどまで人間離れしており、どちらが鬼か分からないと言います。
しかし炭次郎はそれを意にも介さず、ただ終わりにしよう、といったのでした。
鬼滅の刃191話の感想と考察
炭次郎が復活したとはいえ、彼も万全な状態ではないですし、もう切り札となり得るのは禰豆子だけとなりますが、禰豆子を無惨に近付けると何か悪いことにつながるのではないかと思わずにはいられません。
それでも炭次郎が新しい型を習得して戻ってきたのは心強いととるべきですね。
更にもう一つ。煉獄家に、その存在だけはひっそりと伝わっていた凶祓い(マガバライ)を成す事のできる、唯一の手段も何かある可能性があります。
これには千寿郎の存在が不可欠ですからすぐに習得することは難しいでしょう。
さて、それにしても、この後の対無惨はどのように攻略していくのでしょうか。
個人的には、そんなに簡単に柱を消し飛ばさなくてもいいじゃないか、と思わずにはいられませんでした。
一気に四人、しかも冨岡さんに至っては完全に右手が肩から外されていました、悲鳴嶼さんも左足が太ももから先がなかったりしました。
その点、がれきに埋まっているらしい不死川と伊黒、地面に寝そべる善逸と伊之助はまだ生きているとは思いたいです。
せめてもの救いはカナヲが生きている、意識があると言うことでしょうか。
炭次郎の同期の唯一一人の女性であることについても、戦うヒロインとしては絶対に居てほしいと思っていたので次回以降もまだ炭次郎の力になってくれないかと祈っています。
またカナヲと言えば、髪飾りがしのぶのものになっているのはお気付きでしょうか?
前回のカナヲ登場時から、カナヲの髪飾りが変わっています。
それもあるので、ぜひカナヲにはこの後も少し頑張ってほしいような、否、死ぬくらいならもう隠の人とどこかに隠れていてほしい、という矛盾に迫られています。
次回以降、炭次郎がそろそろ本気を出し始めると思うので、展開としてもとても楽しみですね。
<< 前話 | 一覧 | 次話 >> |

