2020年2月19日発売の週刊少年マガジン2020年12号で、『炎炎ノ消防隊』207話が掲載されました。
『炎炎ノ消防隊』207話では、夢の中ではありますがアドラリンクでシンラと会ったショウ。
その結果、ハウメアに消された記憶を少しずつ取り戻します。
伝導者の考えを持つ一方で兄との出会いで抱いた感情に対する迷いからショウはある決断を下しますが、果たしてそれは一体何だったのしょうか?
そして、行動にでるショウに数多くの障壁が立ちはだかりますがそれは一体何だったのでしょうか。
そして、ショウはその行動を遂行することができるのでしょうか?
本記事では、炎炎ノ消防隊207話『脱出』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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炎炎ノ消防隊207話のあらすじネタバレ
夢の中でシンラとアドラリンクで出会ったことに驚くショウ。
彼は記憶が戻りかけていました。
「兄……」
シンラの姿を見てだんだんショウは記憶戻します。
赤ん坊のころに母親に抱かれていた時のことや地下でシンラと戦った時の事を思い出すショウ。
そして、シンラとの戦いが終わった直後にハウメアに記憶を消されたことを思い出しました。
その一方で大災害を起こすことが使命という伝導者の一派としての考えも持っていたショウ。
しかし、兄と会ったことで特別な感情を持ったショウはどうすべきか迷っていました。
「もう一度兄に会わなければ…」
兄に会うことを決断したショウは立ち上がります。
歩き出したショウはハウメアや守り人にすることを警戒していました。
その直後ショウを呼ぶ声が聞こえます。
その場にいたのはインカでした。
彼女との遭遇に本人にもバレバレの愛想のない表情をするショウ。
ショウが気になっていたのはハウメアの居場所でした。
「また例の部屋にこもってる」
インカには未来を見ることができる能力があるので長時間一緒にいたいと思っていなかったので彼女のもとから去るショウ。
その一方でインカからハウメアが例の部屋にこもっているという事を知り脱出には今が絶好のチャンスであることを知るショウ
しかし、続いてショウに声をかけたのはシスタースミレ。
彼女の近くにはいたくないという事ですぐにその場から移動しようとしたショウ。
その直後、ショウの小ささを馬鹿にするカロンが現れます。
頭を撫でられるショウは、なぜたくさんの人に会うのか気になっていました。
そして、カロンはハウメアの守り人であるので彼と一緒にいるのはあまりよくないと思っていたのですぐに去ろうとしたショウ。
「団長」
またしてもショウを呼ぶ声が聞こえます。
振り返ると後ろにいたのはアローでした。
大災害前最後のミサが始まるにも関わらずこの場にショウがいたことを気にしていたアロー。
アローの説明を聞いてなぜ人がたくさんいたのかを知るショウ。
その時考えていたのは兄あった後に自分はどうすればいいのかでした。
しかし、アローに誘われるがままにミサに向かおうとするショウ。
向かう最中にショウは今自分が持つ気持ちに正直になろうとしてアローを人質にして地上に向かおうとします。
ショウの行動に最初は驚くアローでしたがショウに従おうとしていました。
そんなアローの姿勢に疑問を抱くショウにアローはこのように答えます。
「何の疑問もありません使命だからです」
しかし、使命とは別にやることができたショウに対して忠誠を誓うアロー。
アローにとってショウに仕えることこそが使命であり、それは生きがいと思っていました。
地上にたどり着いたショウに対してついていこうとするアロー。
しかし、これ以上一緒に来ることを拒否するショウ。
それでもショウについていこうとするアローは自分の矢の限界射程距離で守ろうとします。
一方、その頃地下ではミサが開始しようとしています。
この場で初めてショウが脱走したことを知るハウメア。
「八人の柱がどこにいようと大災害は止まらない」
捜索隊を出そうとしますが、このように考えていたハウメアは特にそれには興味がない様子でした。
そして、ショウとアローは地上での移動を始めるのでした。

炎炎ノ消防隊207話の感想と考察
意外とあっさり地上に行くことができた気がするショウ。
その一方で脱出までにいろんな人たちと会っていますが、誰一人も怪しまなかったのに驚きました。
そして、久々にシスタースミレが登場していましたが、やはり、彼女も伝導者の一派側の人間という事を再認識しました。
続いては守り人としてのアローのショウへの忠誠心の凄さに驚きました。
人質にするために刃を向けられても動じず忠誠を誓うところや、地上に出てもショウについてくるなと言われてもついていこうという姿勢というのが理由です。
果たして、シンラとショウが遭遇した際にアローはどのような行動に出るのか楽しみです。
そして、ハウメアが例の部屋にこもっているとインカが言っていましたが、205話の冒頭でハウメガ登場していましたが、その時にいた部屋がその例の部屋だったのかもしれません。
次回208話の注目ポイントですが、次の2点であると思います。
まず、ショウはシンラと再会できるのかというところです。
これは、最後にショウとシンラがあって終わるような気がします。
続いて、ミサでどのようなことが行われるのか。
次回のタイトルが『終末集会』であることとこのミサが大災害前最後のものであることを踏まえると、伝導者の一派の決起集会のようなものではないかと思います。
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