スポンサーリンク

キングダム629話ネタバレ考察感想あらすじ!信死す、その現実を嘆き戸惑う飛信隊

漫画ネタバレ

2020年1月30日発売の週刊ヤングジャンプ2020年9号で、『キングダム』629話が掲載されました。

 

龐煖(ほうけん)を討ち取った信もその命の灯を費やす。

 

戦場から逃亡を図る趙軍総大将李牧(りぼく)を追撃すべく動き出す秦軍であったが、飛信隊はその行動に移りません。

 

自分達を指揮する信の死が与えた影響はあまりにも大きく、飛信隊は軍としての機能を喪失していました。

 

慟哭(どうこく)と激情に駆られる飛信隊の中で冷静に行動出来る者は居らず、唯々信の死を受け入れることが出来ない。

 

田里弥(でんりみ)は飛信隊の行動に不信を抱くも、その真相は飛信隊に所属する者だけが知っているのでした。

 

本記事では、『キングダム』629話『信の夢』のあらすじと感想を紹介していきます。

 

※ここから先はネタバレ注意です。

 

<< 前話 一覧 次話 >>

 

スポンサーリンク

キングダム629話のあらすじネタバレ

蒙恬(もうてん)は李牧本陣の動きから李牧が脱出したことを察します。

 

 

田里弥に説明を求める王翦(おうせん)大将軍に田里弥が、

 

①秦軍の総攻撃を凌ぐ為に李牧も総力を挙げて臨んでいる。故に李牧本陣の後背に李牧自身を守る予備兵力は用意されていないこと

 

②田里弥軍の複数の小隊が既に後背に回っており、その小隊達に李牧の首を挙げさせること

 

③李牧逃走の隊が多少用意されていたと仮定しても、秦軍右翼の大隊がそれごと握りつぶすことが可能なこと

 

の以上の3点から李牧を捕殺する体制が既に整っていることを王翦に説明します。

 

 

③については田里弥軍所属外の飛信隊が大功を挙げる結果になることになるのを釈然としない旨を捕捉します。

 

信の身を案じる蒙恬と王賁(おうほん)でしたが、戦況を見つめ続けている内にある異変に気付きます。

 

田里弥もその異変に気付き、田里弥の名を呼ぶ王翦に呼応するように、すぐさま丁雨(ていう)に右翼へ急ぎ向かうように指示を出します。

 

丁雨はそれに答え、すぐに馬を走らせます。

 

飛信隊が動いていないことに驚愕する田里弥軍。

 

田里弥は李牧への追撃行動に移らない飛信隊に理解が及ばないのでした。

 

一方、飛信隊の中では全員が泣き叫び、尾平(びへい)の腕の中に抱かれた信に声を掛け続けています。

 

その信じられぬ光景に言葉を失い、茫然と立ち尽くす河了貂(かりょうてん)。

 

力無く倒れ込んだ信に向かって必死に声を掛け続ける飛信隊。

 

信を揺らし過ぎだと副長楚水(そすい)が尾平を諫めるも、「逆だ。俺がぶっ飛ばして目を覚まさせてやる」と田永が涙ながらに信に近づこうとします。

 

それを止めさせる楚水と田有。

 

信が死ぬわけがないと絶叫する田永に飛信隊隊員達が膝を折り、頭を地に叩きつけます。

 

その喧騒の中で、尾平の腕の中から大地に下ろされた信の眼差しは虚ろなもので、左方に向けられているだけでした。

 

飛信隊の者達がこれほど騒いでも何の反応も示さない信の姿に彼等は愕然とし、副長の渕(えん)に至ってはあまりの衝撃に嘔吐する始末。

 

「早く起きろ」と必死に声を掛け続ける田永を余所に崇原(すうげん)が信に近寄り、脈を取ります。

 

「心臓も動いていない。そして、こんなにも冷たくなっている」と言葉を紡ぐ崇原に「それがどうした」と返す田永。

 

「死んだ! 信は死んだ!」と絶叫する崇原に「でまかせだ」と殴り掛かる田永。

 

飛信隊が混乱の最中にある中、全く追撃行動に移ろうとしないことに不信を覚える田里弥軍でしたが、千人将の亜花錦(あかきん)が「隊長の信が倒れたら飛信隊は動けない。良くも悪くもそういう隊」なのだと告げ、「飛信隊が動けぬならば自分達が李牧を討ち取り大功を挙げるのだ」と叱咤して進軍を始めます。

 

飛信隊の後方では信の様子を探ろうと必死に前に進もうとする者達がいましたが、混乱する現場では思うように前に進むことも叶いません。

 

田永1人が必死に呼び掛け、「お前が死んだら、飛信隊はどうすれば良い」と滂沱(ぼうだ)の涙と共に叫びます。

 

河了貂が信に近寄り、

 

「田永の言う通りだ。早く起きないと全部終わってしまう。飛信隊も、信の夢も、ここまでこんなにも頑張ってきたことも。みんなずっと応援していた。仲間が大勢死んで、辛いこともたくさんあって、それでも信のことがみんな好きだから、信の夢を一緒に叶えようと命懸けで……だから起きないと」

 

諭すように語り変える河了貂でしたが、信の眼差しは虚ろなまま。

 

「まだ天下の大将軍になっていない。嫌だ。こんなの嫌だ。起きてよ。信、死なないで。置いていかないでよ」

 

言葉を続ける内に河了貂の瞳から涙が溢れ、慟哭が木霊します。

 

そこへよろめきながらも河了貂に「どくように」と告げたのは傷付いた羌瘣でした。

 

スポンサーリンク

キングダム629話の感想と考察

飛信隊の隊長であるの死が隊に齎した影響は計り知れないものでした。

 

本来は追撃行動に移るべく、副長が指揮を引き継ぎ、軍の行動自体が止まることはありません。

 

しかし、副長の羌瘣は満身創痍、渕・楚水の2人は信の死を嘆いてその場に泣き崩れる状態。

 

軍師の河了貂ですら冷静な行動が取れずに信の死を受け入れることが出来ずに慟哭している現状は軍として致命的な弱点を持った組織であると言えます。

 

しかし、それこそが飛信隊であるとも言えます。

 

亜花錦が述べたように「飛信隊は良くも悪くも隊長信のカリスマ性によって高められた軍隊」なのでしょう。

 

飛信隊が混乱に陥り、信の名を呼び続けても何の反応を示すこともなく、唯左方を虚ろな眼差しで倒れ込んでしまった信。

 

死の描写が非常に巧みで、読者の感情移入がしやすい非常に優れた物だと個人的に思いました。

 

そこへ登場した羌瘣には何やら秘策がある様子で締めくくったのも良いですね。

 

飛信隊がこれからどうなるのか予測はつきませんが、羌瘣の秘策によって信が一命を取り留めることになるのは間違いないでしょう。

 

しかし、一命を取り留めたとしても飛信隊がこれから軍事行動に移ることは難しいと言えます。

 

朱海平原の戦いは飛信隊にとってはこれで終局という形になると思っています。

 

<< 前話 一覧 次話 >>

 



error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました